介護靴の買い替えで驚いた話
皆様、こんにちは。
たま~に介護靴(医療靴)の話を書いてますが、少し前に買い換えをしました。
翌日
先日、実相大学の学費を下さった方と遊ぶ約束をしていたので、待ち合わせ場所へ到着しましたが、その時。
靴底がパカッと開いてしまったんですね。
私の足が変形しているがゆえに、介護用の靴です。
初めてその方にお会いしたときは、逆に、前日に2週間近い修理からぴたっと返ってきたので、お出かけで一日歩けたんですね。
今回は、逆に壊れてしまいました。取れかけてはいたんですけどね。
眠れておらず、体調がかんばしくなかったこともあって、割と早めに解散し、その靴を取り扱っている介護用品店に向かいました。
靴屋にて
私「前にこちらで購入したこれと、全く同じものを買いたいんです」
店員「サイズはいくつですか?」
このとき、靴底のサイズ表示が、擦り減って読めなくなっていることが判明しました。
私は25を履かせて下さいと言いました。
裸足が、全長25㎝なんです。出してもらったものを履いてみたら、ぴったりでした。
ただし、念には念をいれてとのこと。
店員さんが、在庫と私の履いてきた靴、それぞれの靴底を測ってくれて、
「靴底は同じ長さになるはずなので、以前購入されたのは25.5ではないですか」
と言いました。
ただ、私は試し履きした25がぴったりなので、そんなはずはないのでは、と答えました。
店員さんが、ふと、私の履いてきた靴の中敷きを取り出してみたら、裏に「25.5」と印字されておりました。
あれ?今試し履きしている25がぴったりなのに、どうして、これまで履いてた靴は25.5なのだろうか。
私「デザインが変わったってことはないですか?」
店員「それはないです」
私「そうですか・・・では、25.5を下さい。今すぐ履いて帰ります」
ここで気づく
そして、お会計のとき。前回カード決済したときと違って、現金払いの今回は、遠い場所のレジで精算するというので、びっくりして店員さんについていきました。
ベッコンベッコンと、変な音がして、デパートの空間に響きます。え?何で?
新しい25.5の靴だと、明らかに大きいんです。歩いてて、つっかえるくらいでした。おかしい、どうしてだろう。
よみがえる記憶
そして、全て思い出したのです。
私は裸足の長さが25㎝ですが、足幅が広くて。
前回は、25を試着すると、親指と小指が靴の中でパンッパンに当たって痛かったんですね。それがあるから、大きめの25.5を購入していました。そして、靴紐をなるべくギュッと強めに結ぶことで、足に沿わせていたんですね。
それから1年後の今回、私は25を履いても全く問題なく、すっとはまっていたんです。
足の状態が悪いと、幅が広がってしまうと聞いたことがありましたが、まさにそれだと直感しました。そうだ、足が良くなっているんだ。
店員さんは、快く、25と取り替えてくれました。
高校生のとき
足の変形が明らかになった高校生のとき、実は、治療のために足裏へ装着器具を付けるように指導されました。
そして、足の変形したところに骨まで増えてしまっている。出っ張りができている。
骨が出来てしまっている以上、今後治ることはないが、ずっと器具を付けて歩くことで、少しでもましな状態を維持しようと言われました。
装具は靴に合わないので、靴がどんどんだめになりました。
歩くときも、足が疲れるし、装具の、はさみで切られてぺろぺろしたカバーが靴からはみ出して、どんどん汚れてみっともない。
全然快適じゃないし、良さも実感できないし、シリコン製だから足が冷えて冷たいし、数年後にそれを捨てたんですね。
返ってきていた
それから10年以上経って出会ったこの商品は、値段が高いのもあり、中敷きに特化していて、高校のときに購入して捨てた装着器具と、同じ形の中敷きが入っているんです。しかも、シリコンのような冷たい素材ではありません。
ですから、10年以上前に、靴と合わなくてやめてしまった装着器具を、自覚なく!!いつの間にか、装着していた状態だったんですね!!!
この靴を履いてるときは、そうでないときより体調が良いのです。そして、1年前にお店で鏡を見たとき、まるで、足の変形がない人のようにスイスイ歩くので、感動しました。
これまで、歩き方が妙だということで「何でそんな歩き方するんですか」と質問されたり、「歩き方で、前に見たことがある人だと分かった」と言われたこともありました。
市販のなんてことないスニーカーだと歩いててつっかえるため、意識して「なるべく、ふつうの状態に見えるよう」歩いてるのが常でした。そうすると、過剰に緊張がかかってしまうんですけどね。
それでも、この靴だと何気なくふつうに歩ける。
鏡の前で、自分で「ふつうの人みたい!」と言ったし、支払いのときに泣いてしまったのを覚えています。
以前修理に出していたときなど、続けて履けない日々は、足の変形部分の痛みが出てきて、動きがにぶくなり、体調も何だか曇っていきます。全体的に体のだるさが出てきます。
2週間の修理を経て戻ってきたときは、体のあちこちがまっすぐ伸びる感覚がして、シャキッとし、頭も冴えた感じがありました。
それはちゃんと物理的な理由があったんだなあと思います。病院で装具を付けるように言われたのも、いちおう正しかったのですね。
1年間、今回の介護靴を履き続けたことで足の状態が良くなってきて、きっと、むくみがとれて、足の幅も狭くなったのでしょう。
商品はこちらなのですが・・・この会社さんが宣伝にお金をかけてないのか、ホームページの掲載箇所があんまりきれいに表示されないし、2019年のイベントの画面だし、説明も少ない!!!
介護用品店で一押しされたし、履いてすぐ良さが分かった、すごくいい商品なのに・・・。
合う合わないがあるはずですし、きちんと足を測った方が良いしで、お店で試着されることをお勧めします。私は東京の上野松坂屋にある介護用品店ハートフルクローバーで買っています。店員さんが、これまで会った全員、果てしなくいい人です。
それと確定申告の際、医療費控除で使えるんじゃないかと思って、領収書を書いてもらったんですが、後から分かったのは「リハビリ目的」じゃないと、介護靴は含められないんですって。
そんな・・・3万円する介護靴(医療靴)を買い続けて5年。。。右往左往しつつ、もう5セット買ってるから、かなりの出費なんですけれど~!
とはいえ、この商品に出会ったことで、今後は方向性が絞れる気もしますね・・・。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
皆様が、ますます、ご自分に合った靴に出会えますように。既にお持ちの靴とも、いっそう仲良く、お過ごしになれますように。
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