「北条ユキノにBIG LOVE_____」
前置き
こちらは合同誌「スクミュを語りたい!」に寄稿した作品となっております。
初めてのnoteで見にくいと思いますが諦めてくださいよろしくお願いします。
最初に
この文章は合同に詰まりに詰まって頭を抱えた俺が、最終手段で打ち出した「もう推しへの愛語っとけばよくない!?」作戦を実行したものになっております。
それとこの文章は限界オタクが書いたため、文章が若干前後したりおかしかったりします。ご注意ください。ちなみにこれも文字数稼ぎだったり。
それと、途中途中で出てくる小話は読み飛ばして良い下らない話なので、興味ない人は次の段落へ行ってください。
ユキノという少女
前説
まず初めにユキノという少女の自己解釈について話したい。
というのも、俺の観測できる人々の中でユキノ1推しという人物がほぼ居ないのだ。推しじゃないというのは言い方を変えるとあまり興味がないということにも繋がる。
現にFFの中にもユキノの性格を少し誤解している人がいるように見受けられる。まあキャラへの解釈など星の数だけあるし、ユキノの性格はこれだという確固たる意志を持っているのなら仕方ないとは思う。
それでも、舞台の中で1番北条ユキノをガン見していた俺の解釈を出し、少しでも本編のユキノに興味を持ってもらうことが俺の役割だと思うため、今からつらつらと書いていく。
ユキノは鈍感系?
ユキノという少女は純粋無垢である。
人を疑うことを知らず、人と衝突することを恐れ、本当に何も知らない子供のように好きに一直線な少女だ。
彼女の特徴として俺が真っ先に挙げたいのは鈍感な子だということである。例えば「夢見る世界」のセリフパートに入る前の「偏差値重視、名門私学の女子高なんて! 今時流行る訳ない」のシーン。
ここはまず主要キャラの4人が張り出された週間テストを見に行くという動きをするのだが、他の3人はキチンと順番に動いているのに対し、ユキノだけが逆方向を向いていて気づかず、ワンテンポ遅れて3人に付いて行っているのだ。
この動きがユキノを象徴すると言っても過言ではないと俺は思う。
ちなみにこのシーンは公式が出しているダイジェスト動画で閲覧できるので、知らなかった人はぜひ見てほしい。
閑話休題。
ユキノが鈍感だと推測できるシーンは他にも存在する。
例えば、椿のメンツが転校してきた少女がアンズだと気づくシーン。ルリカは話している途中で気づき、ユズハ・マーヤはルリカ固まったあとピンと来ている。
だが、このシーンのユキノとヒカルは全く気付いていない様子なのだ。ここのユキノは固まったルリカや「その制服にその顔……まさか!」と言ったユズハを何も分かってないような顔で見ている。
特にマーヤが「あー!」と叫んだ後、キョロキョロして恐らくルリカやアンズ、マーヤを交互に見ており、文字通り何が何だか分からないと言った雰囲気を醸し出しているのだ。
このユキノの行動は2022年に公開されたoriconさんのゲネプロ映像の最後の方で確認ができる。このシーンのユキノは本当に可愛くて、個人的な必見ポイントだ。ぜひ見てほしい。
閑話休題。
最後に、これは北条ユキノではなく、杏ジュリアさんの演じたユキノの話だが(俺は永遠にそう言い続ける)
マドカ理事長がアイドル部の条件として「部員全員が週間テストで上位をキープすること」を提示するシーン。
ここは正直マーヤの動きが面白すぎて他の子に目がいかないのも頷けるシーンでもあるが、ユキノの動きも可愛いのだ。
このシーンのユキノは理事長の言葉を聞いた瞬間、手を合わせて「それなら大丈夫ですね!」と言わんばかりの満面の笑みを浮かべている。
しかし、次の瞬間に「ん?」と首を傾げ、次に焦ったようなビックリしたような、少しオーバーな動きで勢いよくマーヤの方を振り返っている。
いや本当に可愛い。
以上よりユキノは鈍感な子だと提唱していく。
ここからは俺の推測だが、ユキノは世界すべてをそのまま信じているのだと思う。自分が見たことや聞いたことをそのまま額面通りに受け止め、そこに一切の疑問を挟まない。
そのため、含みやらなんやらに気付くのが遅れたり、気づけなかったりするのだと思う。
とても可愛い。
ルリカへの感情
次にユキノの話として、ルリカに抱いている感情について触れていきたい。
これに関しては割と解釈が分かれるところなのではないだろうか。
憧れ、崇拝、人によっては恋情と解釈するユキノが抱くルリカへの感情。
俺はそれを「崇拝」だと解釈する。
根拠としてマーヤが「さてはルリちゃん好きな人でもできた!?」と言うシーンを挙げたいと思う。
このシーンのユキノは事の発端のマーヤや興味津々で質問を投げてきたヒカルと同じように、ニコニコと笑顔を浮かべており、かつ興味ありげにルリカの方を見ている。
だが、もし仮にユキノがルリカに対して恋情やそれに類する感情を抱いていた場合、顔を顰めたり変な動作をしたり「ルリカちゃん! ちゃんと言ってくれなきゃ分からないでしょ!」と問い詰めたりするだろう。
それをしないということは少なくとも恋情ではないと思うのだ。
勿論、無自覚の恋情を持っていてそのシーンで胸がちくっとしていたユキノ概念も素晴らしいのだが、少なくとも本編で自覚はなかったと思われる。
また憧れではなく崇拝を選んだ理由だが、これはまあ見た人ならある程度納得できると思われる。
同じ後輩キャラであるトアと比べてもルリカへの愛が深いのだ。
例とかもはや挙げる必要あるのか位のレベルだが一応セリフだけ上げると、
「ルリカ先輩がやるなら私もやります!(アイドル部に誘われた時)」
「わかりました! 私は付いていきます先輩!(ストリートライブをやろうと誘われた時)」
などが当てはまる。
以上から憧れよりも強い感情であり、恋情でもない感情「崇拝」がユキノの抱く感情であると思われる。
ユキノの無知と北条家
今度は少し趣旨を変えてユキノの無知、そして北条家のあれこれについて挙げていきたい。
ユキノの無知は「ユズハやヒカルでさえ知っていた滝桜女学院アイドルコースの存在を知らなかったのではないか」という考察から生まれた概念である。
無知と言うより世間知らずの方が正しいだろうか。
この考察はルリカは好きなアイドルができたと報告した前後のシーンのユキノのセリフに注目したときにできたものだ。
ルリカがアンズの名前を挙げる前に前置きとして「みんな知ってると思うけど」と言ったり、ヒカルが知っていると言った後「最近テレビでも雑誌でも、見ない日はないもんな‼」と続けたり、噂の転校生でアンズを「世間で大注目のあの子が」と評したりなど。
滝桜女学院アイドルコースは椿咲花という古風な校風のお嬢様学校にすら知られている、とにかく有名な存在だということが分かる。
しかし、ユキノはこのシーンで滝桜の存在に一切触れず「でもなんでまた急に」などルリカにだけ疑問を呈している。
さらに、あのユズハでさえ、滝桜に対するコメントをし、ルリカにだけ話しかけていないことから、ただルリカが好きすぎるという理由だけではないと考えられるのだ。
また、ルリカが好きなアイドルができたと報告したとき「先輩がいきなりアイドルヲタに……」と言って俯いたり、アンズの良さを話すルリカに「あんまり成績下がると理事長に怒られるんじゃないですか?」と苦言を呈したりと、とにかく滝桜女学院、ひいてはアイドルに対する否定的な姿勢が見て取れる。
しかし、滝桜女学院は冒頭で俺らを引き込んだように、一度見ればある程度惹かれるというか否定的な意見は出にくい、完成度の高いグループなのだ。
それこそ、真面目なユズハやさっぱりしたヒカル、勉強を頑張っていたルリカが好きになるほど。
また、滝桜のライブに行った後のユキノは滝桜に対して肯定的なので、やはりその時は滝桜女学院アイドルコースという存在自体を知らなかったと考えるのが自然だろう。
しかし、そうなると1つ疑問が出てくる。ヒカルが言ったように滝桜は「最近テレビでも雑誌でも、見ない日はない」存在だ。
なのに、ユキノは恐らく滝桜の存在を知らなかった。
以上から、ユキノはテレビや雑誌などの媒体を一切見ない、もしくは禁じられていると予想する。
この情報遮断がユキノを純粋無垢に仕立て上げていると言えば何となく聞こえはいいが、ユキノの異常なまでのルリカへの崇拝や鈍感さは見えている世界が狭いことから起こりえるのではないだろうか(これは下種の深読みかもしれないが)
また、少し話はズレるが、ユキノは学年1位である。
毎週新しい単元に入りサボったらすぐに結果に出る週間テストで、理事長になるために必死に勉強しているルリカが少しアイドルにうつつを抜かしただけで取れなくなる1位をキープしているのだ。
更に2年生であるはずのマーヤに勉強を教えるほどの学力を持つユキノは、日々どれほど努力を重ねているのだろうか。
そして、これは深読みのし過ぎかもだが、そこに親の意思が介入していないとは、どうも思えないのだ。
高校1年生の少女が雑誌もテレビも見ずに、沢山勉強していて、かつそれに何の疑問の持たず自分は幸せという顔をして鈍感に純粋に天真爛漫に生きている。
そう育て上げたのは、北条家の功績なのだろうか(北条家の解釈に関しては、また後で詳しく語りたいと思う)
Wキャストによるユキノ
前説
さて、いままでユキノの自己解釈をしてきたが、解釈とは人の数と同じだけ存在するものだと俺は思う。
何が言いたいかと言うと、杏ジュリアさんが演じる北条ユキノと寺田光さんが演じる北条ユキノには細かな差異が存在するということだ。
キャストさんは脚本さんの考えるストーリーからキャラを解釈し演じているので、キャストさんの解釈の違いによってキャラの行動に差異が出るのは当たり前と言えば当たり前だが。
というわけで、杏ジュリアさんの演じる北条ユキノ(以下ジュリアユキノ)と寺田光さんの演じる北条ユキノ(以下寺田ユキノ)を比較していこうと思う。
また、ジュリアユキノを最初に挙げ、それに対する寺田ユキノの動きを挙げていくが、これはジュリアさんが初演キャストであること、ユーチューブに上がっている映像が全てジュリアさんであることから、多くの人が見ていると思われるためジュリアユキノを先に挙げているだけで寺田ユキノとの間に優劣をつけたいわけではないことを念頭においてほしい。
俺の推しは寺田光さんだ。
全体的な動作の差
まず、全体的な動作について。
ジュリアユキノの特徴はのびのびと自由さを感じられる動作だろう。
これは恐らくジュリアさんが幼少期にしていたバレエの経験を発揮しているからだと思われる。
事あるごとに背伸びをしたり、少し体を前に倒す動作でも体が綺麗に伸びていたり。
それでいてパワフルに元気よく動く姿はユキノの自由さと猛進さを同時に感じられる演技だと感じた。
対して寺田ユキノは指先まで作りこまれた丁寧で優雅なお嬢様らしい動作が特徴的だ。
ユキノのアグレッシブさを残しながらも所々に見える綺麗な所作はジュリアユキノよりもお嬢様らしい印象を与えている。
発言や時々の行動は無邪気なのに、所々でしがらみやお嬢様特有の縛りを感じられる演技なのである。
このように全体的な動作だけでもキャストさんによって大分印象が変わることが分かるだろう。
平凡な未来の振り付け
次に細かいワンシーンごとの動作について覚えているだけ書き出してみようと思う。
まず、俺がツイッターで何回も書いている平凡な未来の「もしもあんなステージに立てたなら」の、それぞれが前に手を伸ばす振り付けについて。
ジュリアユキノの振り付けのイメージは、片手でつま先立ちをしてまで憧れたものに手を伸ばすが、憧れがふと目の前から消え、手が虚空を切ってしまい、たまらずに俯いているというもの。
振り付けとしては、片手を伸ばし徐々につま先立ちになり、最大限手を伸ばした後、ふと手を伸ばすのを辞め、手を胸の前に持っていき俯くといったものである。
対して寺田ユキノの振り付けのイメージは、両手で憧れたものにゆっくりと手を伸ばしていくが、自分にはダメだと言わんばかりの表情で、諦めたように自主的に手を伸ばすのをやめるというもの。
振り付けとしては、両手を前に伸ばしていくが、腕が伸びきったくらいで伸ばすのをやめ、腕を降ろしそのまま歌い続けるというものである。
これに関しては俺が過去にしたツイートから引用させてもらう。
「ジュリアさんのユキノは好奇心が旺盛で、頑張って伸ばそうとしている感じ。いろいろな現実が、憧れを消し去ってしまうっていう」「寺田光さんのユキノは最初こそ勢いで手を伸ばしてるんだけど、現実を思い出して自分から伸ばすのをやめてる、諦めてる」
小話1
小話。
ここの映像は一応2022年に公開されたエンタステージのゲネプロ映像で見ることができるが、ここで書いた動作とはまた違った動きをしている。
しかし、2024年公演では先ほど書いた動きをしていたことを明記しておく。
というのも、ファンブック2024のインタビューにてジュリアさんは「ユキノを掴んだのが東京公演始まる前ギリギリ」と言っており、ゲネプロ映像公開日が初演の東京公演の前であることから、この映像よりも2024年公演の動作の方がジュリアさんの解釈するユキノが出ていると思われるため、このような書き方になっている。
つまり、ここの振り付けは本当に自分の記憶頼りなのだ。なんとも不安である。誰か北条ユキノだけを見ていた人はぜひ俺に連絡してほしい。固い握手を交わしたあとご教示願いたいものである。
閑話休題。
鼻チョン後
このように、動作1つでも読み取れる(妄想できる)ものはごまんとある。
他にもお2人の動作の違いとして、マドカ理事長がユキノに「お遊びも程々にね」と鼻チョンし、見事マドカにも堕ちかけるユキノの動作が挙げられるだろう。
その後ヒカルが「いや、とりあえずルリカだけにしときな!?」と締め、ルリカとアンズの会話に移っていくのだが、ここのユキノの動きもジュリアユキノと寺田ユキノで全く異なるのだ。
前提としてこのシーンは、ユキノが去っていたマドカ理事長の方を見てうっとりしており、ヒカルとマーヤが全力で止めに入るというものである。
ジュリアユキノは2人に止められた瞬間くるりと振り返り2人の方を向いて「てへっ」としか表現のしようのない動作をしていて、寺田ユキノは2人に止められているなんて意にも介さず、ずっと理事長の去った方向を見て自分の世界に浸っているような動作をしているのだ。
一見するとお嬢様で自分を律する習慣を持つ寺田ユキノより自由奔放なジュリアユキノの方が後者の動作をやりそうに見えるのだが、実際は反対である。
この謎に関しては後で語るとして、最後にもう1つ2人の動作の違いについて話したいと思う。
「部員全員が週間テスト上位をキープすること」
それは先ほども例に挙げたマドカ理事長がアイドル部を続ける条件として「部員全員が週間テスト上位キープを維持すること」を伝えたシーン。
ジュリアユキノは先ほど語った通り、鈍感な反応を見せている。
では寺田ユキノだとどんな反応をしているのか。
実は、寺田ユキノはすぐにマーヤが心配の種だと気づいているのだ。
彼女はマドカ理事長がそのセリフを言った瞬間にマーヤの方を見てマーヤの行動を見てびっくりするという動作をしている。
俺はこのシーンに2人の解釈の本質があるような気がしてならないのだ(何様だと言われればそこまでだが)
次に以上のような差異から(勝手に)読み取った2人の解釈の差(と言うより考察・創作・妄想に近い何か)について触れていきたいと思う。
小話2
小話2。
時系列的には最後にした話の方が2個目の話より後なのだが、悲しい事情によりこのような順番になっている。
というのも、こちらは2024年公演の途中から寺田さんがジュリアさんの演技に合わせる形で、ジュリアユキノと寺田ユキノの動作が同じになってしまったのだ。
最初の方のジュリアユキノの動作に対し「と俺は永遠に言い続ける」と注釈を入れたのはこのためである。
勿論、どんな解釈をして演じるかは寺田さんの自由であり、寺田さんが解釈を突き詰めた結果、ジュリアさんと同じ解釈に至ったということだとは思うのだが。
個人的には2人の違いを楽しむところがダブルキャストの醍醐味であり、このシーンの寺田ユキノが本当に寺田さんの想うユキノらしさが出ていてとても大好きだったこともあり、変えないでほしかったなと思ってしまったシーンでもある。まあ推しの動作は全て可愛いのでどんな演技をしても愛する努力はするのだが。
閑話休題。
二人の解釈の差
ジュリアさんと寺田さんの解釈に差があるのは
「北条家などユキノの過去」と「ルリカへの想い」だと俺は主張する。
小話3
小話3。
この話をする前に個人的に明記しておきたいことがある。
それは「ジュリアユキノの解釈はFFである正式名称:゜通称:半濁点の半さんの解釈から引っ張ってきている」ということだ。
前にユキノの解釈をしていたところ、半さんと俺で大きく解釈が異なっていた。
今まで小さな違いはあれど、ここまで差が出ることはなかったため疑問に思い、思考を巡らせた結果、半さんはジュリアユキノを基に、俺は寺田ユキノを基にそれぞれ解釈をしていることが分かった。
そこでジュリアユキノは半さんの解釈を、寺田ユキノは俺の解釈を(俺が勝手に)それぞれ適用するようになったということである。
そこで今回もジュリアユキノは半さんの解釈を参考に書かせていただく。
そのためジュリアユキノに関しては記述が不十分になってしまうかもしれないがそこら辺はご容赦いただきたい所存である。
そして、この場で半さんに諸々への感謝を送らせていただきたい。マジでありがとう。
閑話休題。
杏ジュリアさんによるユキノ
まず、北条家などユキノの過去について。
ジュリアユキノは家族から沢山愛を貰って育ったと推測する。
家族から愛されているが故に誰からも否定されることなく育ち、結果素直で裏表のない性格になったのではないだろうか。
常に狭い光の世界で生きていたため、そこで見つけた憧れの人に常識の範囲を超えて全力で向かって行ってしまう。
世間や常識に疎いのも、ユキノを可愛がった家族がユキノに変なことを教えたくなくて情報遮断をしていたと推測できる。
また、鈍感なところ、言い換えれば諸々を疑わない性格は恵まれた家庭環境のそれで、狭い世界の中では常に正しいことしかなかったからではないだろうか。
目に入ってくる情報は全て真実で皮肉や嘘と無縁の世界で生きてきたからあんなにも純粋無垢なお嬢様といった雰囲気が出ているのではないかと推測する。
甘やかされて育った結果自分を顧みる必要性がなく、言いたいことや思ったことをそのまま言ってしまったりする(これはマーヤもだが)
つまり、ジュリアユキノはその家庭環境の影響で素直だけど少し考えが単純で、よく言えば純粋な世間知らず、悪く言えば少し考えの足りないおバカな子という解釈ができるということである。
ジュリアユキノが成績1位をキープしているのも、素直だから親や先生の言うとおりに勉強をしているだけで、本人はなんとも思っていないと思われる。
以上がジュリアさんの解釈したユキノの過去である(とオタクが勝手に思っているだけ)
寺田光さんによるユキノ
次に寺田さんの過去解釈に行きたいと思う。
寺田ユキノは名家の子女らしく、厳しく従順になるように育てられたと推測する。
要所要所から出ているお嬢様らしい動作から考えて、寺田ユキノは名家の子女として厳しく教育されたのではないだろうか。
寺田ユキノは厳しく育てられたため、ジュリアユキノとは違い色々なことにキチンと気づいたり、アイドルに憧れたときも自分で自分を律することができたと考えられる。
だが、これが俺の寺田ユキノの大好きなところなのだが、寺田ユキノは北条家によって厳しく躾られているはずなのに、崇拝している先輩に誘われたからという理由だけで、アイドルになることを即決しているのである。
これはどう考えてもおかしいことだ。
名家の子女として育てられていたのであれば、アイドルというチャラッチャラした宣伝部を見たというだけで怒られる可能性もあるはずで、アイドルをやるなんてもってのほかと家に思われている可能性が高いのである。
にも関わらず即決しているというのは、たとえ家に怒られても反対されてもルリカや皆のために自分の意見を貫くという覚悟を持っているからではないかと俺は解釈した。
お嬢様で自分を律する寺田ユキノが椿の4人や自分のためだけに家の縛りやらを全て投げ捨てて、やりたいことをする。
15歳の、ましては名家の子女である少女にとって家と言うのは絶対的な存在だ。
その鎖すら皆のため、やりたいことのために外してみせるその精神力、その覚悟。
どれだけカッコいいんだ寺田ユキノ。
これこそ俺が寺田ユキノを好きな理由である。
以上が寺田さんの解釈したユキノの過去だと妄想する。
ルリカへの想い
次にルリカへの想いについて話していきたい。
まず、これはマドカ理事長に鼻チョンされた後の行動が根拠になっていると最初に書いておく。
ジュリアユキノはヒカルたちに止められてすぐにマドカ理事長の方を見るのをやめている。
ここから俺は、ジュリアユキノが一切譲らないのはあくまで『ルリカ自体』で、理事長とかのルリカに関係してるものは妥協ができるのではないかと推測した。
対して寺田ユキノはヒカルたちに止められても構わずにマドカ理事長の方を見ている。
ここから俺は、寺田ユキノは初めて出来た自分を殻から出してくれた憧れの人に執着しているから、ルリカ関係を見境なしに信仰してるのではないかと推測した。
以上がジュリアさんと寺田さんのユキノへの解釈の違いの妄想である。
些細な差
他にも2人の性格の違いとして、俺のツイートから引用させていただく。
ジュリアユキノは家族みんなに愛されたが故に世間知らずで、明るい世界しか見えてない鈍感能天気お嬢様。
寺田ユキノは家という重圧が掛かり続ける立場でありながら、ルリカや皆のため、自分のためにやりたいことを貫き通す覚悟ガンギマリお嬢様。
あとがき
以上がユキノの自己解釈である。
この後本当はユキノの可愛い所をつらつら書いていきたかったのだが、諸々の都合があるためここで終わらせておく。
非常に残念だが致し方ない。
この文章を読んで少しでも北条ユキノという少女の解釈が深まったり、興味を持ってもらえたりしたならば幸いである。
ここまで読んでくださった方々に深い感謝を。
最後にこの言葉で締めたいと思う。
北条ユキノにBIG LOVE______
ちなみに
ここまで愛を語ってなんだが、2025公演に寺田光さんは出演しない。
残念だが、Wキャスト自体は続いているので、ぜひ劇場で違いを楽しんでいただきたい。