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腕振りで泳ぐ姿が可愛らしい謎多き単細胞の原生生物「メテオラ」とは?

地球上ではこれまで無数の生物が研究者によって発見されてきましたが、私たちはその多くを知りません。

謎の腕振り生物「メテオラ」もその一つで、おそらく大半の方は名前すら聞いたこともないでしょう。

メテオラは卵型の体に棒を串刺しにしたような見た目をしています。

さらに体の左右に短い「腕」のような突起が生えており、これを前後に振り振りして移動するのです。

一方で、メテオラは謎だらけであり、体の仕組みどの生物グループと近縁なのかは解明されていません。

そこで筑波大学の研究チームは今回、メテオラをつぶさに調べて、その謎の答えを見つけました。

研究の詳細は2024年1月22日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。


参考文献

元論文
Meteora sporadica, a protist with incredible cell architecture, is related to Hemimastigophora
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(23)01683-4


ライター:大石 航樹(Koki Oishi)
愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。


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