『目醒めの栞』全文掲載 【おわりに】
2023年5月出版『目醒めの栞〜苦しみを終わらせる５つの智慧〜』の全文を各章・各チャプターごとに掲載しています。
最終回となる今回は、跋文「おわりに」を掲載します。
◎おわりに
以前、ある宇宙存在からこう言われたことがあります。
「あなたがたが口にする「幸せ」とは、「不幸」と「不幸」の間に現れた束の間の晴れ間に過ぎません。宇宙に生きる私たちの本来の「幸せ」とは、そんなものではないのです」と。
私たちは、日々不幸を数え、不幸に怯える人生の中で、いつしか本当の幸せを忘れ、楽園（エデン）であったはずのこの星の片隅で、耳を塞ぎ、目を閉じて生きて来ました。
しかし、その長い輪廻の旅路の果てに、今こうして最後のアセンションの時を迎え、一つの大きな物語から卒業しようとしています。
宇宙からは過去最大級のサポートが注がれ、まるで大きな手品ショーの種明かしのように、インターネットを通じて世界中の人々が真実開示を行い、情報を共有し合っています。
〈統合〉とは、本当の自分（肉体と魂が一致した状態）に帰ることであり、私たちが置かれていた世界の真実を知るということでもあります。
それは闇の存在たちと戦い、駆逐するということではありません。
むしろ彼らを赦すことで光と闇の対立を終わらせ、役割としての悪を認め、その上で私たちは自分自身に残されたネガティブエネルギー（分離意識）を手放し、彼らの手が及ばない波動領域の地球へと移行することこそが今生の本分なのです。
ここからはただ〈内観〉の道となります。
家族や隣人との間にどれほどの不和が起ころうと、世界がどれほどの混乱に見舞われようと、私たちはただ自分の内側を見つめ、すべてを自分自身の反応の問題として対処して行かなければなりません。
大切なのはこのプロセスを「楽しむ」ことです。
この宇宙に生きるすべての存在たちは、あらゆる可能性を体験し、表現しながら遊んでいるだけなのであり、私たちはこの制限と忘却に満ちた地球という場所にわざわざ降り立ち、より大きな至福のために「苦しみ」という体験を楽しんでいただけなのです。
光と闇はもとより、親子、兄弟、夫婦、様々な人間関係もまたそれぞれの役割、配役であり、〈一つ〉なる存在が同じ者同士で「分離と統合」という物語を楽しんでいたに過ぎないのです。
そのことをいつも忘れず、あくまでも軽やかに、楽しみながら、このエキサイティングな時代を共に乗り切って行きましょう。（すべては今、宇宙全体の大歓喜へと向かっているのです）
私たちはまもなく、「苦しみ」のない天国へと入って行きます。
キリスト教では「千年王国」、仏教や日本の預言書では「弥勒の世」と言われ語り継がれて来たまさにその時を、今こうして目の当たりにしているのです。
闇の存在たちの力は目に見える形で弱まり、彼らのあらゆる所業が白日の下に晒されることになるでしょう。
覚醒によって私たちのＤＮＡは修復され、長きにわたって制限されていた超感覚や宇宙の記憶（前世や銀河の旅路）が徐々に戻り始めるでしょう。
そして、自分という存在がこの肉体だけでなく、あらゆる次元、時間、領域を跨いで偏在していることが、実感を伴って理解出来るようになるでしょう。
２０２０年から本格化した人類と地球の大変動・大浄化を終えると、覚醒を遂げた先駆者たちと地球の再建のために降りて来たカルマを持たない子供たちが、５次元地球に美しい天国を再創造して行きます。
欧米に変わってアジア諸国が世界を牽引することとなり、世界の日の出を導く太陽の民（元なる神々の御子）である私たち日本人は、新しい地球の精神的リーダーとして本来の役目を果たして行くことになります。
政治、経済、教育、文化、あらゆるものが愛と調和に基づいて刷新され、世界から嘘と欺瞞は消えて行くでしょう。
人々は管理社会や貨幣経済の檻を抜け出し、より豊かな善意の繋がり（奪い合いではなく与え合う社会）を形成し、小さなコミュニティの中で支え合いながら生きて行くでしょう。
そして、閉ざされていた宇宙への扉がいよいよ開かれ、２０３０年代にはスターファミリーたちと人類との公的なコンタクトが始まって行きます。
あなたはこの時のために再び地球に降りて来ました。
今世はあなたの長い長い旅路の到達点であり、あなたの魂、そしてこの宇宙の悲願の時でもあります。
これまで地上でのあなたは、自分をとても平凡でちっぽけな存在だと思い込んで来ましたが、あなたの魂がどれほど偉大であり、その旅路が宇宙にとってどれほど大きな功績であったのかを、これから知ることになるでしょう。
あなたは宇宙で最も過酷な次元の高低差（分離の極地）を経験した魂であり、その過酷さを知りながら自らこのプロジェクトに志願した最も勇敢な戦士なのです。
そしてこれから、その熟練したキャリアと地球での体験を通じて、次に進化すべき星々のマスターとなって行くのです。
あなたが役目を終え、帰路に着いた時、宇宙中の神々があなたの偉業を祝福し、感謝するでしょう。
その時を楽しみに、どうか今の苦しみを耐え抜いてください。
あなたが悲しみに暮れ、流した涙の一つ一つが宇宙の闇を照らす宝石となり、さらなる進化を迎える新しい宇宙の礎になるでしょう。
まもなく、世界に夜明けがやって来ます。
令和五年二月、天皇誕生日の晴れた日に
橋本那由多
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