【リドラの謎解きチャンネル】名探偵わち2の裏側完全密着 波乱の1ヶ月間【延長戦】
みなさん、今日31日に公開されたリドラの謎解きチャンネル、解きました?
この私、一隅が企画作って持っていったやつです。
この企画を主に中心になって作り上げた、いすみ(企画)・ミヤ(脚本)の裏側を、この記事で紹介します。
そこには、全て1時間の為に仕組まれた、虚構だらけの一ヶ月があった━━
※ネタバレ全開です。先に動画を見てから読むことを推奨します。
実は企画の始動は、2023年
前回の名探偵わちはたった1週間で全てを作り上げましたが、実は今回の名探偵わちの発案は、去年にまで遡ります。
去年の12月には、既に「公開収録からの名探偵わち」のアイデアが出ていました。この当時は公開収録を二回やることは決まっておらず、そもそも私が担当することも未定でしたが、まあどうせ私がなんかやることになるだろうなと、勝手に想像を膨らませていました。
次第にライブイベントのタイムスケジュールが決まり、私が責任者として土曜と日曜両方で1時間の持ち時間を頂くことになりました。
ここで、企画者として、一つのこだわりがありました。
「名探偵わちという存在は、絶対に『サプライズ』でありたい」
そのために、内容を伏せての告知となりました。
ついに動き出した、3月
3月の下旬、私はいつもの脚本家、ミヤを呼んでキックオフミーティングをしました。
桜が綺麗な季節だったことを克明に覚えています。絶対にわちに聞かれないために、わざわざオフィスから出て近くの公園で会議をしたのです。私のパソコンに、花びらがどんどん降り注いでいたものです。
初期の案では、kkが犯人案もありました。ミヤの提案でした。
どんなサイコパスだよ。kkをなんだと思っているんだ。
この会議で、「カテールによる腹痛」というオチまで決定しました。
というのも、ポートホールにカテールを持ち込む算段が、すでにこの時あったのです。
実は、3月の頭くらいから、kkが「YouTube美術館をしたい!」と事前に言ってたんです。当時の私も「やりたいね〜、絶対楽しいじゃん」ってぼんやり賛同していましたが、ここに来て一気に展示会が意味を持ち始めました。
翌週あたり、私はしれっとkkに話しかけます
さあ、これで「リドラの謎解きチャンネル特別展」の私物化が完了しました。全て私の管理下、伏線仕込み放題、思うがままになりました。
順風満帆な、4月
事件のオチが決まり、いいスタートを切った名探偵わち2。二週間ほどで、プロットが仕上がりました。
四日後には、お互いにアイデアを出し合って、どんどんギミックが決まっていきました。
例えば、このRIDDLER INFORMATIONというビラ、かつて大丸有の謎解きに折り込む為に開発したものなのですが、最初はライブイベント用に持ち込むつもりはありませんでした。
つまり、名探偵わちのためだけにしれっと「RIDDLER INFORMATIONさあ、新しくして公開収録で配っていい?」と社内で決済を通し、みなさんのもとへと配っていたんです。
ちなみに、自然にするために、土曜日の公開収録にも配りました。
それと、ちゃんと東大ナゾトレの出版社にも許可をとりました。快諾ありがとうございます。
ちなみに、本編映像には使われませんでしたが、過去にわちがしっかりとナゾトレの帯問題を解いている様子も撮影されておりました。
ついに本番だ、5月
根回しも終わり、仕込みも終わり。各種入稿を終え、ここまで来ると、あとはもう細々した物品を作るだけになっていました。
ここで、細かい物品についての小ネタです。
ここのカメラのID「31135181」、どういう意味かわかります?
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C・A・M・E・R・Aの、アルファベットの順番をつなげたものですね。
以上、細かい小ネタでした。
そして、この時期に仕込まれた、ある重要なものが1つありました。
私は記事の冒頭でこう言いました。
じゃあ、わちは、どういう心づもりで5/5を迎えていたのでしょうか。ちゃんと彼にとってもサプライズだったのでしょうか。
ここでは、「知らない〜」なんてすっとぼけておりましたが……
わちのためだけの、偽の原稿を作っていました。
わちを欺く為だけの、ダミーの問題も作りました。
他のダミー問題は、いずれ別の場所でお見せできるかもしれません。
思えば、前回(第一弾)の波乱に満ちた一週間の制作に比べて、
今回は、準備期間が1ヶ月もあったため、アクシデントも少なく、ずいぶんとしっかり落ち着いて企画できたなと思います。
そのおかげで
・プロデューサーとしてライブイベント会場に特別展を開催し
・プロモーターとしてRIDDLERを紹介するビラを作って配り
・運営として偽の原稿をわちに仕込み
と、多彩な技で虚構を作れたな、と振り返ります。楽しかった。