ミミズクの眼差し
今年もソノラ砂漠でたくさんの野生動物に見かけましたよ、コヨーテ、ボブキャット、ハチドリ、ミュールジカ、ミチバシリ、鷹、アオサギ、ジャックウサギ、ガラガラヘビ、サバクゴファーガメ、アメリカドクトカゲ、地リス、蠍、サバクツノトカゲ。。その中でも一番惚れ惚れする眼差しを持っていたのは、このアメリカワシミミズクだった。Great Horned Owl. 南北アメリカ大陸で最も多く棲息するこのミミズクが、うちの隣の隣の家の大きなメスキートの木にやって来るようになった。大抵明け方に狩りを終えて、ペアで枝に停まる。どちらがメスなのかよく見分けがつかないけれど、このミネルバちゃんは65cm はあるかと思われる堂々とした姿!はるか下の地上から望遠レンズを向けると、キッとこっちを見つめた。
コロナ禍が世界に渦巻いていようとも、お構いなく堂々と生きている動物たちに出会うと、謙虚で穏やかな気持ちになる。地球は人間だけのものではない。来年はまたどんな生き物に出会うのか、ひそやかな楽しみである。