おかーさんじゃなく、お嫁さんじゃなく。 私が選択的夫婦別姓制度を推奨したい理由【毒親】
こんにちは、れいなです。
来る7月21日は参議院選挙です。
私は選択的夫婦別姓制度を実現したいのですが、幼稚園児だったとき、私は母から、こんなことを聞かされました。
「お母さん、名前変えようと思ってるの」
田舎の旧家の長男一家
被虐待児として育った私の本家は300年続く田舎の旧家です。父はそこの長男ですが、結婚とほぼ同時に新しく家を建てて「実家のことは手伝わなくて良いよ」と母に伝えました。
それで通ればハッピーエンドですが、皆さんお察しの通り、そんなことなかったのです。結果的に私への虐待と繋がったことからもお分かりですよね。
親戚、特に姑である祖母からすれば、母にはいわゆるお嫁入りという期待が強かったのです。父も自分がどれだけ本家とのしがらみを優先しているか無自覚でした。
母が考えていた「改名」
幼稚園児の私は母から、こんなことを聞かされました。
「お母さん、下の名前変えようと思ってるの」
私はすごく動揺して、
「変えてしまったら寂しいんじゃない?」と答えたと思います。それから10年経った頃でしょうか、母の引き出しから、改名手続きの紙を見つけました。
「結婚して苗字が変わったことで、相手方の親戚の男性と同姓同名になってしまいました。また、男性とも捉えられる名前ですから、改名しようと思います」という内容でした。
確かに母の旧姓は花畑のような可愛らしいもので、それと中性的な名前がバランスよく、素敵な姓名だったのです。
結婚したことで父方の本家の名前になり、沢山いる親戚のなかに同姓同名の男性もいました。
母は下の名前が嫌いになっていくようでした。かつて「自分」であったはずの母は、本家の一部として取り込まれていったように見えました。そして本格的に心身を壊してしまったのです。
旧姓のままだったら、そのような葛藤がなかったのではないかと私はずっと感じてきました。結局、改名はしませんでした。
周りの中国人は別姓
私は中国人の多い職場で働いていますが、夫婦は別姓です。それもそのはず、中国語は韻を踏んだりと、発音を楽しむ特色があるのです。ここでは書けませんが、苗字と合わせた世界観の姓名のスタッフもおり、「せっかく素敵な名前なんだから苗字がランダムに変わってしまったら勿体ないよなあ」と思うようになりました。
(↑中国人に影響された良いことの1つ、弁当はシンプルかつタッパーインでも全然あり↑)
姓名から醸される世界観
これは私のnoteでご覧になったかたもいらっしゃると思いますが、私の本名は「細貝 玲奈(ほそがい れいな)」といいます。並べ替えると、「ほれ、いそがない」「ほ、それがいいな」「ほな、それがいい」「ほな、それいがい」となります。日本人でも苗字と名前が合わさって世界観を醸していることがあります。それを、本人の希望で変えても変えなくても良い、というのはとても自然のように思います。
私は参議院選挙では選択的夫婦別姓制度を取り上げているかたに投票します。
(↑職場の近所で、ツバメのフンを落とさぬような仕組みがありました。警備員さんに話しかけたら、実際にフンが漏れないと言ってましたが、しばらくして、フン受けだけ撤去されてました↑)