はじめまして
わたしのはじめての寄席体験は、中学生のとき。東京を巡る社会科見学でした。
昼の部の中入りにそろそろっと入場して2階席。
畳に座って 身を寄せ合って見下ろした高座は、自分がいるところとは 別の世界を覗いているようで、わくわくするけど ちょっと眠たい。 そんな思い出。
大人になって「あれは末広亭という場所だったのか」と認識してから何度も足を運んだけれど、2階席には 行っていません。
なんとなく、はじめましての あの感じをそのまま とっておきたいような気がして。
だから わたしにとって末広亭の2階は、あのときのまま 別世界の入り口。特別な場所。
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