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月刊Nazuna #2024年11月


  発行所:株式会社Nazuna
                       発行人:若松 英利華
                           【無料】第45号
                      旅館4店舗・一棟貸し12店舗

私たちの理念

おせっかい革命
私たちは、 “おせっかい” を通じて、
仲間の幸せとお客さまの感動を追求し、
人と人との繋がりの素晴らしさを後継します。

私たちが目指す未来

 たとえば、ほんの少しの会話から、お客さまの好きなものがわかったとき。
 宿泊されたお客さまが、人生の大事な瞬間をむかえようとしていると知ったとき。
 一緒に働く仲間が、暑さの中でひとり頑張っていることに気づいたとき。

 なにもせず、そっとすることもできるでしょう。

 けれどNazunaでは、そんなとき「おせっかい」をしたいと思っています。

 もし、お客さまに好きなものをお渡しできたら。
 もし、お客さまに応援の言葉をかけられたら。
 もし、仲間に元気がでる飲み物を渡せたら。

「おせっかい」は、ひとりの他人を大切な人へ、出会いを感動へと変えてくれる力があります。 「おせっかい」が生み出すそんな未来を、私たちは信じています。

私たちの使命

 かつての日本には「おせっかい」があふれていました。
 顔をあわせればあいさつを交わし、あまった食べ物があれば分け合い、ちょっとしたことでも手を貸し合う…

 しかし、時代が進むにつれて「おせっかい」は失われていきました。
 「迷惑かもしれない」「嫌われるかもしれない」 そんな風に相手のことを考えるあまり、私たちは人との関わりを避けるようになったのです。

私たちNazunaは、「自分がされて嬉しいことを、人にしてあげたい」という思いで始まりました。

 それは、確かにいきすぎた「おせっかい」かもしれません。
 けれど、心から相手を想っていれば、「おせっかい」は人と人を繋ぐストーリーを生み出すはず。

「おせっかい」を通じて人と人を繋ぎ、温かいふれあいのある世の中を生み出す。
 それが、私たちの使命です。


目次
・10月部門別MOP(Most Osekkai Player)の素敵なおせっかい事例
・お客様からの素敵なお手紙・メッセージ
・卒業する仲間
・新しい仲間たち
・今月の主役(お誕生日)の仲間たち

10月部門別MOP(Most Osekkai Player)
~10月の素敵なおせっかい~ 

おせっかい①
~ご宿泊が5度目のお客様に贈るおせっかい~
椿通10月MOP(120時間以上お客様へのおせっかい部門) 大上さん

 先月9月に、5回目となる椿通へのご宿泊にお越しくださったご家族様へ。
滞在2日目にご来館を頂いていることを知り、大急ぎで花束をお贈りしたのは先月のお話です。
今回は、その花束に沿って、かつ6回目のご来館が楽しくなるように、
ご自宅におせっかいとお手紙を送りました。
私がお二人のイメージに1番合うと感じた花瓶を購入し、突然に、ご自宅にお送りさせていただきました。
お手紙には、
「また次に椿通に帰ってくる時にはぜひまた花束を送らせてください!」
と書き添えておきました。
次回おせっかいをするNazunaの仲間も“花束はマスト”で実施と決まっていれば、どなたでも追加のおせっかいがしやすくなるのではないでしょうか。
6回目の来館はおせっかい提案が難しいと思うので後続スタッフへのおせっかいサポートも兼ねて行いました。
ホテルに就職してから、お客様のご自宅にサプライズプレゼントを贈るのが憧れだったので、叶えられることができて嬉しいです。
お客様の反応は6回目のご来館時に伺えることを楽しみにしております。

お客様をイメージして用意した素敵な花瓶とお手紙

素敵なおせっかいとして選んだ理由:未来に繋がるおせっかい、素敵です。大上さんが兼ねてより行いたかったという事や、次回のおせっかいに繋げるという心がこもっていたところも素晴らしいです。

おせっかい②
~Nazuna京都東本願寺とお客様の歴史を繋げるおせっかい~
二条・御所・東本願寺
10月MOP(お客様への120時間以上おせっかい部門) 平井さん

 Nazuna京都東本願寺の設計に関係のある会社様より、
ご宿泊にお越しいただいたお客様へのおせっかい。
お子様用のお布団引かせていただく際に、
Nazuna京都東本願寺が建つ前の施設を解体する時は、お子様はまだお腹の中だった、というお話を伺いました。
そのお話を感慨深く想い、ミニアルバムをプレゼントいたしました。
お子様が大きくなった時にこの時は産まれてなかったんだよ〜って話の種になるといいなと思い、
解体している頃の写真の隣にご夫婦の写真を。
完成後の写真の隣に東本願寺の前で撮った3人の写真を。
貼っていただけるように作成いたしました。
お客様に直接お渡しさせていただくと、喜んでいただけました。
お写真が好きなご夫婦でしたが、自分達の写真はあまり撮らないと仰っていたので、お2人の写真を撮る機会にも繋げることができて良かったです。

建設前後のNazuna京都東本願寺の写真を添えたミニアルバム

素敵なおせっかいとして選んだ理由:会話からしっかりおせっかいにつなげている点が良く、ユニークなおせっかいだなと感じました。
普通であれば流してしまいそうな部分をおせっかいしたいと思い、実行できてる点も素晴らしいです。

おせっかい③
~お客様からのおせっかいから生まれたおせっかい~
椿通10月MOP(120時間以下お客様へのおせっかい部門)鳥居さん

 連泊でご宿泊いただいているお客様のお部屋の下げ入れに入ると、
「Please have some banana」と書いてある紙と東京バナナが置いてありました。
恐らく、清掃などのために部屋に入るスタッフに向けたメッセージだと思い素敵だなと感じました。
そこで、こちらからも何かおせっかいを贈りたいと思い、東京バナナの箱の空いたスペースにハロウィンイベントのプレゼントを置き、
「We give you pumpkins for your banana!」とメーセージも添えました。
少しでも粋に感じ、喜んで頂けたらうれしいです。

お客様からNazunaへのおせっかいbanana
鳥居さんからお客様へのおせっかいpampkins

素敵なおせっかいとして選んだ理由:おせっかい返しのセンスが最高です。
仕事の合間に小さなところまで逃さず見てくれてありがとうございます。帰館してこれを見たら思わず誰かに言いたくなるなと思い選出しました。

 おせっかい④
~過去から未来へ。歴史を繋いでいくおせっかい~
二条・御所・東本願寺
10月MOP(120時間以下お客様へのおせっかい部門)
 鄭さん

 Nazuna東本願寺の建設前宿泊施設様である「お宿 にわ」関係者の皆様へ
客室へのご案内時に、皆様がこの場所の昔の様子や、現在の変化についてお話しされているのを聞きました。
そのため、過去と未来を繋ぐテーマで、このメッセージカードを作成しました。過去の「お宿 にわ」と、これからの「NAZUNA Kyoto 東本願寺」を繋ぐ写真を使用し、皆様が作った「過去」に感謝するとともに、これからも一緒に素晴らしい「未来」を共に作り上げていきたいという思いを込めています。
お客様に喜んでいただけたら、私たちもとても嬉しいです。

「お宿 にわ」様と「Nazuna京都東本願寺」を繋ぐ写真たち
“想いを繋いでいく”メッセージが書かれたカード

素敵なおせっかいとして選んだ理由:宿(Nazuna京都東本願寺)へ様々な思いを持ってこられたお客様に、「自分がされたら嬉しい。」が、しっかり考えられたおせっかいで素晴らしいと感じました。
今後もNazuna京都東本願寺で新しいおせっかいを届けていきましょう。

おせっかい⑤
~「小さなお困りごと」を仲間のために解決するおせっかい~

椿通10月MOP(120時間以上仲間へのおせっかい部門) 大村さん

 久々の朝の勤務にて、机の足元に目をやると、衝撃の光景が。
溶解ボックス(重要書類を処分する箱)に仕切り板が設置されており、
処分するA4用紙の向きがバラバラにならなくなっていました。
あまりの衝撃にすぐに写真を撮ってしまいました。
僕は大喜びです。
(大村さんからのおせっかいだと分かったのは後のことです。)

綺麗に仕切られた溶解ボックス

素敵なおせっかいとして選んだ理由:みんなが地味に気になっていて頭を悩ませていた事を解決してくれて、とても感動しました。
スタッフ一同からの感謝です。ありがとうございます。

 おせっかい⑥
~新入社員より先輩社員の仲間たちへの感謝のおせっかい~

御所・二条・東本願寺
10月MOP(120時間以上仲間へのおせっかい部門) 友野さん

 初給料でお世話になった両親にプレゼントをする…という日本の伝統に基づきまして、独り立ちするまでに支えてくださった皆様にプレゼントをしてみました。
私の好きな丹波焼のマグカップと御茶碗を皆様(同じ施設の仲間)のイメージで一つづつ選びました。
皆様にたくさん使っていただけると嬉しいです。

覚えも悪いし、変に年上であることで教えづらい事も沢山あると思います。
ご迷惑をいつもおかけしています。
それなのにいつも見捨てず、温かい皆さまに感謝しきれません。
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

友野さんより贈られた丹波焼で作られた陶器たち
隅田さん(同じ施設の仲間)をイメージして贈られた丹波焼

素敵なおせっかいとして選んだ理由:らしさが詰まったおせっかいだと感じました。自分がされたら嬉しいが前面に出ていてかつ行動量も素晴らしいです。ありがとうございます。

おせっかい⑦
~仲間が使う場所を綺麗にするおせっかい~
椿通10月MOP(120時間以上その他へのおせっかい部門)澤田さん

 休憩スペースを使う皆さん(同じ施設の仲間たち)へ。
最近、休憩スペースとして使用している場所が汚すぎたので、
掃き掃除とか窓拭きとか水垢とか机、全て磨きました。
水周りの写真しか撮っていないですが、少しは綺麗になったのではないでしょうか。
人の出入りが多く、大事な休憩スペースでもあるので綺麗さを保ちましょう。

澤田さんによって綺麗に磨かれたシンクの写真

素敵なおせっかいとして選んだ理由:忙しくて手が回っていない部分に率先して動いてくれてありがとうございます。いつも周りを見て、みんなのことを考えてくれる澤田さんに助けられています。


おせっかい⑧
~自らの困った経験から生まれたおせっかい~

御所・二条・東本願寺
10月MOP(120時間以下仲間へのおせっかい部門) 畑さん

 英語が苦手な社員さんやアルバイトの方々が、外国人のお客様と楽しく会話し、楽しく働けるようなおせっかいを考えました。

①これまでの食事提供の経験から、よく聞かれるクエスチョンやそれに対する答え方についてWordでまとめました。

②食事提供などゲストと関われる時間によりゲストに楽しんでもらいつつ仲良くなれるように「トピックカード」を作成しました。
ゲストにカードを引いてもらって、引いていただいたカードのトピックを話してもらう、という感じになってます。

大変恐縮ですが、私のような英語を得意としていない勢にはぜひ活用していただけたらと思います。

今回のおせっかいを行動するにあたって、
宮坂さん(同じ職場の仲間)を初めとして、たくさんの社員さんに協力していただきました。
今後は、他のスタッフの方々にも、カードを追加してもらったり共有してもらったりすることで、仲間のみんなでさらに良いものに作りあげていけたら嬉しいです。

拙い英語しか話せない自分だからこその経験が形にできて良かったです。

外国人のお客様からのQuestionに対するAnswerをまとめたもの。
お客様との会話を盛り上げるトピックカードの一部

最も素敵なおせっかいとして選んだ理由:畑さんの経験があったからこそ着眼点を持ち行動できた素晴らしいおせっかいだと感じました。
このおせっかいに追随して多くのスタッフが参加している点もGOODです。


おせっかい⑨
~お問い合わせをいただいたお客様へのほっこりおせっかい~
椿通10月MOP(120時間以上その他へのおせっかい部門)上田さん

 お客様からのメールにて、空室確認と料金確認の問い合わせがありました。
メッセージの中に「エストニアのタリンからメッセージを送ってます。」といった旨記載があり、学生時代に行ったタリンの素晴らしい風景を思い出しました。
写真を乗っけるのはさすがに、と思ったので、せめて気持ちだけでも伝えたく、自分がタリンを気に入ったことをメールの本文に入れて送りました。
ほっこりしてくれたら嬉しいです。

また行きたいなあ。

お客様に送付したメール本文の一部

素敵なおせっかいとして選んだ理由:些細な事ですが、上田さんが人の心を掴む理由が伝わりました。予約前からここまで暖かさを感じることができるホテルはNazunaぐらいではないでしょうか。普段の会話からですが、小さな幸せを沢山分けてくれてありがとうございます。

おせっかい⑩
~日頃からの行きつけの大事なお店におせっかい~
二条・御所・東本願寺
10月MOP(120時間以上その他へのおせっかい部門)加藤さん

 京都に来てから通っている理容室へ。
毎月通っている理容室が家の近くにあります。
その日もいつも通り行くと、なんと10周年でお祝いの花が沢山置かれていました。
そこはご家族で運営されており、髪を切るのはお父様で、洗髪はお母様の担当です。
お子様も2人おり、学校から帰ってくる時間に利用していると、いつも元気に挨拶をしてくれます。
そんな理容室が10周年で帰る際に記念のポールペンを頂きました。
そこで、おせっかい精神が芽生えて「何かしたい!!」と思い、
そのボールペンでいつもの感謝や「あのマッサージが気持ちいい!」という内容や、お子様会ったときに交わすアニメの話を盛り込んだ手紙を書きました。
後日直接持って行ってお祝いすると、凄く喜んでいただき、
「加藤くんまた来てね!仕事頑張って!」とこちらもエールを頂きました。
誰かにサプライズして喜んでもらうのはやっぱり気持ちが良いですね。

素敵な理容室からいただいた10周年記念のペン
10周年記念のペンで書き記したお手紙

素敵なおせっかいとして選んだ理由:おせっかい返しをする、素晴らしいと思います。まだ「おせっかい」を認知していない方へも、「あなたの行いはおせっかいなんだよ。」と啓蒙活動のようにできればよいですね。

おせっかい⑪
~思いがけずいらっしゃった外国人観光客の方におせっかい~
椿通10月MOP(120時間以下その他へのおせっかい部門)両角さん

 ご宿泊者様ではない、フランスからお越しの観光客の方とタクシーの運転手さん。
フロントにいると、外国の方が「和牛?」と聞いて来られました。
私は「はい」とだけ返事をしました。
その後にすぐ外に出られ、カメラを確認するとタクシーを外に待たせてあり、別の方も降りてこられたので、Bungo四条大宮店(Nazuna京都椿通の中に位置する焼肉店)に行かれるのだと思い、外に走りに行きました。
お客様とタクシーの運転手の方に、Bungoは完全ご予約制なので、
本日はご来店いただけないことを説明しました。
ご入店いただけないことを知ると、
その方は凄く不満そうにしていらっしゃったので、
お肉が食べたいのか、と聞くと、まさかの「お寿司を食べたい」とのこと。
近くのお寿司屋さんを紹介し、そこに電話をして予約をとり、
タクシーの運転手の方に運転をお願いしました。
Bungoに入店できず、不満そうな面持ちでしたが、予約したお寿司屋さんを見せると、楽しみそうな雰囲気に変わっていただけたので、良かったです。あと、タクシーの運転手の方に物凄く感謝していただいたので気持ちよかったです。

素敵なおせっかいとして選んだ理由:忙しく働かれているタクシー運転手さんには中々おせっかいし辛いところがありました。
臨機応変に素早く対応してくれたことで、お客様の不満な気持ちをわくわくに変えられたことも素晴らしいです。

おせっかい⑫
~ふと出会った、困っているお年寄りの方におせっかい~
二条・御所・東本願寺
10月MOP(120時間以下その他へのおせっかい部門)賴近さん

 最寄り駅でお困りのご老人の方へ。
アルバイト終わりに新幹線の切符を買っていたところ、困っている様子のご老人の方がいらっしゃいました。
様子を見たところ、購入する切符のメモ書きを片手に券売機と格闘している様子。
駅員さんもいないので、券売機のオペレーターに繋ぎました。
そのまま帰ろうかとも思ったのですが、音質の悪いオペレーターの声は聞き取りづらいらしく苦戦していたので、そのまま隣でサポートしました。
また、切符の文字は小さく見づらいだろうと、手持ちの裏紙に大きく電車の発車時刻や座席番号などを書き写したメモをお渡ししました。
「助かりました」とおっしゃっていただきました。
オペレーターの方からもサポートのお礼を言っていただきました。
Nazunaで働き始めてから、宿の外でも困っている人に自分から声をかけられるようになってきました。
これからも誰かの気持ちをプラスにできるようなおせっかいをしていきたいと思います。

素敵なおせっかいとして選んだ理由:勤務中だけでなく、そのほかの時間でもこうしておせっかいをしている姿が素晴らしいです。
声掛けをするだけでなく、相手の立場に立って文字が見やすいように工夫してあげた点もNazunaらしいおせっかいだと思います。

~お客様からの素敵なお手紙・メッセージ~

卒業する仲間

細井 康平さん
斉藤 圭胡さん

新しい仲間たち

梶川 栞さん(二条・御所)
原藤 友人さん(二条・御所)
鹿谷 凛さん(東本願寺)
秋葉 真由香さん(二条・御所)
武田 恵愛さん(東本願寺)
葉 宜軒さん(東本願寺)
剱物 真桜さん(二条・御所)

Nazunaへようこそ!一緒に最高なおせっかいをお客様に届けましょう♥

誕生日の仲間たち(11月~12月上旬)

11/12 浦邊 楓さん(飫肥)
11/12 蝶野 浩平さん(二条・御所)
11/17 村上 楓鈴さん(二条・御所)
11/19 郭 柏宜さん(椿通)
11/18 白岩 由李さん(二条・御所)
11/20 菱田 あかりさん(二条・御所)
11/22 秋道 絵里香さん(二条・御所)
11/24 林 ひかるさん(二条・御所)
11/25 上田 拓也さん(椿通)
11/29 片桐 明日香さん(椿通)
12/3 田中 愛麗さん(二条・御所)
12/5 大西 慧さん(二条・御所)
12/8 澤田 真希さん(椿通)
12/9 林 伶奈さん(椿通)

来月も笑顔で素敵なおせっかいをしましょう!