大人になった今こそ、京都・嵐山の自然をあらためて味わう旅へ
京都を代表する観光地・嵐山。「子どもの頃に家族と行ったから」「修学旅行のコースに入っていたから」……と、しばらく訪れていない人も実は多いのではないでしょうか。今回はそんなあなたに提案したいプランです。
年月を経て、あの頃からちょっと大人の感覚を身に着けた今こそ嵐山の自然に魅入られるとき。大切な誰かと歩きながら、嵐山をあらためてじっくりと味わってみませんか。
10:00 京都駅着
JR京都駅に着いたら、JR山陰本線に乗って「嵯峨嵐山」駅へ。
10:30 常寂光寺
嵯峨嵐山駅から徒歩15分ちょっとのところにある「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」から嵐山の自然散策をはじめます。紅葉の名所として知られ、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わうお寺です。
もちろんベストシーズンとされる紅葉まっただなかに行くのもよいのですが、実はどの季節も劣らず美しい。春は新緑と青々とした苔、夏は深緑とあじさい、冬は落ち葉の絨毯と薄雪の積もった景色を楽しむことができます。
また常寂光寺には黒猫が暮らしており、公式Instagramでは猫の様子がときどきアップされています。これは会いに行きたい……。
公式サイトやYouTubeでも季節の写真や映像がたくさん公開されているので「今行くと風景はどんな感じかな?」というのがわかりやすい!ぜひ参考にしてみてくださいね。
12:00 竹林の小径
続いては常寂光寺から12分歩き、嵐山を代表する観光スポットである竹林へ。ここは何度訪れても「京都に来たなあ」としみじみしてしまいます。
夏の青々とした雰囲気から、冬に向けて少しずつ柔らかい色合いになってゆく風景のなかを静かに歩きたいですね。
昼近くからは観光客で混み合う通りですので「竹林はどうしてもゆっくり見たい!」という方は、常寂光寺よりも先にこちらへ訪れるとやや空いているかも。
竹林の小径を歩いたらそろそろお腹が空いてくる頃。嵐山にはレストランや食事処、カフェがたくさんありますのでその時の気分に合わせたランチを楽しむことができそうです。
14:00 渡月橋
さて昼食の後は、竹林の小径と並んで嵐山の代表的な観光スポットとなっている「渡月橋」へ。鎌倉時代、満月の夜に上皇が舟遊びをしていた際、月が橋を渡るように見え、それを詩歌にしたことから名付けられたといいます。
桜の季節や紅葉の季節は大混雑の観光名所で、渡りきるのに30分もかかる……なんて言われていますが、鮮やかな美しさを見ればそれも納得。むしろ30分かけてじっくり写真を撮り放題、と捉えることもできますね。
混雑も含めて旅気分を楽しめる方はシーズン中に行くのもあり!なるべく空いているタイミングがいいという方は夏・冬に訪れるのがおすすめです。
季節や時間帯によってがらりと表情を変えるため、いつ行ってもそれぞれの美しさを味わえる嵐山の自然。今回は朝~夕までのプランですが、時期によってはライトアップイベントなども行われるので、夕方から歩きだすのもいいですよ。
17:00 Nazuna 京都 二条城
嵐山をたっぷり散策してかなり足がお疲れのはず……タクシー移動で本日のお宿「Nazuna 京都 二条城」へ。
お茶(玉露、玄米茶、抹茶、焙じ茶、別邸)をテーマとした客室から選べる旅館で、それぞれのお部屋はすべて半露天風呂付き。Nazunaオリジナルの茶葉を浮かべた「お茶風呂」は美白・美肌効果が期待できます。
大人になった今楽しみたい京都・嵐山の自然をめぐる旅。たくさん歩いて湯船に浸かって……きっとまたすぐに次の旅行を計画したくなるはずです。