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140字小説【イマジナリー遊具】

「ここの公園、いつの間にか遊具が全部なくなっちゃったよなぁ……」
「時が経てば劣化もするし、それを維持していくのも大変だしな」
「……いや、俺には見える。子どもの頃に遊んだブランコや滑り台が、ほら!」
「スゲェ……アイツ、まるで本当に遊具で遊んでいるみたいに、宙に浮いてやがる……!!」