【第2章】苦しみの種類/寂しさ
2023年5月出版『目醒めの栞〜苦しみを終わらせる5つの智慧〜』の全文を各章・各チャプターごとに掲載しています。
今回は、第2章『苦しみの種類』から、チャプター4「寂しさ」を掲載します。
④寂しさ
4つめの苦しみは「寂しさ」です。
寂しさは、自分と他者、あるいは自分と他の存在すべては本質的に切り離された別の存在であるという観念のもとに、「自分は孤独である」「自分は認められていない」「愛されていない」と感じる感情です。
寂しさは、宇宙からの分離を最も深く体験している状態であり、高次元領域では決して体験出来ない〈眠りの意識〉の醍醐味とも言える感情です。
繰り返しますが、宇宙のすべての存在はもともと〈一つ〉であり、常に一体です。そのため、本質的には個々の存在同士が切り離され、分かたれるということはあり得ないのです。
宇宙に悪しき闇の世界を創造した神々とすべてのネガティブ存在たちが意図したものとは、まさにその決して分かつことの出来ない根源意識からの分離であり、すべてが〈一つ〉であることを忘れてみたいというイリュージョンの世界に過ぎません。
実際には、私たちが孤独だったことなど宇宙の有史以来一度もありませんでしたし、私たちが見放されたり、愛されていなかったことなど一瞬たりともないのです。
宇宙の源である創造主はもとより、日常レベルにおいてもあなたは常に多くの家族たちに見守られています。
あなたのバディである守護霊や指導霊、ご先祖様、高次元にいるあなたであるハイヤーセルフ(守護神)、土地神様をはじめ生活を取り巻くあまたの神々や精霊、そしてたくさんの天使たちや宇宙の家族、兄弟たちが、片時も離れることなくあなたを取り囲んでサポートし、励まし続けていることを知ってください。
あなたがその真実に目を向け、内なる宇宙と繋がらない限り、あなたは寂しさに任せて誰かの優しい言葉や人肌を求めて他者にかけ合い続けるでしょう。
寂しさを紛らわすために誰かと会い、おしゃべりを楽しむことはかまいませんが、何人の友人と呑み明かそうと、何人の異性と肌を重ねようと、あなた自身が再び宇宙と繋がり、「私が孤独だったことなど一度もなかったのだ」という実感を得なければ、あなたの寂しさが本質的に癒されることはないのです。
そのため本書では、「瞑想」を日々の習慣にすることをお勧めしています。
寂しくて仕方がない時は、瞑想を通じて宇宙との内なる繋がりを求めてください。
私たちの実存的な寂しさを癒し、克服するためにそれ以上の近道はないのです。(4章では寂しさを癒す瞑想法を紹介しています)
また、宇宙の家族たちに癒しのサポートを求めることも出来ます。
「ガイドと天使たち、あなたたちの存在を示してください」「ガイドと天使たち、私の寂しさを癒してください」など、何をどう求めてもかまいません。
高次の存在たちは〈自由意志の尊重〉を重んじるがゆえに、あなたの意図や依頼なくして出来るサポートは限られています。
あなたさえはっきりと意思を伝え、正式に依頼をすれば、彼らは介入出来る範囲で(あなたの魂の意図を妨害しない範囲で)様々な癒しやサインを届けてくれるでしょう。
癒しの役割を持つ大天使ラファエルや、活力や力強さを与えてくれる大天使ミカエルなど、大天使(超高次の意識存在)たちに心身の調整を依頼することも可能です。
それぞれの天使の役割を学び、天使たちのサポートを大いに活用してください。
◎寂しさを感じた時の宣言
「私はこの寂しさを手放します。ありがとう。」(目を閉じて繰り返す)
◎寂しさを感じた時の依頼
「大天使ラファエルに依頼します。私の寂しさを癒やし、和らげてください。」(目を閉じて3回宣言する)
*怒りや悲しみ、または強い痛みなどを感じた時にも同様に依頼すると良いでしょう。
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