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人工衛星の仕組み
人工衛星ってどのような仕組みでうごいているのかを書こうと思ったのですが、意外と大変そうなので、今回は導入編として、サブシステムのお話です。
人工衛星を設計する際にはサブシステムと言って、機能別にいくつかの部分に分けて設計します。ざっと挙げると、
テレメトリ・コマンド・通信系(TTC系)
姿勢制御系
電源系
熱制御系
推進系
構造系
この他にこれら全体をまとめたシステム設計も必要になります。ここまで書いてこれで終わってしまうのもあんまりなので、一番わかりにくそうなTTC系について書いておきます。
コマンドというのは地上から衛星に向けて発する指令のことです。テレメトリは逆に衛星の状態(センサのデータ)など衛星から地上に送るデータのことです。
TTC系は、地上との電波による通信とそれによって受けたコマンドを関係するサブシステムに送ったり、サブシステムから受け取ったデータを電波に乗せて地上に送ったりします。TTC系を構成する機器としては、
コマンド制御機(中枢の計算機)
インタフェース機器(他の機器とのデータのやり取り)
RF機器(電波の送受信)
アンテナ
などがあります。
私はこの辺りはあまり得意ではないので、この辺で・・・。
他のサブシステムについてもおいおい書いていきます。