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那由多電影#03|ドント・ルック・アップ(2021)
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『那由多電影』は、那由多書店おすすめの映画・ドラマ作品を紹介する不定期連載です。
いずれも新旧の映画・ドラマ作品から、「スピリチュアル」「アセンション」「大峠」といったトピックに関連する作品を独断と偏見で紹介して行きます。
第1回〜第5回までは、「大峠」というキーワードで映画を紹介して行きます。
第3回は、2021年のNETFLIXオリジナル作品『ドント・ルック・アップ』(主演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス)です。
人類滅亡をも危惧される大規模な彗星衝突が迫る中、その危機を必死に訴えようとする学者たちと、まともに取り合おうとしない政府関係者やメディアとのやりとりを描いたブラックコメディーです。
物語としては、過去にも繰り返し作られて来たいわゆるカタストロフィー映画ですが、本作のテーマを一言で言うならば、人間の持つ「我良し」(自分さえ良ければいい)の意識だと言えます。
『日月神示』では、「子の年真中にして前後十年が正念場、世の立替えは火と水ざぞ」(磐戸の巻・第十六帖)とあるように、子の年である2020年(新型コロナウィルス流行)を跨いだ前後10年が地球の大禊の時期であるとされ、事実この期間には世界中で未曾有の大規模災害や社会現象が多発していることは誰もが知るところでしょう。
そして、その最終年である今年2025年は、『日月神示』のみならず様々な予言やスピリチュアリストたちによって大激動の年とされており、このような情報にアクセスしている人々の多くが「2025年」というキーワードに翻弄され、この作品にあるような壊滅的な一発に対する不安を抱いている人も多いかもしれません。
しかし、先の新型コロナウィルスによるパンデミックはもとより、多くの震災や自然災害、あるいは政治や経済を取り巻く状況を含め、この十余年にわたって私たちはすでに「大峠」、あるいは「正念場」の最中に置かれていたのであり、それら一つ一つの出来事によって人間の「我良し」を省みる機会を与えられて来たのだということを忘れてはいけないように思います。
また、『日月神示』には「富士はいつ爆発するのざ、どこへ逃げたら助かるのぞと言う心、我れよしぞ。どこにいても救う者は救うと申してあろうが。」(水の巻・第十一帖)とあります。
重要なことは、それぞれが身魂磨きによって自分自身の中にある「我良し」の意識に気付き、正して行く(改心する)ことであり、ただ肉体のみが生き残ればいいということではありません。
多くのご神示において、「身魂磨き第一」「身魂磨き一等」という表現が繰り返されて来たように、世界に何が起ころうが起こるまいが、問題は私たち一人一人の身魂磨きなのであり、災害や外側の事象それ自体ではありません。
いつ何が起こる、どこへ逃げれば助かる、食料はどれぐらい必要かといった議論、あるいは政治家や有名人を取り巻く善悪論(誰が光で誰が闇か)や枝葉論、はたまた金融リセットはいつ来るのか、ベーシックインカムはいつ来るのかといった話題は今以て絶えませんが、本作のラストシーンでは、そのような肉体的保身(あるいは少年的オカルティズム)に基づいた「我良し」の心が行き着く結末を痛快に示しています。
『ドント・ルック・アップ』(2021年/米/138分)*NETFLIX限定配信
【ストーリー】巨大彗星が地球に衝突する可能性を必死に訴える2人の天文学者。だが、情報が氾濫する世界では、誰ひとりとしてその警告に耳を貸そうとせず・・・。
【キャスト】レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ロブ・モーガン、ジョナ・ヒル
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