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愛している女と愛させている男

アガサ・クリスティーの「ナイルに死す」を読み終わった。

結構分厚かったけど、一瞬で読み終わった!!
・・・一瞬は言い過ぎやけど、あっという間に時間が過ぎ去った。

読みだしたら面白くてページをめくる手が止まらない。

いつもながら、アガサ・クリスティの描く男女の恋愛模様は真理をついてい
てとても勉強になる。

いつも思うけど、小説の中に出てくる女性は
聡明で賢く美しい人ばかりなのに、選ぶ男性は「あれ??」
って感じの人が多い感じがする。

ポワロがいい人とくっつけようとお節介を焼くこともあり、
最終的には素敵な人とくっつく場合もあるけれど、
やっぱり上手くいくのは、愛しすぎている女より
愛している男と愛させている女なのだ。

男女についての心理学を読んでいるようで
クリスティの小説は単なる推理小説だけにとどまらず
他のサイドストーリーの面白さも兼ねている。

「人間はね、仕事をして、お金を手に入れる。女の人に夢中になって、あれこれと世話を焼くことで、そのお金を使うってことは、女の人はお金よりもはるかに大切で、理想的な存在だということですよ。」

雲をつかむ死/アガサ・クリスティー

これはジェーンを口説くときのセリフ!!
こんな風に口説かれたい!!

たくさん世話焼いてほしいな・・・(。-`ω-)♡♡♡

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