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NB6C アイドリング不調 整備記録4

手配した部品を少しづつ交換していったところ、とってもひどかった、アクセルオン時のエンジンのモタツキは、最初の部品交換で解消されました。


エアフロメーター交換

簡単に交換できるエアフロメーターから交換する。

入手したエアフロメーターは中華製。ポチってから10日で入手。

右が入手したもの 左が元々のもの


殆ど同じ構造に見えるが、蓋の向きが逆になってる…。

Price @2024.09.05
 正規品:FS1E-13-215 ¥21,900-
 中華品:同等品     ¥  5,639-

一応、気になるセンサー部を見てみると、なんと構造が違っている!!こちらはアルミナ基板ではなく、一般の樹脂基板。そして両面に蟹化がはんだ付けされて載っている…。これって普通?低コスト化?

ピントが奥に…。
裏面にも何かある…。

    ※純正エアフロメーターの素子写真はこちらの記事中にあります


非常に見難いが、顕微鏡で目視確認したところ、基板にはんだ付けされていたのは円筒形の物体で、そこには細線が緻密にまかれていた。ホットワイヤー式では白金熱線が使用されるとあるが、この価格で白金熱線?ちなみに、上下ともサイズ違いで同じような構造だった・・・

この構造なら、無理にエアを吹いたりすれば、異物を吹き飛ばすときにWireが断線する可能性もあるかもね…。


で、取り付けてエンジンをかけてみる…。



あれっ?



アイドリングが安定した…。10分放置しても安定したまま…。



えっ? エアフロメーターが最初から壊れてたってこと?

外観(基板までみたのに)で何の問題も確認できなかったのに?

エンジンチェックランプついてなかったのに?

どこが壊れてたの???




まぁ、ともかく、問題はエアフロメーターだったようだ。やったー!!
約1/4の価格の部品だったけど、よかったぁ~~~!!


友人が言っていたけど、古い車は同好の氏を持ってないと、良品/不良品の判断が難しくなる。一匹狼だとお金かかるよと。確かにその通りだ。同じ車種の友人が近くにいれば、エアフロメーター比較なんてすぐだもんなぁ。ただ、ないものを欲しがっても仕方ない。


さて、直ったのであれば、これまで色々いじったので、ベースアイドルを再設定しなくては…。


すでに十分暖気はしているので、エンジンルームの助手席側にある、ダイアグノーシスソケットを開け、TEN-GND間をショートする(クリップを広げて使うと楽ちん)。するとIACVの制御を無視できるようになるので、この状態でアイドル回転数を調整。その後クリップを抜くとIACV補正が復帰する。らしい。



で、調整後に意気揚々と試験走行に出発。30kmほど走行したが、何の違和感もない。久しぶりのオープン走行。他車に比べて超低車高での張り付くようなドライブ。とても楽しい!!!エンジンは6500rpmまでキレイに回るし、信号停止時にもアイドリングは安定している。ああっ、シフトアップ/ダウン時のダブルアクセルとか、ちょっとはしたないけど3000rppmクルージングとか、とても気持ちいい!!



さあ、じゃあ、帰ったら洗車して綺麗にしてやるぞぉ!!他のセンサーも交換してやらなくちゃ!とウキウキで家に戻る。次にちゃんと晴れたら、何処に遠出しようかと思いをはせつつ、自宅に戻るための最後の鋭角ターンを回った時、ふいにアイドリングが500rpmまで落ちた!。えっ?

すぐに復帰して、そのまま安定したけど…。


その後、家の敷地内でカーポートに入れるための切り返しをしていると、前進/後進で停止する際にアイドリングが500rpmまで落ちて、すぐに復帰を繰り返す。といった症状。エンストはしないんだけど…。



エアコン負荷やパワステ負荷によるものではない。まず私はNBではエアコンを殆ど使用しない。今回もエアコンはつけていない。というか、今年はまだエアコンつけてない!(送風は使う)。退職してからは基本雨の日には乗らない(出かけない)し(出かけるときはMH34S)、日焼け上等、寒いのはオープン日和でしょって感じなので…。パワステは最初疑ったが、ハンドル切る切らないは関係なかった。


ということで、完全に直ったかといえば床喜び。まだ完全には復旧できていない様子だ。近場を走り回っていろいろな症状を確認しないと、流石に遠出は厳しいかなぁ。早く他の部品も交換し、どんどん症状を見ていこう。残念ながらまだまだ整備(&リフレッシュ)は続く



ちょっと考察

エンジン回転数が落ちたのは、エンジン回転数がゆっくりと落ちながらアイドリング状態に入った時だけ。車庫入れの時にちょっと前に出したり、後ろに下がったりするときに、エンジン回転数を上げてから停止というような状況で確実に出る。逆に、停止時にエンブレ効かせながらちょうど停止するようにすると、現象は出ない。

いずれにせよ、以前問題としていた高回転域での不安定挙動は、ほぼ直ったと思っていいだろう。原因はエアフロメーターの不具合(ODB2不検出だもんなぁ)ということだ。


さて、新たな問題となった現象だが、制御系において、アイドリング中とアイドリング域外での境界の受け渡しができていないのではないだろうか? アイドリングより高い回転数からアイドリング域に入った時に、状態の受け渡しをシステムで補正がかけられず、アイドリング設定回転数を過ぎて回転数が落ちていき、落ちすぎたことを別のセンサーが検出して補正をかけて復帰するという感じか? 少なくとも、以前のようにアイドリング状態で安定しているときにハンチングするようなことはなくなった。


通常のアイドリングでは安定しているが、アイドリング領域外からのアイドリング状態への移行時に何らかのデータが欠落している?それって、IACVがきちんと動いていないのか?

エアフロメーターも、掃除しても影響なし。分解して目視検査でも悪いところなし。エンジンチェックランプついていなくても、交換したら症状が改善したみたいに。IACVも取り外してがっつり洗浄したつもりだったけど、NBのIACVはセンサー交換じゃなくて、一体型。これって大事なセンサー先端が綺麗になっていないってこと? ああっ、いくらするんだ?

アイドル エアーコントロール バルブ : BP4W-20-660  ¥37.980-

ごめんなさい、簡単に手が出ません…。


結局、手持ちのOBD2が貧弱なので、原因究明が現象からの類推なので大変だ。まぁ、趣味なのでそれもいいけど。となると、最近の車は大変だなぁ。

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