エレカシ35周年デビュー記念日@有明アリーナ
【ネタバレあり】
2023/03/21(水) エレファントカシマシ
35 th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES.I.DO@有明アリーナ三日目
2023年3月21日エレファントカシマシデビュー35周年記念日。
今年の桜の開花もちょっと早く、東京は桜が美しかった。街が一年で一番華やぐ季節にコンサートをしてくれて本当にうれしかった。
せっかくの桜の季節なので東京タワーと桜が見たくなり、急遽コンサート前に増上寺へ寄ることにした。JR浜松町駅から歩いて10分ほどにある増上寺。いろいろな種類の桜が植えられていて、東京タワーと桜というこれぞ!という写真をとることができた。
ただあまり時間がなくゆっくり出来なかったのは残念だったので、またいつか行きたい。
地下鉄とゆりかもめを乗り継いで有明アリーナへ。
東京の街を移動している感があってよかった。
有明アリーナは東京オリンピックのために建てられた施設なのでとてもきれい。
横浜アリーナよりやや小さく感じた。
本日の座席はアリーナ24列60番
端の方ではあったけれど、わりと前列で花道の途中の席でよく見ることができた。
開演17時を少しまわってから、暗転。
オープニングのスライドショーを食い入るよう見る。
中盤に出てくる
【Wish you were here】
これはどんな意味があるのだろう。
エレカシの次の新曲とかアルバムのタイトルに関係あったりするのかなと想像する。
一曲目が終わり、会場が明るくなった時にまず見えたのが、成ちゃんの衣装。
横浜アリーナで宮本さんが成ちゃんを紹介するときにズボンが破けていますって言ってて、私の席からは成ちゃんの全体像が見えてなかったので、ダメージジーンズでもはいているのかな?くらいに思っていた。そして有明で見えた成ちゃんのズボンは想像以上に切り目が入っていて、こんなんギャルやん!と思ってしまった。
宮本さんは髭が結構生えていた。
横浜でも実は生えていたのかな?そこはあまり記憶がない。
悲しみの果てを歌い終わり、やっぱりエレカシで演奏してくれる悲しみの果てが一番好き。
そして、今日も声が良く出ていると思った。
星の砂
石くんのギターがかっこよかった!
宮本さん、一点を真顔で見つめて花道ステージに向かって歩いていく。
あの時、視線の先にいた人たちは大丈夫だっただろうか。
ブタッ鼻をしたり、歌い終わりに黒い高いブラウスの前を全開にするし、わりと荒ぶる星の砂でした。
マイクスタンドのところへ戻り、すでに脱いでいた白パーカーを羽織る。
宮本MCざっくり要約
おめでとう!誕生日!
誕生日!おめでとう!
今日がデビュー記念日だからあえてそう言ったのだと思う。
俺の誕生日6月12日。
君、誕生日おめでとう。
オ・メ・デ・ト・ウ!
と短く切っていうから脳内ではカタカナ変換されてしまい、可笑しくてたまらなかった。
珍奇男
ギターをかき鳴らし、すぐ止める。
これね、一発でチューニング狂っちゃって・・・と言い、しばしチューニングタイム。
客席は固唾を呑んで待つ。
宮本さんが一人で演奏している前半、バンドはどうしているか目をやると、ミッキーは腕組して空を見ている。石くんはギターを押さえてうつむいている。トミは暗くて見えない。成ちゃんもうつむいている。蔦谷さんだけ宮本さんを凝視していた。
先ほどの星の砂でブラウスの前全開して、そのまま白パーカーを羽織っているから、裸に白衣着てるみたいに見えてきた。
裸に白衣で珍奇男?
珍奇男終わって、黒シャツに着替える。
身なりを整えて、昔の侍。
金原ストリングス4(フォー)の皆さんも加わり、華やかなステージ。
最後のフレーズをちょっとため気味にゆっくりと歌う。
これは宮本さんのアドリブだと思うが、バンドがみんな合わせられるのがすごい。
そしてもう一度おかわりし、これはトミだけがシンバルをシャラララーて鳴らしてくれた。
トミやさしいね。
二部開始
第二部スタートします。
エビバデーーーー!
新しい季節へキミと
成ちゃん、蔦谷さんのツーショットをモニターに写してくれたり、宮本さんばかりじゃなく、いろいろ写してくれるようになりうれしい。
旅
いろいろあるけど、毎日は心に火を灯す旅だと思っています。
一瞬が永遠~の所で、マイクスタンドを軸にくるりと一回転。
これはわりと他の会場でも見られた仕草。
ミッキーのギター、そして宮本さんと石くんのギター。
かっこよかった!
宮本MCざっくり要約
エビバデー!気合い入ってるぜー!
オレたちも入っているぜー!
お辞儀をすると、トミも頭をペコリ。
この曲が出来たとき、うれしくて何度も自分のカーステで聴いて、みんなにも聴いてもらったら、意外にみんなの反応はいまいちで、でもすてきなお気に入りの曲です。
と会場の笑いを誘った、彼女は買い物の帰り道。
宮本MCざっくり
3月21日がデビュー記念日だってことに気付いたのは3日くらい前ですが、でも3月21日にここ有明アリーナが取れたと聞いたときはうれしかったです。
いったいどっちなんだ!と笑ってしまった。
翳りゆく部屋
蔦谷さんのピアノのイントロが大好きなのに、前日にアップされたエレファントカシマシのyoutube動画で、このイントロ部分がちょうど流れる中、「エレファント4(フォー)でっす!」ってゲラゲラ笑っていて、それが浮かんでもう笑えて仕方ない。
中学生か!と突っ込みたくなる動画。ほんと12歳のころから変わっていない関係なのだろうな。エレファントー!って叫びながら廊下走っていた頃、それにカシマシ娘がなぜかくっついて『エレファントカシマシ』というバンド名が生まれた瞬間を垣間見たような気がする動画だった。
これもきっと、全部いい思い出になると思うとぐっとくる。
今宵の月のように
宮本さんがギター持ったまま、花道へ出てくるので後ろで丹下さんが鵜飼い状態でサポート。ギターのコードがビンビンに張り、ギターが後ろに引っ張られていた。あんなに張っているのは久しぶりに見たかも。
三部スタート
宮本さんは白シャツ、ネクタイ、黒ジャケといういつもの見慣れた姿。シンプルすぎるけど、誰も真似が出来ないくらいかっこいい。
すてきな歌です。
聴いてください。
という言葉で始まった風と共に。
蔦谷さんのコーラスあり。
「行き先は自由」
こんなに刺さったことないくらい心に響いた。
でも最後のフレーズギター弾かなきゃいけないのに、マイクスタンドから離れていて、気付いて慌てて戻るけ度ちょっと間に合わずでした。
私の位置から、花道近くに体格のいい欧米系の男性が二人いて、初めから立ってはいたが、あまり拍手したり拳あげたりしてる様子がなかったが、桜の花、舞い上がる道をで花びらに包まれてから、ノリノリになって体揺らしたり、拳突き上げたりしていた。背が高かったし、宮本さんからも見えていると思うし、ノッているしぐさはきっとうれしかったのではと想像する。
宮本さん、愛してるぜ!と一言。
ズレてる方がいい
極太の音にかっこいい!!しか出てこない。
宮本さんのMCざっくり要約
キラキラと夜の光~(冬の夜の出だしを歌う)
有明アリーナで~♪
君に会えた~♪
35年やってきた甲斐があるぜ!
俺たちの明日
歌いながらギター弾きながら、ちょっとづつマイクスタンドを持って出てくるのがツボだった。
タンゲマンはしっかりワイヤレス。
間奏で石くんも出てくる。
ファイティングマンで、エレカシ35の垂れ幕が下りてくる風のスクリーン映像。幕の裾もちょっとヒラヒラしているように動いていて芸が細かい。
19:48
アンコール
最後のオレからのメッセージ・・・聴いてください
なんだか意味深なこと言って待つ男。
鋭さと轟音に打ち震えたり、片や招き入れられたように優しい空気に舞い上がると突っぱねられ、押しては返す波のごとし。
これからもずっと転がるように前をゆくエレファントカシマシを、私も転がりながら一緒に生きてゆく。
60になっても70になってもバンドで音を出してほしい。
それを聴きに行くことが何よりの楽しみ。
エレファントカシマシ、デビュー35周年、おめでとうございます。
ありがとうございました。
セットリスト
01.Sky is blue
02.ドビッシャー男
03.悲しみの果て
04.デーデ
05.星の砂
06.珍奇男
07.昔の侍
08.奴隷天国
09.新しい季節へキミと
10.旅
11.彼女は買い物の帰り道
12.リッスントゥザミュージック
13.風に吹かれて
14.翳りゆく部屋
15.ハナウタ~遠い昔からの物語~
16.今宵の月のように
17.RAINBOW
18.朝
19.悪魔メフィスト
20.風と共に
21.桜の花、舞い上がる道を
22.笑顔の未来へ
23.so many people
24.ズレてる方がいい
25.俺たちの明日
26.yes.I. do
27.ファイティングマン
28.待つ男