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埋埋
コーヒーに全く興味がなかった我が家だが
いつの間にか専用ミルで毎朝マメを挽くまでになった。
朝ごはんを片付け、猫の食器をあらい、飲み水をいれかえる。
乾燥ササミをふりかけ状に刻んでいるあたりで
眼をくりくりさせた飼い猫ウーゴが現れる。
あまり鳴かない猫なのだが、この時だけはナーオナーオと訴える。
猫ちゃんにササミをあげおわると、ようやく人間のコーヒータイム。
朝
って感じ。
コーヒーと何かしらのお菓子をつまむ。
意識が宇宙を彷徨った状態で朝の情報番組を観ていると、ササミを食べ終えたウーゴがまたもややって来る。
半目でやって来て、そして口元をモヤモヤとへの字に結ぶ。
スンスンスン
スンスンスンスン
名探偵ウーゴは何かのかおりを察知した!
スンスンスンスン近づい来て
コーヒーのかおりを丹念に確認する。
しばらくすると、うん、間違いない、これだ!
と確信顔でカップを跨いぎ
迷いなくコーヒーを埋める。(エア)
埋埋
スンスン
埋埋埋埋埋埋埋埋埋
ウーゴはコーヒーのかおりがダイキライ!
朝って感じ。
因みにワインも埋める。
夜って感じ。
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