見出し画像

ムルデカのシール

スラマッパギ。
マレーシア在住1年7ヶ月の駐在妻です。

最近街中でマレーシア国旗が飾られているのを見かけます。
たくさんの国旗やハイビスカスが飾られていますが、これらはマレーシアの独立記念日をお祝いするものです。

KLセントラル駅内もたくさんの国旗で飾られています。
奥にはトゥンク・アブドゥル・ラーマン
(マレーシアの初代首相。独立の父として有名)

・1957年8月31日、マラヤ連邦(マレーシアの前身)がイギリスの植民地支配から独立を果たしました。

独立記念日はマレー語で
Hari Merdeka
(ハリ ムルデカ)
と言います。

Hari →”Day” 日
Merdeka→”Independence” 独立
で、独立の日、つまり独立記念日となります。

駅の改札内にも沢山の国旗。

マラヤ連邦の独立式典では、
独立の父として知られる
マレーシア初代首相トゥンク・アブドゥル・ラーマンが右手を高く掲げて
「Merdeka!(ムルデカ:独立)」
と叫び、
独立広場に集まった観衆がコールアンドレスポンスの要領で
「Merdeka!」と叫び返したそうです。

この場面は独立の有名なシーンであり、
50リンギット紙幣の裏面にも描かれています。

50リンギット紙幣の裏面。
右手を掲げて独立を宣言する
トゥンク・アブドゥル・ラーマンが描かれている。

毎年独立記念日には、
大規模なパレードが行われたり、
派手に花火が打ち上げられたり、
レストランではムルデカの期間限定特別メニューが並び、
ショッピングモールも「ムルデカ・セール」を実施します。

マレーシアの歴史に疎い私でもウキウキしちゃう、楽しい雰囲気です。

先日スーパーで買い物をしたところ、
ムルデカのデザインのシールが貰えました。
可愛い!

・日本にも建国記念日はありますが、こういう雰囲気とは違いますよね。

街中を国旗で飾ってお祝いをする、
という機会は日本には無いので新鮮に思います。

マレーシアは
「植民地支配下から独立を勝ち取った」
という気持ちが強いのかなと思います。

お祭りのような独立記念日の雰囲気を見ていると、
日本ももっと楽しい雰囲気で自分の国の成り立ちを祝っても良いかもしれないなぁと思いました。
ルミネで「建国記念日セール」とかやったり。

ちょっと、国民性と合わないか…。

・今日は友人とマレーシア国立博物館に行き、併設されたローカルの食堂(ナシチャンプル)でマレー料理を食べました。

大きなチキン(香草添え)
ルンダン
もやしのスパイシーサラダ
ツナカレー
白身魚のフライ甘酢がけ

美味しいマレー料理を食べつつ、
自分と同じく駐在妻の友人とマレーシアの日々について語り合いました。

マレーシアに来てから、
気圧で体調が悪くなった。
人間関係が大変だ。
日本の仕事を辞めねばならなかった。
日本に帰ってからのキャリアが心配だ。

そんな愚痴というか、他愛のない話をしました。

マレーシアで生活していて色々不安はあれど、
こうしてマレーシアの文化に触れられる日々は新鮮ですし
何よりローカルの料理を一緒に楽しめる友人がいることはとても有難いなと思いました。

独立記念日は来週です。
独立記念日のイベントは行きませんが(人混みが苦手なので)
もうちょっとマレーシアの独立について勉強しておこうと思います。


↓以下の記事を参考にさせていただきました。

・Weekly Mtown
(マレーシアの日本人向け情報誌)

・JCKLニュースレター

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?