大学留学は甘くなかった…ポーランド留学初日編
Hello, Dzien dobry!🎀
これから2回にわたって9月末に日本を出国してからの、ポーランド留学1ヶ月目について話します!留学経験者の方々にとっては、共感できる話やご自身のしんどかった経験を思い出して痛く感じる部分もあるかもしれません🙇♀️
お付き合いください。
1. 日本を出国!二度目の出航
9月末日、家族やたくさんの友達に見送られて日本を旅立ちました。あの日から2ヶ月が経ったと思うと、早いような長かったような。
交換留学の秋出発は国によっても異なりますが、早い地域は7月末や8月中に出発します。私も当初8月くらいに出ると思っていたので、9月末と知った時は驚いたし、先に出発する友人を見送りながら自分はまだまだ先だなと思っていました。その分、夏休みはほぼフル尺で日本にいることができ、出発前の日本時間をたっぷり堪能することができました。この思い出たちがポーランド到着後の私にいろんな意味で影響してきます…。
2. 試練多すぎな初日〜入寮〜
約1日半かけて留学先のクラクフへ到着しました。ワクワクというよりは移動の疲れでいっぱい。でもきっと素晴らしい留学生活が始まる!と意気込んで寮へ到着したら…。
私が到着した日はちょうど入寮初日でたくさんの入寮を待つ行列が。関係者らしき人は見当たらず、何が起こっているのかもわかりません。私も周りもみんな大きなスーツケースを何台か持っていました。大学の寮だし、到着したら温かくスタッフが迎えてくれると思っていたのでまずこれがショックでした。約1時間ほど待ってようやく入寮の手続きは始まりましたが、ここでも一切の説明なし。状況を理解せぬまま私の番が来ました。事務室には機嫌悪そうなスタッフが2人。”Welcome!“の一言もなく、作業のようにパスポートを確認し、書類を書かせ、部屋の鍵を受け渡しします。そして9月分の寮費を請求してきました。カードが使えると思っていたので現金を持っておらず、その旨を伝えると「じゃあ下ろしてきて。隣のスーパーにATMあるから。」と突き放されました。海外では特別なことではないけれど、長時間重い荷物と共に移動して来た私のメンタルは抉られ、笑
荷物と共に一旦部屋へ行こうとエレベーターへ乗り、自分の階で降りた瞬間に涙が滝のように溢れました。「まだ泣くの早いって!」と思いながらも、部屋に入ってからも止まらず、ベッドとと机しかない無機質な部屋で声を上げて泣きました。
〜ルームメイトとの2人生活の始まり〜
泣くのがおさまるまでひたすら何もせず待ち、日本の友達に電話して助けてもらい。なんとか気持ちが落ち着いた頃、ルームメイトが入室してきました。
私の寮は全部屋2人共用。生まれてこのかたひとりっ子の私は共同生活など絶対に無理と思い、出発前に何度も大学や寮に1人部屋を希望しましたが断られました。「今日から2人生活をする覚悟もしなければならない」この時点でメンタルはほぼ終わっていました😇
入ってきた私のルームメイトは中国人の大学院生。既に2年間この大学で学位を取得し、この寮にも慣れています。穏やかで優しそうな同じアジア人の彼女に少し安心できました。やっていけそうかも。いや、もうやっていくしかない。自分に言い聞かせました。
実は入寮日に布団やシーツ、枕を取りに行かなければいけなかったけど、泣き疲れた私はそれを逃し…。困っていたところ、ルームメイトが自分の持っていた布団を貸してくれました。おかげでその日は死んだようにぐっすり眠れました。電気ケトルなど必要なものを彼女が結構持っていたので温かいものも手に入れられ。1人だったら何もできず絶望していたと思うので、彼女がいてくれて良かったと思いました。
3. 現実は想定外ばかり
思えば4年前の高校留学初日でも、想定外の多さや不安で部屋に入ってから大号泣していました😂
今回は大学留学だし、2回目で慣れているし、なんとかなるでしょと思っていた自分。当然温かく受け入れてくれるだろうと期待していた自分。4年前に負けないくらいにこんなに泣くとは思っていませんでした😇
つい日本にいると遠い海外生活には期待が膨らんでしまいます。現実がそんなに甘くないのはわかっているはずなのに。文化も価値観も土地も違うんだから、想定外なことの方が多くて当然。ただ数時間前まで呑気に日本で暮らしていた自分には、そんな環境へ入ることへの心の準備が足りていなかったのだと感じました。