フォロワーにオススメしたいKPOPソング①
というテーマを基に考えてみる。目標はこのテーマから逸れないことで…………。
韓国のアイドルが出す曲は主に3種類ある。殆どのメンバーが母国語の韓国語、第2市場である日本語、グローバルに向けた英語だ。曲数も韓国語>日本語>英語のグループが殆どだと思う。
ジャンル分けして紹介していくつもりだったが目次の作り方が分からないので頑張ってスクロールしてほしい。ごめん。
①日本語バージョン&日本で出した曲
日本語バージョンとは、本国(韓国)で出した曲を日本語に翻訳し新曲として出されるものである。昔の曲は韓国語バージョンのMVから音源と口パクを変えただけの映像がそのまま日本語バージョンのMVとして使われていたが、近年では新たに映像を撮り直すグループも多い。
また、日本語バージョンは翻訳して歌詞を考える人の力量によって出来がかなり変わるので、韓国語バージョンはカッコイイのに日本語バージョンはなんとも言えない恥ずかしさが伴うものも数多くある。が、そんなファンにとっては博打のような日本語曲の中でも、楽しく聞ける良質な曲をオススメしたい。
Force/TOMORROW X TOGETHER
↑TOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥゲザー)がTHE FIRST TAKEに出た時の動画。アニメ「ワールドトリガー」の2ndシーズンのOPであり、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が楽曲提供をしている。
ミセスことMrs. GREEN APPLEと言えばCMやSNSなどで聞いたことある人も多いだろう。「青と夏」、「インフェルノ」、「ロマンチシズム」等数々のヒット曲を出している日本のバンドだ。この曲もミセスらしさが各所から溢れだしている。
1度聞けば歌声から大森元貴へのリスペクトが感じられるはず。また、韓国人は"つ"の発音が苦手で"ちゅ"になってしまうというのはよくある話だが、Forceで聞ける彼らの歌声はしっかり"つ"に聞こえるのでそこにも注目してみてほしい。
Dun Dun Dance/OH MY GIRL
OH MY GIRL(オーマイガール)が韓国で出した「Dun Dun Dance」の日本語バージョン。ちなみに、TikTokで流行った「Dolphin」や「Nonstop」、最近ではGirlsPlanet999で使われていた「The fifth season(5番目の季節)」なども日本語バージョンが出ている。
このグループは本当に日本語バージョンの歌詞が上手く、違和感無しで原曲の雰囲気をそのままに日本語の曲として耳に入ってくる。
この曲で驚くべきは語彙の取捨選択の判断力と意訳力だ。韓国語のMVには日本語字幕がついているグループが多いのだが、この曲のサビの日本語字幕では
「世の中に背を向けて飛び上がろう 思う存分に」
というものが、日本語バージョンでは
「地球にさよなら 飛んでっちゃおう」
となるのである。
どんな思考してたらそんな簡潔にまとめられるんだ………………。
日本語バージョンには言葉が簡単になったことで『曲の雰囲気を削ぐのではないか?』という問題が出てくるものも多いのだが、「Dun Dun Dance」は"複雑な世界を抜け出して貴方と楽しく踊りたいの"という曲なのでかなりしっくりくるのである。
聞き心地が楽しいのでオススメ。
Run to You/SEVENTEEN
K-POPなのに圧倒的アニソン。
SEVENTEENとは、楽曲制作や振付、コンサートのセトリまで殆どを自分たちで担当する"自主制作ドル"の異名を持つ13人グループ。
これを作ったウジは「アニメソングをイメージして作った」との事。
そんなウジだが、実はアニメオタクらしく『キン肉マン』や『デジモンフロンティア』『満月をさがして』『カードキャプターさくら』なども見た事があるそう。ジブリや君の名は、クレヨンしんちゃんなどの国民的アニメを知っているアイドルは度々いるが、ここまでマニアックだとdアニメストアでも登録してるのかよと思う。
それは置いておいてこの曲がどれくらいアニソンを感じるかと言うと、"聞けばOPのカットが浮かぶ"くらいである。アニメとコラボやOPをやっていた訳でもないのに、存在しないアニメのOPが脳内に流れ込んでくる…………。友人の2次元オタク数人にも聞かせてみたが、同じ感想を抱き聞いた人同士で架空のOPで盛り上がっていた。それに
おんなじ何かを そう 僕は求めて
でも今の僕にないから いつかまた会おう
その日まで元気に過ごさなきゃダメだよ
君の時間と君のいない時間
どんなに過ぎても 想いに賞味期限はない
君がいないこの時間も 胸の秒針は止めないよ
という歌詞がズルすぎる。聞けばわかる、メロディとこの歌詞で胸を締め付けられて聞き終わる頃には創作意欲が湧く人も少なくないだろう。
私はSEVENTEENのファンではないし、この曲が作られた背景も最初知らなかったが、初めて聞いた時あまりの良さにこの曲のことしか考えられなくなった。それくらい良いのである。
FIESTA/IZ*ONE
↑これはファンメイドの韓国語のMVに日本語バージョンの音源を差し替えて韓国語字幕を入れた動画だが、公式の日本語バージョンのMVが無いため気になったらサブスクなどで聞いて欲しい。
IZ*ONE(アイズワン)というオーディション番組から誕生したグループの「FIESTA」の日本語バージョン。この曲は「La Vie en Rose」「Violeta」と続いた花三部作の最終章だと言われている。(花三部作…花をモチーフに3曲を通して物語が繋がっている作品)
デビュー後も様々な苦悩に立ち向かいながらアイドル活動をしてきた彼女らの人生と重なるような歌詞がより曲に深みを持たせている。
日本人メンバーである宮脇咲良が日本語バージョンの作詞をしており、繊細な語彙で日本語バージョンとは思えない(日本で出した曲のような)クオリティの曲が出来上がっている。
目覚める今 その時だわ
夢を見続けてた この時間に終わりを
FIESTA 心熱く燃え盛り 季節が息を吹き返す
太陽は私を照らし 永遠に沈まない
あなたも さあ ここへ
熱い情熱を秘めながらも上品に舞う祝祭の曲に1度聞いたら病みつきになるに違いない。
Dreamers/ATEEZ
「デジモンアドベンチャー:」のエンディング。
草原や夢を思い浮かべる爽やかなアニメソングになっている。
ステージでの曲への憑依具合から見る側をステージの雰囲気にのめり込ませる迫力で有名なATEEZ(エイティーズ)だが、この曲はまるで少年の心を思い出すようなデジモンにピッタリのアニメソングになっている。
共に走り抜けるから迷わない
道はまっすぐ ride with you
夢は覚めない終わらない諦めない
叶えて 歩んで Cuz we're dreamers
単純なことが大事な時もあるよね、ジャンプみたいに…………。友情・努力・勝利👊
そろそろ3000文字いきそうだしあとは簡単に書いて終わりにするので気になったら聞いてみて欲しい。
Yesterday/Block B
騙されているのを分かってて騙されてあげる男側の目線をポップに歌う曲。
Daisy/PENTAGON
愛していたのに今はもう無関係という切なさ、辛さを花のデイジーを絡めて表現している曲。
5時53分の空で見つけた君と僕/TOMORROW X TOGETHER
本来のTXTの方向性はこんな感じ。軽やかで様々な世界を迷いながらも成長していく青年たちのコンセプトが少し前まで続いていた。
ALL IN/StrayKids
StrayKids(ストレイキッズ)が日本で出した曲。カッコ良さのインパクト抜群。ラップとしっとりとしたメロディが交互に入っていて飽きない上に耳に残る1曲となっている。
I LOVE YOU/TREASURE
ミチョガネ/TREASURE
TREASURE(トレジャー)の日本語バージョンの2曲。TREASUREはメンバーの1/4が日本人な上に韓国人メンバーも自分から日本語を話すなど日常的に日本語が飛び交ってるだけあって日本語で歌うのも上手い。ここの2つだけは1つに決められなかった……どっちも好きです