140字小説【髭という字が書けるまで】
「パパは何で、おひげ生やしてるの〜?」
「王様と同じさ。偉い人はみんな、おひげ生やしてるだろ?」
「騙されちゃダメよ〜、パパはそれがオシャレだと思ってるだけなんだから。本当に偉かったら、会社で窓際なわけないもんね〜?」
「ママ、『まどぎわ』って何〜?」
「さぁ? パパに聞いてみたら〜?」
「パパは何で、おひげ生やしてるの〜?」
「王様と同じさ。偉い人はみんな、おひげ生やしてるだろ?」
「騙されちゃダメよ〜、パパはそれがオシャレだと思ってるだけなんだから。本当に偉かったら、会社で窓際なわけないもんね〜?」
「ママ、『まどぎわ』って何〜?」
「さぁ? パパに聞いてみたら〜?」