継続が苦手な学生による,UI100本ノック
初めまして,同志社大学の変な学部に通っているこんどうです!
来年からご縁のあった会社さんでデザイナーとして働ける喜びが絶えない,しがない学生デザイナーです.
さて,今回の記事では僕が今年に入ってから行なっていた「UIバッティングセンター」が無事100本を達成したので,これを機にnoteデビューだ!と思い立ち,作成に至りました.
「DailyUI始めようかなぁ」とか「毎日の習慣を作りたいけど苦手なんだよなぁ」という人に少しでも役立てられるような内容であれ!と願っています.
少々長いnoteになっているかもしれませんが,気になる部分だけでもご覧いただけたら嬉しい限りです!
UIバッティングセンターについて
「UIバッティングセンター」とは,世の中に存在しているアプリの良い点と疑問に思った点を自分なりに考えてみて,それらをもとにUIデザインの変更に試みるものである!
最初は「毎日やってやんよ!オラァああ!」って意気込みでした.
ですが,まあ色々あって結局毎日はできず…(理由については後ほど)
また,ゆるーく自分の中でルールを3つ決めていました.
1. どんなにダサい変更になったとしても必ず投稿すること
2. 何故その設計にしたのか?をしっかりと考えること
3. 既存のUIを全否定するような発言は絶対に行わないこと
以上を守って,楽しくデザインしよう!って感じでした.笑
Twitter投稿から見るUIバッティングセンターの変遷
第1打席目は投稿用の画像をがっつり作っていました.
ですが,これ続けられる自信ないわ…
と思い,フォーマットを変更していきます.
第3打席~第12打席からは変更点にフォーカスしたフォーマットを使用しています.ここから割と形が決まってきましたね.
13~50打席目では,「今までの矢印ダサくね⁉︎」という自己嫌悪感に襲われ,形を変えてみました.この頃からイラレがフリーズすることが増えてきて,おこでした.
51~100打席目のフォーマットはかなり大きく変わっています.
変更前のUI画面をあえて小さくし,さらに横長の投稿画像にすることでTwitterで目に留まりやすいフォーマットを意識しました.
ここで伝えたいことは,継続することであってもアップデート(変化)大事だなぁっていう感想です.
おそらく,最初のフォーマットを続けていたらクソダサい感じのまま完結していましたし,悪い方向に進んでいた可能性もあります.
継続してみて,得られたもの
次に,「この企画やってよかったなぁ」って思う点をご紹介します.
1. UIをデザインする人間として,ようやくスタート地点に立てた
世の中では素晴らしいデザイン論が多数あります.
でもそれって「技術や知識がなかったら意味なくない?」って思うんです.発信している人たちはちゃんとした技術や知識があるからできると思うんです.だから今回のような手を動かす!色々なことを知る!常にアンテナを張る!という経験で,ようやくデザイナーのスタート地点に立てたのかなって思っています.
2. 「何故?」を考える癖がつき始めた
これは昔の僕において,少し弱かった考え方でした.
昔から「これ,めっちゃ良いやん!」って思うものを参考にして,自身の考えに落とし込んでいく手法を取っていました.その時に「何故現状のような形になっているのか?」という考えをすっ飛ばす時もありました.
(絶対これの方がいいやん!っていう先入観から抜けられないやつ…)
今回のUIバッティングセンターを通して,まずは現状の設計である理由を考える癖がついたことは大きな収穫であったなぁと思います.
3. アンテナを張るようになった
アプリを触るときはもちろん,街を歩いている時も色々なデザインや形が気になるようになりました.見れば見るほど世の中のクリエイティブは化け物なのか…と感じる瞬間も増えました笑
ほんま頑張ろう…
継続してみて,大変だったこと
ここで伝えたいことは1つ…!
毎日やるってまじで難しい…!!!
最初の30打席と最後の30打席は毎日投稿を行いました.でもやっぱりどうしてもクオリティに差は出るし,でもTwitterで発信する以上下手なものは出したくないし…というジレンマと闘っていました.笑あんまり,長々書きすぎてもあれなのでこれしか書きません…が,改めて!
毎日やるってまじで難しい…!!!
反省すべきこと
続いて反省すべき点です.
こちらは2点です.
1. 毎日投稿はできなかった
これは本当に悔しいですね.本当だったら3ヶ月ちょいで終わるはずだったのに,中盤のサボり具合やばくて半年かかってしまう失態…笑
原因はいくつかあるのですが,一番は「色々なことに手を出しすぎた」っていうのが大きいと思っています.コンペに出したり,コンペを手伝ったり,学校で変わった授業を取ったり,学生団体に入ったり,卒論も始まったり…
とにかく,経験値にはなっていますが抱えすぎも良くないなぁ…笑
2. ダメダメな日もあった
これに関しては自分の責任すぎて何も言えません.造形の部分はもちろんなのですが,開発の苦労を無視した設計は本当にダメダメだなぁと感じています.例えば第20打席目のニトリアプリ.
え,こんなの需要ある?って今でも思います.
例え,これが造形的に美しいものになったとしても,その都度配置や部屋のレイアウトを変えるなんてことは再現性がなさすぎると反省しています.
後半に行けば行くほど開発の苦労を考慮するデザインになっていますが,改めてUIデザインと開発の間に溝は作ってはいけないと感じました.
これから継続しようと思っている人に向けて
ここからは,これから何か継続チャレンジしてみようかな!って思っているけどそういうことが苦手だなぁと思っている人たちに向けて今回僕が思ったことを伝えようと思います.
・何かしらに投稿すべき(恥ずかしかったら日記をつけるのも良いかも)
SNSに投稿すると案外色んな人が見ています.僕もこれを始めてから,大学の友達とかに「見てるよ!」って言われることも多かったです.
こういうこと言われると嬉しいと思う反面,「やらなきゃ!」って気持ちも芽生えます.それが案外続ける動機になっていましたし,逆にそれがなかったら途中で挫折してたかもしれません笑
・誰かとやると良い(かもしれない)
これはあくまで僕の感想に近いかもしれません.やっぱり1人でやっているとどうしても迷走することもあります.(ニトリアプリなんてまさにそう)
尊敬する学生のうちの1人である,さりぃさんなんかはエンジニアの友達と共にDailyUIしてましたし,そういった相棒がいたりすると迷走しなかったりするのかもしれません.(勝手なご紹介,申し訳ございません)
・ガチガチにしすぎない
僕みたいな継続力のない人間はバチっとルールを決めすぎると絶対に挫折します.なのでゆるっと決めたルールに従い,あとは結構自由にやることで楽しく続けられるのかなぁと思いました.僕で言えば,別に自分でアプリを見つけに行くルールは決めてなかったので,行き詰まった時は友達に「使いにくいアプリとかない!?」とか聞いて情報収集してました.笑
続けられる範囲でやってみることは大事だなぁと実感しました.
終わりに
ざっとこんな感じでした!Daily UIは賛否両論ありますが,僕はやって良かったと思っています.
「DailyUI始めようかなぁ」とか「毎日の習慣を作りたいけど苦手なんだよなぁ」という人に少しでも役立つnoteになっていれば幸いです.
最後に,自分でうまくいってたなぁって思うものを紹介させていただき,このnoteを終わろうと思います.(後半のものが多いのは許してください笑)
[第51打席目]マックのアプリ
店舗での体験性やマック自体のコンセプトを踏まえたUIの設計に挑戦できたので,個人的には結構良かったと思っています.
[第60打席目]ファミマコピーのアプリ
少しレイアウト変えただけでだいぶ印象や見やすさが変わったと思っています.ユーザーの「見る」体験を考慮できたと思っています.
[第89打席目]ローソンのアプリ
これは僕自身がコンビニ等でPaypayをよく使うので,レジにてバーコードを出す際の体験をイメージして変更に挑戦しました.
上の方にバーコードがあってくれると店員さんに見せやすくて楽なんですよね〜
[第100打席目]COCOA(接触確認アプリ)
これに関しては,最後にやろうと決めていたアプリでした.
せっかく国を掲げて開発したこのアプリ,UIの設計も力を入れて欲しかったなぁというのが僕のこのアプリに対する率直な感想でした.
現状でも使いやすいのは間違いないですし,僕の変更がめちゃくちゃ良い!と言い切れるものでもないと思います.でもきっと,政府がこのアプリに対してもっと力を入れることはできたのかなって感じています.(あくまで推察です)
最後まで見てくださった方,本当にありがとうございます!
また何かしらnoteを投稿するかもしれませんが,その時もぜひ見ていただけるととっても嬉しいです!