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140字小説【そしていつしかお守りに】

 お小遣いで買った当たり付きの駄菓子が当たった。

 その当たりの包み紙には『買ったお店で引き換えられます』と書いてあった。

 だから次の日、当たりの包み紙を握りしめてワクワクしながらお店に向かった。

 ……お店が閉店していた。

 この当たりの包み紙、持ってたらいつか使える日が来るのかな?