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那由多電影#04|サバイバルファミリー(2016)
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『那由多電影』は、那由多書店おすすめの映画・ドラマ作品を紹介する不定期連載です。
いずれも新旧の映画・ドラマ作品から、「スピリチュアル」「アセンション」「大峠」といったトピックに関連する作品を独断と偏見で紹介して行きます。
第1回〜第5回までは、「大峠」というキーワードで映画を紹介して行きます。
第4回は、2016年の日本映画『サバイバルファミリー』(主演:小日向文世、深津絵里)です。
現代日本に住む、平凡だけど心がバラバラな家族が、あらゆる文明の利器を絶たれた状況に陥り、本当に大事なものに気付いて行くという物語です。
『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』などを手掛けた矢口史靖監督作品で、2016年の公開当初はさほど話題にも登らなかったコメディー作品ですが、その後新型コロナウィルスのパンデミックを経て、今まさに2025年問題に直面する中、いつ何が起こるかわからない局面を生きる私たちにとってもはや笑えないコメディーとなってしまった作品です。
ネタバレになってしまうため詳細は伏せますが、劇中すべての電気が途絶えてしまった原因は、私たちが今生きている現実社会でも実際に危惧されていることであり、明日にでも十分起こり得る事象です。
その意味でも、この映画は私たち現代人の社会がいかに文明に依存し切っているかということを警告すると共に、あって当たり前だと思っていた生活インフラがある日突然途絶えたら、という状況を最もリアルに伝えてくれる教科書でもあります。
そして、電気のみならず、天変地異や食糧難、あるいは世界的な経済破綻や新たなパンデミックなど、今後起こり得るあらゆる有事に対して、総合的な防災意識を高めてくれる作品でもあります。(全国の避難訓練でこの映画の鑑賞会が出来たら!とさえ思います)
また、物語の重要な転換点において、『日月神示』に繋がる江戸〜明治期の諸宗教に縁の深い岡山の人々が登場するのも、本作が現代の日本人に向けて天界から降ろされた映画であることを示唆しているように思います。
一見はコメディーの体をなしていますが、私には一連のご神示にも通じる深い深いメッセージと、全人類に共通する根源的テーマを痛感し、涙せずにはいられませんでした。
拙著やこれまでの投稿でもお伝えして来たように、今最も重要となるのは私たち一人一人の身魂磨きですが、突然の災害時、身近な人の安全と精神を守れるよう、最低限の防災と備蓄をされることをお勧めします。
『サバイバルファミリー』(2016年/日/117分)
【ストーリー】ある日、突然日本全国の電力供給が止まり、それに伴いガスや水道といったライフラインも全て停止してしまう。 それらに留まらず、自動車やパソコン、携帯電話や時計といった生活必需品までも使用不可能となり、あらゆる情報網が遮断され、人々は自給自足の生活を強いられる。東京都内に住む鈴木一家は数日で生活に困窮することとなり、「西日本へ行けば電力網が活きている」という噂を頼りに光恵の実家である鹿児島へ向かう事になるが、 飛行機などの交通機関も使えないため、止むなく自転車での長距離移動を決める。
【キャスト】小日向文世、深津絵里、泉澤祐希、葵わかな、時任三郎、藤原紀香、大野拓朗、志尊淳、渡辺えり、宅間伸、柄本明、大地康雄 他
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