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サイトー!そいつをよこせーーーッ!!!

アニメ攻殻機動隊の草薙素子役を演じられていた声優:田中敦子さんが亡くなられた。
大好きなのでショックだった。

途中経過。
あるある:途中経過の方が上手く描けているように見える。

攻殻機動隊sacは2002年にテレビシリーズが始まった。
私が初めて見たのは今年5月。

夫が「面白いから見て。俺が大学生の時に見てすごく影響されたから。」と
強く勧めてきた。
夫はめちゃくちゃ中2趣味なのだが、大学生のときに攻殻機動隊にハマり、大いに影響を受けたらしい。

愛する人の思想を理解するのも妻の務めと思い、アマプラで見始めた。

見てみるとめちゃくちゃ面白い。
人生で見たアニメの中でも一番面白いかも。

まずOPがカッコいい。
曲も動画も、なんてセンスがあるんだ。

次に驚かされたのは主人公:草薙素子のハイレグである。
「ハイレグって笑。時代感じるナァ」
などと笑ってしまった。

しかし、ハイレグを笑ってられたのも最初のうちだけ。
独自の世界観にみるみるうちに引き込まれていった。
近未来SFなのだが、ファンタジーの中のリアルさというか、設定の作り込みに説得力があり、めちゃくちゃカッコいい。
政治や戦争、難民などもテーマになっており、激渋。とくに男性は堪らんだろう。

自分もこんな世界観の設定を作ってみたい!
と思わずにはいられない。
憧れちゃうくらいかっこいい。
夫はマジでそう言う憧れ方をしてました。
攻殻機動隊がクール過ぎるのがいけない。

そしてもちろんストーリーも面白い。
基本1話完結型で、シリーズ全体で大きなテーマである「笑い男」の正体を突き詰めてゆく。
アメリカドラマの「メンタリスト」と雰囲気が似ていると思う。個人的な感想ですが。

1話完結型だからサクッと見られてちょうどいいが、次の話がどうなるのか気になって気になってしょうがないのでシリーズを一気見してしまった。
sacは2日で全26話見た気がする。
それくらい止められない。

1番鳥肌モノだったのは11話。
トグサが施設に潜入する話。
あれのラストで、トグサの書いたアレにたまげすぎて
「ウワァーーーッ!!!」
と奇声を発し両手をあげてしまった。
隣で夫は「攻殻機動隊、おもしろかろう?」とでも言うような満足げな表情だった。
面白い。面白すぎる。
もっと早く出会いたかったよ。

バトーさんがボクシングする回も良かった。
アラマキ課長は飛行機でもネックピロー要らなそうだ。
ネットに強いイシカワはいつでも癒しだ。
タチコマはどうしてトグサだけ「くん」付けて呼ぶんだ。
トグサを後輩だと思っているのか。
可愛い。
とにかく感想と考察が止まらない。
語りたくてしょうがなくなった。

攻殻機動隊が我が家で流行したことで、もちろん同時に「ハイレグ」の議論が活性化した。
なぜ素子はハイレグを履くのか。
義体の熱を放散するためにハイレグが適しているのかもしれない。
ではなぜバトーはハイレグじゃないのか。
かつてここまでハイレグのことを考えた事はない。
ハイレグの魅力を教えてくれたのも攻殻機動隊だ。ありがとう。

軍服の素子が好きだ。
ハイレグじゃないけど。

トグサが敵に追い詰められるシーンでも、少佐の声が聞こえると「助かった〜」と安心した。

バトーさんと他愛のない会話をする素子もクールでカッコよかった。

田中敦子さんありがとう。
少佐の声大好きです。

素子にとって、これも仲間との別れの一つかもしれない。

ずっと忘れません。

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