モモコパワード第14話「ブロッカーは孤独?」
「ジョナサン!貴様は!藤崎先輩にぃーっ!先輩に復讐するためにマスターになったんだろ!?大先輩は、藤崎先輩は、責任を感じていた!だからベースと一緒にサイバースペースに消えた!いなくなったんだよ!もう他人を巻き込む必要はないんだ!」
「もうあんな女のことにこだわっちゃいない!他人の悪評しか考えられない女のことなどで、誰が思い悩むか!」
「嘘をつけ!隣人の情をそんな簡単に切れるものか!」
「ッタハッハァ!貴様は覚悟が足らないからそういうこと言うんだよ!
意気地なしめ!男じゃないんだよ!」
「意気地なし!?覚悟がない!?」
「ホントの覚悟ができていれば、薩摩編成だってできる!キレてやるんじゃない、逆上しなくたって正義の確信があり、信念を通そうという確固たるのがあれば、できるもんだ!」
「事情があった! ・・・事情が!」
「ッヘァッハッハッ! 覚悟がないから敵ベースだって沈められないんだぁ!」
「な、なに?」
「本気で敵ベースを沈めるつもりがあれば、お前が来たときギガンティックボムなりねずみ花火を持ち込めたはずだろ!」
「その程度のことでは、敵ベースは沈むわけがない!」
「沈むなぁ。二十、三十のスキルをベース内で爆発させてみろ。モモコだって沈む」
「沈まない!」
「勇よぉ、おかしかぁないか?
ならなんでモモコを使って『敵ベースをやっちゃってー』なんて言ってんだ?」
「それは、編成事故とか、キャラ即決とかの可能性はあった!」
「モモコとアクアのいる敵ベースなんかハナから沈める気はないんだ。それがお前のホントの気持ちだから、防衛戦なんかやってみせて、リザルト画面からスコアトップをもらうためにカッコだけはつけてんだぁ!」
「違う!! あいつらは、敵ベースもろとも消えてなくなればいい!」
「・・・ホントにそう思えるか?」
「なにを・・・言いたい!」
「俺さぁ、アクアと愛しあったなあー」
「俺の知ったことか!」
「コナをかけたらすぐに寄ってきたんだよ」
「男と女のやること、珍しくもない!」
「コナミファクトリー、グリムアロエもなんだ」
「・・・なにを言ってるんだ?」
「いやさぁ、メスガキなんて馬鹿にしてたさ。がねぇ、いやぁ、味わい深かったって感動したぁ」
「ぐううぅっ!」
「ハハハッ! 怒れよ!」
「はああああぁぁっ!!」
「普通こういう話は面白がるんだぜ? 怒るっていうことの意味は解るよなぁ?お前には敵ベースを沈めることはできない!」
「嘘だっ! ジョナサン流の強がりだ!」
「ならグリムアロエに聞いてみなよぉ。情熱を秘めた肉体・・・」
「貴様あぁっ!!」
「済まない、言い過ぎたな」
「しかしもう一つ現状報告をしておくと、グリムアロエの態度が変わってもそれに気付かないのがお前のモモコってことだ!お前はそういうボンバーガールのマスターなんだ!」
「可哀想になぁ、生きてたって辛いだろ? 楽にしてやるよ。心配するな、(両手をわきわきしながら)アクア様だってたっぷり可愛がってやる。俺、包容力ってのあるつもりだからさ」
「くぅっ! 言うなぁ!!」
「ハッハッハッハッ!」
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