JAWS PANKRATION 2021 に24時間倒れるまで参加した感想
24時間、滝行のようなインプットのお時間。
11/20(土)12:00 ~ 11/21(日)12:00 まで、JAWS-UG(AWS User Group – Japan)によるオンラインイベント、"JAWS PANKRATION 2021"に参加してきました。
24時間、70近くのセッションをやりつづけるという、世界中のAWSユーザーグループを巻き込んだ、大掛かりで楽しいイベント。
最初は24時間起きているつもりはあまりなかったのですが、セッションを聴いているとテンションが上ってきて、最終的には24時間ぶっとおしで参加することとなりました!
海外のスピーカーの方も多数参戦しており、ほぼ全てのセッションが英語の資料による発表、かつポケトークによる同時通訳が入っていて、すごく挑戦的で魅力的なイベントでしたね~。
しばらくしたら、本イベントのフォローアップイベントも開催予定とのことで、非常に楽しみにしています。
以下、感想等をつらつらと。
セッションを聴いての感想
AWSの認定試験勉強において、ある程度知っているサービスについてはハンズオンよりもドキュメント精読の方が効率がいい、というのは意外だったけど、納得しました。
でも、公式ドキュメントは物量が多くて大変。
自分にとっては、読むだけでなく、NotionやCodaで少しずつまとめいくのが合っていそうだなぁ思いました。
DOP(DevOpsエンジニア - プロフェッショナル)を取った時は、
模試の問題をやる → わからなかったところのドキュメントを読む → Notionにトピックごとに記録 → 再度問題を解いてみる
のサイクルを回してうまくいったこともあったので。
Jmeterで負荷試験を流す → CloudWatchで状況を見る という流れを経験したことがあったので、「分散負荷テストツール」というのは非常に魅力的に感じました!
テストツールって実験室みたいな感じがしていいですよね・・・。
AWS Community Builders programは、いつかは参加してみたいですね。
そのためにもアウトプットを頑張りたいと思います!
Lambda + DDD + ユニットテスト この組み合わせはアツかったです!
そういえば、後でセッション概要を見直してみると「Lambda函数」になっていました。渋いですね・・。
一度作ったアーキテクチャでも、その時々で見直してどんどん改善していくサイクルが回っていくのは、構成図を見ているだけでも気持ちいいものだと感じました。
だんだん良くなっていく構成図の変遷を見ていると、ある種のカタルシスを感じますね!
Excel申請書を使うときって、記入例が結構大事ですよね!
記入者に、自分がそれを記入しているイメージを湧かせるためにも。
何も例を提示せずに「はい、書いて」は、書く側の視点が少し抜けている気がしないでもないです。
ただ、そもそも申請書をいらなくする、自動化はもっと大事!
EC2を使うなら、CloudWatchLogのエージェントとSSMエージェントを入れるのは秒でやった方がいいなぁと感じています。
あとから色々と自動化するのに便利ですし、自動化するときのハードルが下がる気がします。
DBの接続情報やAPIKey等をSecrets Manager/Parameter Storeに入れるのはMustとして、その他のアプリ設定はどこに置くのか。
これは色々選択肢があって迷うことが多いなぁと、日々の業務でも感じています。
環境変数、設定ファイル、Windowsのレジストリ・・・パフォーマンスとセキュリティ、メンテナビリティ等とのトレードオフを考える必要がありますね。
アウトプットを出すための実験場として、サンドボックス環境は、あったらいいなぁと思うものの一つです。
ひとまずは個人アカウントで代用してますが、もしお砂場があったら楽しいだろうなぁ・・・と。
そういえば、ハンズオンでもらったクレジットがあるのでこれも有効活用したいですね。
こつこつアウトプットは大事です!
後で一気にアウトプットしようと忘れてしまっていることが多くて、おもいだすのにMPが削られてしまいます。
(ドラクエ6の主人公みたく、MP消費なしで「ふかくおもいだす」が使えたらいいのに・・・)
サーバレスをやっていても、だんだんサーバのことを考えるようなサービスの使い方になっていることがあるとのこと。
本当の目的に立ち返って、何と何とのトレードオフで、優先順位をどうつけるか、定期的に振り返る機会は大事だなぁと感じました。
Lambdaの開発サイクルでは、どのようにローカル実行・ビルド・デプロイ・テストをするのかの選択肢がいくつかあるとのこと。
あまり何も考えずにCloud9でローカル実行やっちゃってますが、プロジェクトやアプリケーションの特徴に応じて戦略を考えるのが大切ですよね。
IPv6は本当に使う機会がないですね・・・。
どこか違う世界の話みたいに聞こえるけど、いざという時のために知っておかないといけないなぁ、と感じます。
GuardDutyの話を聞いていたと思ったら、懐かしの恋愛ゲームの世界に入り込んでいた・・・。
ツンデレなGuardDutyちゃんとの恋物語。
難しいことを楽しく考えるためにも、こういった発表の”コンセプト”って大事ですね!
1つのことを学習し始めると決めても、色々と興味の対象が飛んでしまって中々成果物までたどり着かないということ、よくあります。
インプットとアウトプットのバランスが大事ですね!
Fault Injection Simulatorでカオスエンジニアリング、なんだかワクワクするのでやってみたい!
スポットインスタンスの停止とかも再現できるみたいです!
プロジェクトの最初のネットワーク設計は、後で移行に苦労する引き金にもなり得るというお話。
クリティカルな状況にならないように、できるだけ先を見越して、考慮して設計しておきたいものですね・・・。
他の誰かが設計・構築後に自分が引き継いだシステムで、設計時の考慮漏れで苦しむ、という経験が多い私にとっては、身につまされるお話でした。
全体を通して
複数アカウント管理、アカウント作成の自動化、Control Towerのセッションがいくつかあったのは、普段あまりマルチアカウントをやったことがない自分にとっては新鮮でした。
個人アカウントでは実践が中々難しいので、貴重なお話を聴けてよかったです!
Step Functionsのセッションも印象に残ったのが多かったです。
正直あんまり使うイメージがなかったのですが、SDKサービス統合で使用できるサービスが飛躍的に多くなったとのことなので、試してみたいですね。
セッションの合間に流れる動画、今回もものすごくかっこよかったです!
スピーカーの方々の画像が次々に映し出されて、まるでオールスターの選手紹介のように感じました!
みんなヒーロー/ヒロインみたいにかっこよかった・・・。
ほぼ全セッションで、ポケトークによる同時通訳をする、というのもすごかったですね。
誤変換も色々とありましたが、そこにスピーカーの方の個性が感じられて、非常に楽しめました!
スピーカーのLinkedInアカウントが載せられていたのは、これまで見た勉強会的なイベントでは初めてで、嬉しかったです。
日本の方は Twitter > LinkedIn の方が多く、
海外の方は LinkedIn > Twitter の方が多い傾向が見られて、
それぞれの特徴が際立っていたように思います。
最近は自分もLinkedInにハマっているので、タイムリーだなぁとご縁を感じました!
最後に
なんとかこのようにアウトプットもすることができましたが、全てのセッションで得たものをアウトプットできているわけではないです。
でも、今は忘れていても、ふとした瞬間に思い出すセッションがあるかもしれません。
それくらい、短期間に凄まじい量のインプットを得られた、良いイベントだったと感じています。
24時間起き続けるのは、しんどいです。(正直な感想)
でもたまには、これくらい無理するのも楽しいですね!
達成感がハンパないです。
倒れる(till Down)まで、限界までテンション高く騒ぐ、そういうイベントになってほしいという思いが、「Up till Down」には込められています。
互いのAWSの知見をアウトプットし合い、真のAWS力に目覚めてください。
このようなイベントのコンセプトに沿った参加の仕方ができたと、個人的には思っています。
滝行のようなインプットの時間、楽しかった!
運営の方々、そしてスピーカーの方々、本当に大変だったと思います。
お疲れさまでした!
そして、このような貴重な機会を作っていただき、誠にありがとうございました!