ネガティブ感情のゆくえ
現実を突きつけられた
先日、私は初めて不妊治療クリニックに行った
そこで卵子が少ないと言われたからだ
今36なのだが、40代くらいの量だと言われた
さらに甲状腺機能が低下している可能性があり
このままだと妊娠しても流産する可能性が高いと言われた
これから甲状腺の専門クリニックにも通い、
不妊治療も、早めに体外受精などを検討する必要があるようだ
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正直、とてもショックだった
病院でその話を聞いた時は、
「まあそんな事もあるよな」くらいの冷静さだったが
帰り道ですれ違う若い女の子を見て
「この子はまだそんな悩みを抱えることないんだろうな」とか
子ども連れの親子を見て
「自分はこんな風になれないかもしれない」とか考えていて
これが巷でよく聞く妊活うつの始まりなのかもしれないと思った
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どうしても1人で抱えきれなかったため
一緒に病院から帰っていた夫に
しょんぼりしていることを伝えた
夫は
「考えても仕方ないじゃん」
「俺は慰めたりできないよ」
と言った
受け取り方によっては
突き放されたように感じるかもしれない
でも私は、根拠ない慰めよりずっといいと思った
もやもやしたものを誰かに話すだけで
少し楽になるのは不思議なものだ
なんの解決にもならないのに
「話したら元気になった、ありがとう」
と言って笑ったら、夫も照れたように笑った
解決するかどうかと、気持ちの変化は
別ものなのだと思った
とはいえ、
たまに思い出してたネガティブな気持ちになるのは変わらない
気持ちというのはそういうものだと思う
だから、文字にして外に出すことを試みることにした
それでこのなんの解決にもならないネガティブ感情が和らぐなら
それでいいと思う
良くなるかもしれないし、良くならないかもしれない
でも多分、悪くはならない
そんな気持ちで