なぜ鏡は左右逆になるのか？

こどもの頃、なぜ鏡は左右逆になるのに上下は逆にならないのだろうかと考え始めて気が狂いそうになったことがあります(実は今もよくわからない)。 https://t.co/pCPwJuht0M

— negri-project (@negriproject) April 3, 2022

大人になって、左右だけではなく前後も逆になるのに気がついたのだけど、なぜか上下だけは逆にならない。3次元の3つの軸のうち、ひとつだけが逆にならずに温存されるのはなぜ？

— negri-project (@negriproject) April 3, 2022

考えてみた。

そもそも鏡は左右逆になってるのか？
天井に鏡があったら、上下逆になってる？

鏡を光を反射する装置と考えれば、左右逆になるのは当然。
左右逆にならない鏡を考えてみる。
３次元立体を２次元平面で切る。
向かい合って人が立っていても左右逆とは言わない。
相手にとって（にとってに傍点）、左右が逆に見える。
逆になるという表現は正しいのか？

他者と向かい合って立った時に、こちらの右側は相手の左側である。
なぜか？
左右は相対的だから。
その人にとっての正面によって左右は決まるから。
地球には重力があるので、上下は相対的でなく絶対的。
ブラジルの人とは上下逆？

天井に鏡があっても、こちらの頭上は、相手の頭上。
反転してない。
なぜか？
鏡は２次元で切るから。
４次元空間に３次元鏡があれば、上下反転する？

鏡に映ってる自分（他者）にとっては、こちらの右手が左手になるが、相手の左手はこちらからは右側である。
他者と向かい合って立った時は、左右逆と言わないのに鏡だとそう言うのはなぜか？
鏡に映った人物を自分だと誤認することによって、左右が逆になったと錯覚する。

他我問題に繋がる。
言葉が通じるということは、相手の立場に立つということ。
私の一人称も、あなたの一人称も「私」である。
相手の立場に立つことができてはじめて、言葉が生まれて、私が生まれる。