専門家でも見たことがない!?遠心分離機内でサンプルが分離していく貴重な映像
遠心分離機は、高速回転させることで生じる遠心力を利用して、試料の成分を分離させる機械です。
これを利用して、汚染水をきれいにしたり、廃油を油と水と泥に分けたり、食品加工において品質を高めたり、血漿から血液製剤を作ったりできます。
このように様々な分野で大活躍する遠心分離機ですが、2500G(地球の重力加速度の2500倍)を発生させるデバイスの内部を撮影することは簡単ではありません。
普段から遠心分離機を使用している研究者たちでさえ、試料が分離していく過程を見ることはほとんどないのです。
そこで元研究者で現在は科学写真家であるオランダのモーリス・ミッカーズ氏は、彼自身が開発した遠心分離機カメラを用いて、非常に珍しい遠心力で試料が分離する映像を撮影・公開しています。
ここでは、遠心分離機の内側の世界をいくつかご紹介します。
参考文献
ライター:大倉 康弘(Yasuhiro Okura)
得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。
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