ラップは不良の文化?

私が聴き始めたのは、第9回高校生ラップ選手権から。BSスカパーのBAZOOKAという番組でたまたま視聴したことから始まる。

ラップと言えば、「不良」、「怖い」、「乱暴」そういったイメージが強かった。実際、今でもそう感じることはある。MVとかみて震えるときもある。

でも、毛嫌いするより聴いてほしい。正直なところ、今まで一方的に苦手だなと思っていたことすら吹き飛ぶくらい、かっこいい音楽だったから。

ラップ選手権って?ラップ音楽ではなく、「ラップバトル」要素です。その中でも、”裂固”さんというアーティストのバトルをみて、非常に聞き心地がよく、かっこいいと思った。ラップバトルはまさに即興のアートである。

ただ、私は、ラップの魅力は、やはり音の上で光るものだと思う。音の上で詩を考えてそれをリズムと抑揚をつけて伝える。

その中で、聴き心地をよくさせるのが”韻”だ。たくさんの言葉が詰め込まれていて、でも、正直、聴こうと思って聴かないと声を楽器のように脳が認識してしまい、BGMのように。歌詞を聴こうと思うと強いメッセージ性がある音楽に。(なんとなく、乱暴に感じるものもありますが)

ラップは、「持たざる者の音楽」と言われてわれています。確かに。リズムを体で刻んでそのリズムに乗せて自由に。自分の思っていることをストレートに伝える。それがラップだ。

ラップの始まりも、持たざる者の力のはけ口としての側面を持っている。荒っぽさもあるが、そもそも荒っぽさを平和的に解決しようと生まれた音楽なんだ。

現在も、通ずるところはあるかもしれない。ただ、私が好きなラップ音楽は、感情を吐き出し音に乗せ自由に語る。そう言ったものや、単に聴き心地がいいもの。そう感じるものです。

これは、完全に聴き心地が良いという意味で好きです。個人的に、ニガリさんの恵声が生きています。

そして、この曲は、あの長渕剛さんとも親交のある輪入道さん。輪入道さんと組んだメンバーで構成された曲。これもかっこいい。MVもかっこいい。

ストレートな歌詞のストレートな音楽。日々の思いを形にする音楽。そこにラップの魅力はあると思う。もちろん、ラップと一口に言ってもたくさんの人が多くの思いでさまざまなものを作り上げる。

一言では説明できないが、私にとってラップ音楽というのは魅力的で、吐き出せる言葉が山のようにある彼らをみて非常にうらやましく思っている。

まっすぐな音楽。なんてかっこいいんだ。

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