《株式会社Nazuna》顧問 梅原 英哉
PROFILE
梅原 英哉
2008年 株式会社リンクアンドモチベーション入社
東海地域の拠点立ち上げに参画し、製造業を中心に新規顧客を開拓。
関西では小売サービス業を中心とした、中小ベンチャー企業の組織人事変革を担当。風土改革や管理職育成、人事制度構築など組織変革に従事。
2013年 西日本のベンチャー中小企業の責任者として活動。
2018年 日本全国のベンチャー中小企業部隊の責任者として活動。
2022年1月 地域創生推進室を立ち上げ、日本の魅力を高めるべく様々な地域にて活動中。
2024年4月 株式会社NAZUNA顧問
趣味
おいしいご飯屋さんに行ってシェフとお話すること
旅行、アート観賞、新しいものに触れること
NAZUNAとの出会いは?
SNSで知りました。京町家のような日本の良さをハード面を通して発信されているところにすごく感銘を受けて、お客さんとしてNAZUNAの和牛料亭bungoに行ったんです。その時は、「おせっかい」というのをテーマに掲げていることは知りませんでしたが、実際行ってみるとその文字どおりで、ホスピタリティに溢れていて、細かいところまで僕の欲求を察して楽しませてくれました。
そこから、京町家のような「ハードが強いNAZUNA」という印象から「ソフトが強いNAZUNA」という印象に変わって、より良いなと思いましたね。
後日、その話をリンクアンドモチベーションの後輩にしたら、まさかの後輩がNAZUNAのコンサルを担当していて。
僕がもともと地方創生をやりたいとずっと言っていて、そういうテーマだったらということで、後輩が渡邊さんたちに紹介してくれたんです。
Bungoの売り上げが1日ですごくあがった日があったらしく(それが僕が行った時で)それで渡邊さんたちも覚えていてくれたみたいです。笑
僕が日本酒の事業をしていて、同じ京都ですし一緒にコラボできないかなということでお話しさせてもらっていました。
「京都をテーマに日本のすばらしさを世界に届けていく」という日本酒事業とシナジーが生めるように考えています。
NAZUNAの魅力とは?
NAZUNAは、ただただハイスペックな立ち位置ではなく、とても良い旅館に気の利いたおかみさんがいるみたいな温かみがあるなと感じています。
ハードがとても素敵なんだけど、遠いんじゃなく近い、上からというより同じ目線で話してくれる、そんな感じ。
日本ならではのおもてなしをすごく体現できることも魅力のひとつです。
「おもてなし」と同じくらいの流行語で「おせっかい」というのが、日本のひとつのサービスの言語になればいいのになと思うんです。
おせっかいって日本人からするとちょっとネガティブな意味合いでとられる方もいらっしゃいますよね。
でも、ポジティブな意味での日本人らしさを表現する言葉として「おせっかい」がNAZUNAを中心に世界中に広がるというのが面白いブランドになるんじゃないかなと思います。
また、渡邊さん中心に色々と組織改革をされています。
ホテル業界は、年収が低いとか働きにくいというネガティブなこともありますが、彼は、休日を増やそうとしたり従業員のエンゲージメントの満足度にもフォーカスをあてて努力されています。
なので、顧客満足度も社員満足度も両方トップレベルに高い会社を宿泊業の中でモデルケースを創るチャレンジをしているんじゃないかなと思っていて、それがすごく楽しみです。
海外も学びになると思うんです。
海外はローコンテクストで、日本はハイコンテクスト。
例えば、お父さんが「あれとって」と言って、ちゃんと醤油が出てくる、みたいなのって日本人ならではなんですよね。その究極系をNAZUNAはやろうとしていて、「それっておせっかいってことなんだよ」と海外の人が認知したら、海外のサービスも向上するんじゃないかなと思っています。
「おもてなし」と言われてもイメージつきにくいですが、「おせっかい」と言われると事例もセットで繋げられてイメージしやすいと思います。
最後に
NAZUNAは、まだ見えない未来を創っていくステージですが、
出来上がったものに途中から関わるよりも、創っていく過程に関わる素晴らしさって一生語れるコンテンツになると思います。
もしかしたら10年後、20年後、30年後に、世界の誰もが知っているおせっかい
というブランドを創っている人たちという認知がされている可能性があるので、
そういう意味では未完成なおせっかいブランドを創ることができる最大のチャンスですよね。
挑戦したいとか、なにか人生をよくしたいという想いがあるような人だったら向いているんじゃないかなと思います。