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ホシスメバリノベツアー1日目

12月8日〜10日に「リビセン東野さんに学ぶ!リノベツアー ホシスメバ」に参加するため下諏訪に行ってきました。盛りだくさんの内容だったので、1日ずつ分けて書いていきたいと思います。お付き合い下さる方は、よろしくお願いします。

まずはリノベする「ホシスメバ」について。下諏訪町が今年3月に厚生労働省より取得した敷地約4,000坪、建物約1,600坪となる、広大な元リハビリテーション施設です。移住交流拠点「mee mee center Sumeba」のように、人々の交流が生まれ、未来へ繋がる施設となるよう、リノベーションを中心とした改修を予定しています。

ホシスメバ:http://www.town.shimosuwa.lg.jp/www/contents/1502328040733/simple/toushinsyohosokushiryo.pdf

mee mee center Sumeba: https://www.facebook.com/meemeecenterSumeba/

想像以上に広いホシスメバを下諏訪の新しい交流の拠点とすべく、今回のリノベーションツアーが行われました。第1弾は2017年12月1日~3日、第2弾は12月8日~10日の2泊3日です。20名以上が協力し、計6日間で2部屋のリノベがなんとか完成しました。

ツアーの日程はこちら。交通費から宿泊費までが込みでリノベ体験もできるという充実しすぎている内容です。しかもリノベはReBuilding Center JAPAN(リビセン)の東野さんから直接教えていただけます。聞いた話によると、ツアーの倍率が高かったとのこと。納得です。

ReBuilding Center JAPAN: http://rebuildingcenter.jp/

1日目の朝。8時ちょうどのあずさ5号で、新宿から上諏訪へ旅立ちます。ツアー参加者は席が近かったので、車内で軽く顔合わせをしました。うつらうつらしていると約2時間ほどであっという間に到着です。駅で他のメンバーたちと合流し、タクシーでリビセンに向かいます。(ツアー中の移動はすべてタクシーというビップ待遇でした。)

リビセンに着くと東野さんをはじめ、地域おこし協力隊のひっきーやゆかりんさん達がお出迎えしてくれました。ツアーのオリエンテーションとして自己紹介タイムからスタートです。参加者ほぼ全員が下諏訪に来たことがあるということが判明。リビセンにも宿泊先のマスヤゲストハウスにもご縁がある方ばかりでした。私も訪れるのは2回目で、何度も来たくなる町なんです。皆の参加理由が分かったところで、リビセンの理念や活動についてのお話。古材の救済を「レスキュー」と呼んでいること、たくましさを大切にしていることが印象的でした。その後はぐるっと建物内を見学し、昼食を食べにmee mee center Sumebaに移動します。

御田町商店街の中にある気軽に移住相談ができるスペースで、地域の人の憩いの場にもなっています。今回のように、空き店舗をリビセン主導のワークショップ形式でリノベしました。中にある机は高さと大きさをわざと少しずつ変えているのですが、移住までのステップを表しているんだそうです。あるもの一つ一つに想いが込められているんですね。

お昼のお弁当は同じ商店街の中にある「ダイシメ惣菜店」から。早く食べたくて慌てて撮った為に梅干しが転がっていますが…とても美味しかったです。下諏訪の話などで盛り上がりつつ腹ごしらえしたところで、荷物をマスヤに置いてからいよいよホシスメバへ。

ツアーで教えていただける体験は壁のペンキ塗りと古材、新材の床貼りです。ペンキを塗る前に、はみ出し防止のためにマスキングテープとマスカーを貼ります。この作業の丁寧さによって仕上がりが変わる重要な作業です。貼り終わえたら刷毛とローラーで塗っていきます。諏訪湖をイメージした色は深みと爽やかさがあって、素敵な壁に仕上がりました。

ペンキが終わると古材と新材チームに分かれて床貼りを開始しました。古材担当になったので、リビセンのドンドンさんから教わります。古材は大きさや色が異なるため、自然に見えるように並べて切らないといけません。また材料がまっすぐではないので、途中で修正が出来るよう目印になる線をつけていきます。墨つぼという、ピンと張ってから手を離すと線が書ける便利な道具を使用します。貼るときはボンドとタッカー(巨大なホチキス)で留めて端をゲンノウで叩いてつぶしました。ペンキ作業も同様ですが、先に起こることを予想し前もって準備しておくことが大事だと教わりました。何にでもいえることですが、今回の体験で改めて実感しました。雪が積もり始めて寒さと闘いながら短い作業時間は終了。残った作業は翌日に持ち越しです。

夜はマスヤに戻って下諏訪・御田町商店街の勉強会が行われました。もともとの主産業は工業だったことから、空き家を工房にしたモノづくりを行う移住者が多いこと、おせっかいだけど適度な距離で応援してくれるおかみさん会があること、これから下諏訪ファンを増やしていくための取り組みと方向性について熱のこもったお話を聞くことが出来ました。数十年後を見据えたコミュニティづくりに参加できているのは、ありがたいと同時にこれからの未来を担っているという責任も感じました。

リノベで体を勉強会で頭を使った後は、ホシスメバがある星が丘地区の方も交えた交流会です。オードブルは食べきれないほどのボリューム。

噂のおかみさん会の方から、お漬物などの差し入れも頂き豪華なディナーになりました。手作りの差し入れはほっとする家庭する味で、持ち帰りたくなるくらいでした。地元の方と交流しながら地元の食材を使ったものを食べられて、初日から地域の良さが感じられる夜になりました。

食事を堪能した後は、三湯めぐりセットを使って参加者同士で温泉に行ってきました。熱くて入れないと評判の「旦過湯」に初挑戦したんですが、一番熱い46°は手を入れるだけで断念。やや熱の44°が限界で、露天風呂は寒さとあいまって最高でした。温泉に入るとき「こんばんはー」と挨拶するんですが、そこでも地元の方と交流ができたのがすごく良かったです。

お風呂上りには近くにある「タロウ珈琲弐号店」でほっと一息です。なかなか開いているのが珍しいそうで、この日はラッキーでした。

夜中までやっていて、お酒も珈琲も飲むことができます。頂いたチャイラテは、シナモンがふわっと香って芯から温まる優しい味でした。参加者のみでのプチ2次会は、働き方のまじめな話やバックパッカーあるあるまで幅広く盛り上がりました。気付けば12時前になっていて、急いでマスヤに戻り次の日に備えて眠りにつきました。


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