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NB6C アイドリング不調 整備記録3

前回までで、主要因と想定したクランクアングルセンサ以外の確認はしたものの、なんら効果はなかった。

そこで、できる範囲内での分解清掃を行う。

スロットル清掃

スロットルバルブをインマニから取り外し、IACVと併せて分解清掃を行う。

エアーインテーク パイプを外すと、スロットルバルブのバタフライが顔を出す。

スロットルバルブ


ここは最初のチェックにて、エンジンクリーナーで掃除したから綺麗になっている(ように見える)。が、バルブを開いて奥を見ると、

スロットル開いてインマニ内部を望む


真っ黒である。ブローバイ(未燃焼ガス)がそのまま積もりに積もった結果なのか?バタフライの外周がやや黒いのは、モリブデンコート。絶対にこれをはがしてはいけない。他に使いようのない溶液を買わなければいけなくなる・・・。

スロットルバルブを外すのだが、冷却液を盛大にばらまくのを防ぐため、抜いた冷却液ホースにゴルフのティーをぶち込んでおく。結構漏れちゃったけど…。

冷却液ぶちまけ防止


カプラを2つとボルト(下側2つ)/ナット(上側2つ)の計4つ、あと、アクセルワイヤを外せば、スロットルボディが取り外せる。取り外した後のインマニ入り口がこちら。

インマニ入り口から内部を望む


インマニも外して掃除したいけど、どうするか…。インマニの接続面が黒いのは、メタルガスケットが黒色なので。こいつは要交換。とりあえずはこのままの状態でできるだけやってみるだけとする。

写真下部のネジ2本が、EGRバルブなので、併せて掃除するためにここで外しておくと楽ちん。

外したスロットルバルブのインマニ側を見ると…。

スロットルバタフライ インマニ側

恐ろしく汚い。真っ黒くろすけである。なので、エンジンクリーナーぶち込んで掃除する。なお、IACVは既に分離している。


掃除中のスロットルボディとIACV(左)


何度も繰り返した後に、出てきた溶液がこちら

掃除後の廃液


とても汚いです…。


あわせて、同じく外したEGRバルブも掃除するが、

EGRバルブ側 と インマニ側

いや、ちょっとこれ何?やばいんですけど…。べっちょりドロドロへばりついている…。


エンジンクリーナーで溶かすどころじゃない。綿棒で掻きだしてもまだまだでてくる。何とか見える部分が綺麗になり、すべて組み付ける。


メタルガスケットは自作できないけど、単なるガスケットは低コストの固め自作。IACVとスロットル部のガスケットを示す。

ガスケットを自作してみた


組付け前に、インマニの掃除。

インマニ 掃除後


流石に奥の方は無理だったけど、かなりきれいにできたと思う。というか、これ以上は厳しい。


で、すべて元に戻してエンジンをかけてみた。


何も変わらん・・・。若干よくなった気もしないではないが、気のせいレベルだと思う。


バキュームセンサ―清掃

簡単に取り外せるので、やってみる。

上がバキュームセンサ、下がソレノイドバルブ


外してみたが、綺麗なもの。一応エンジンクリーナーを軽く流してみても、何も汚れはついていない。参考までに、NB2にはブーストセンサ―はないとのこと。なぜゆえに? そもそも、このセンサーが問題ある場合、エンジンチェックランプがつくらしいし。


またしても、何も変わらず・・・。


ソレノイドバルブ不良?

電圧の有無でバルブをON/OFFしているだけ(開度調整してる?)。多分何の問題もないはずだし、OBD2にErrorが出るはず。簡単なので、電池Boxが入ってきたら、On/OFFしているか確認してみる。



さてさて、部品交換をする時期(部品入手予定)になってきた。それで改善傾向がみられなければ、お店に持っていくしかない…。

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