10年かけてピアス完成しました
子供の頃から、人の顔を描くとピアスを付けていました。高校生の時、病院でピアスホールを開けたけれど、ピアスを付けるたびに赤く腫れ、素材を変えても収まらず、放置していました。同時期にピアスを始めた母親も同じことが起きるので、体質なのだと思っていました。
カナダに来て、体調に沢山の変化があり、およそ7年ぶりにピアスを再挑戦すると決めました。4月に着け始め、腫れたり流血したり体液が出たり、色々ありましたが、ピアスを沢山開けている恋人に写真を送ったら「普通の治癒段階に見えるよ」と言われ驚きました。
ファンタジー系の漫画、アニメやゲームに登場するキャラクターのような、シンプルな輪っかピアスが付けたい。デパートの宝石売り場に行きましたが、シンプルなデザインかつ貴金属のピアスは、ピアスホールを通る部分が細くなってるんですね。個人的には、均等な正円であってほしいと思いました。その方が長持ちしそう、清潔だし、旅に出ているアニメのキャラクターは基本的に同じ服装で、アクセサリーも24時間装着しています。頻繁な付け外しが肌を傷つけるだろうし、冒険中、複雑な金具がなにかに引っかかったら怪我のもと、危ないです。実際、その貴金属のピアスは、睡眠中にピアスホールを傷つけてしまいました。
そこで、ドラッグストアで、均等な太さの耐アレルギー素材の輪っかピアスを買ってきたら正解でした。シンプルなデザインでも、今の穴より微妙に太いと痛みが起きるのも驚きでした。カナダに来て良かったのは、憧れていた「金色の小さな輪っかピアス」に対する照れが抜けたこと。ワインに対して抱いていたコンプレックス、敷居が高いという印象が抜けたのと同じです(ちなみにカナダはワイン的には、日本と同じく「新世界」と呼ばれ、新参地域です)。
3ヵ月経ち、ピアスホールは完成しました。今回7年ぶりに着けようと踏み切れたのは、仕事でおしゃれをする必要が出てきたこと。耳の高さに視線を誘導することで、私の顔の骨格が美しく見えると床屋で教わったのを思い出したことでした。それは正しい指摘で、ピアス付けっぱなしのため鏡を見るのも以前より気楽になりました。将来的に機会とお金があれば美容整形も楽しいだろうと思います。
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