堯友さんによるお悩み相談開始/裏話後編
皆様、こんにちは。
中編はこちらです。
互いの発達障害傾向
堯友さんの電子書籍が1冊売れたのを機に、私は、もっと頻度を上げて提案していきました。
私「SNSのあれは、こうした方がいいんじゃない?あれと、それと、これも。
他は、申し込みする人が不安に思っている内容を想定して、申し込み前のQ&A的にお答え記事を書いておいてね。例えば女性は、こういう内容が聞けてたら嬉しいと思う」
堯友「申込みに繋がればいいけど、少し様子見しつつ、次の手を考えるわ」←と言いつつSNSを修正
私「何か私も熱くなっちゃったから、様子見だって言ってくれて正直ほっとしてます」
堯友「次々とやってくるメッセージ、れいなさんが言ってる通り、ちょっと加熱してきてるかなと思ったから、冷ますつもりで様子見にしました。
でも、申込みフォームを作ったり、自分の休みの日を表示させたりして、ゆっくりと形を整えていきます」
私(堯友さんのゆっくりは、ゆーーーーーっくりなんだよなぁ・・・でも、今回は私も悪かったなあ。。。)
「やっぱり私が発達障害なのは、治療して俯瞰できるようになっても変わらないからね。辛いなあ、でも抜け出せないなあと思っていました」
堯友「そこは自分の性質として、どう折り合いをつけていくかやね。 僕も性格的なところではあまり発達障害の影響は出てないと思うけど、片付けが苦手だったり、人の顔と名前を覚えるのが不得意だったり、やっぱり微妙に傾向はでてきてるね」
私「単純に最近さぁ、自分の友だちとも活動とも重なってる恋人ができたし、学校にも通っているから、これまでより複雑なことを処理しているわけです。
将来的に仕事の幅を増やすとか考えていくと、発達障害の薬の増量を、病院で相談しても良いかもと思った。 実はまだ増やせるんだ。
堯友さんは、発達障害を言い表すASDとかADHDの、D(disorder=障害、疾患)は付かない、ASとかADHなんじゃない。社会的に問題はないけれど、障害傾向があるということで。私は完全にDが付く、要治療だけど」
堯友「今日も1冊、電子書籍が売れてました。 これで2冊目」
私「おめでとう〜売れて然るべき本です〜。
それとさ、私が飲んでる発達障害の薬を、病院で相談して増やせたとしても約1ヶ月後からだから、それまでにまた白熱したら、ちょっと引いてね。増やしても、即改善かは分からないけど よく受け止めてくれて本当にありがとう」
堯友「なるべく暴走しないように、温かく見守っていくわ。 薬って人によって、合う合わないもあるし、大変やね」
私「今のところは副作用(胃腸の不調)が出てないから、増やしても良いか。つか、暴走って!認知症のお年寄りが、芯では自分の状況が分かってるって言うけど、何となく想像つくわ。
まぁ薬を増やせば、ここまで強い感情に揺れることも減るかもだから、かぐや姫が羽衣を着るまでの時間という感じもあるんだけどね」←我ながら最高のたとえ
堯友「自分で自覚して、精神医学に頼ろうっていう結論まで行きつける人も少ないよね。
くまちゃん(学校の先生)が、『れいなさんは発達障害を抱える人たちにとっての希望の光』って言ってたわ。 発達障害を抱えていても幸せになれるということを身を以て証明する子だからって。というわけなので、僕も微力ながら、れいなさんが幸せだと思えるよう、努力します」
私「えーーちょっと、そういう、良いことも言われてたのなら先に教えて〜!!堯友さんが、くまちゃんの言ってた私の弱い部分だけを語ってたのもあって、最近ずっと泣きそうだったのに」←ガチギレ
堯友「忘れてたわ。メモを見直してて、思い出した」←状況に気づいていないので大笑いの絵文字を付けている
私(怒)
堯友「あと、さらに思い出したけど、『れいなちゃんは賢いから、きちんと言えば分かってくれる』とも言ってたわ」
私「思い出したこと、色々言ってくれて、どうもありがとう」
堯友「恋愛もそうやけど、他人との関わりをなるべく避けて生きてきたんで、人が自分に何を求めてるのかって事になかなか気付けなくて、ヤキモキするかも知れないけど、そこは先に謝っておきます。 多分、簡単には治せないので」
私「いわゆるその、暗黙の了解が分からないっていうのは発達傾向あるあるだよ。
たぶん、今後こうしてって伝えるのは、堯友さんからしたらルールを増やしていくみたいに感じられて認知の負荷がかかるだけだろうから、 私も言葉でその都度、ああしてほしい、こうしてほしい、私に対して良い点は言ってなかったの?とか聞いていきます」
堯友「僕も知らず知らず、自分の都合ややり方を押し付けてたかもしれないし、くまさんが僕に言うくらいだから、本人にもとっくに同じ事を言ってるんだろうなって思い込みもありました。ごめんね」
そして本日、ようやく、堯友さんはお寺に来て下さったお友達や、そのお仲間の団体様に、名刺を渡していったそうです。とっても嬉しかったようで報告を頂きました。
堯友さんという人物
性格は明るいし、ウケてなんぼという大阪出身らしい根性があるのですが、堯友さんはあまり自分の魅力を表現していく方じゃなかったというか、どのように表現していったら伝わるのか。そこに関しては、うんと年下である私の方が、人生において試行錯誤してきたかもしれません。
ただ無口でじっと座っているような堯友さんに、なぜか人は関心をもってくれて、次々とお寺に会いに行かれます。高野山という珍しい場所の、泊まれるお寺のお坊さんと知り合ったら、そりゃ行ってみようとなるじゃないかと言ったらそれまでなのですが、とは言っても団体だったり、友達を誘って、行ってくれます。(←堯友さんが無口だから、自分の話し相手を連れていかな!ということでしょうか)
新幹線に乗る=ビールが朝から飲める機会だと思っている堯友さん。
10年ぶりの友達との再会で、ご飯に行きましょうとなり、迷った挙句マクドナルドを選んでしまう堯友さん。
交際を始めてすぐのお護摩の火を、お寺の職員さん達に「ラブラブファイヤー」と呼ばれて「ネーミングセンスが昭和すぎるんじゃお前ら!」とツッコミを入れている堯友さん。
朝の勤行後の説法で、「お坊さんが煩悩に負けて16歳下の恋人ができました」と語り大ウケしたことに味をしめ、自分が勤行の回は、最近毎回披露している堯友さん。
「ご結婚はいつですか」とお客さんから聞かれ「付き合い始めて1ヵ月経ってないって言ってるじゃないですか」と大喜びしながらツッコミを入れて、私にまで報告してくる堯友さん。
先日共通のお友達から「堯友さんは無口な印象があったけれど、大丈夫?」とご心配頂きましたが、私も知り合った直後は「いやー無口過ぎて、親しくなるのは無理だな」と思っておりましたが、ペラペラよく喋る人であると分かってきました。
それと、知り合った直後の堯友さんは、メッセージのやり取りで自虐ネタがすごく多かったのですが、驚くほど言わなくなりました。
最初から一貫してるのは、ウケたい、というのがすごくあるようです。
関西のお笑い風味を入れて話しかけると、お、と調子に乗っていきますので、皆様、できれば「おっす!今日も髪の毛のツヤがいいねえ」とか言って、堯友さんをどんどん持ち上げてあげてください。ご本人、当然ツルツル頭なのですが、髪の毛ネタが好きなので。
それとご本人、口が回らないので、堯友さんに話しかけたら、返事が出てくるまで一旦は待ってあげてください。
車と同じで、エンジンがあったまるまでは、走り出せないようなんですよね。慣れてきたら、即、ツッコミを入れてきたりするので、話したくないという訳では全くないようです。
そして、目の前の相手に幸せになってほしいといつも思っている方です。堯友さんが心を開けば、ポワンとした、パステルカラーの風船みたいな大きいエネルギーを出して与えてくれます。
どんどん心を開いて、たくさんの方と対面で話すことで、更に、堯友さんのエンジンがあたたまっている状態になっていきますように。
この記事を書いたきっかけ
堯友さんは、私が作った全部の画像を使う訳じゃありません。
え~私はもっと褒められたい!と思って、「あれデザインしたの私なんです~」と自分で主張していこうと切り替え、書いています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
お悩み相談を始めた経緯について、堯友さんによるお話はこちらです。
おまけ
きらきらと光が差し込み、「坊主坊主ハッピー」(←造語)な様子の堯友さんの写真です。お客さん方の服装から、冬のようですね。
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