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似合う服を選ばない。信じた服に似合う自分になる
最近、ちょこちょこまた人に会い始めたが、服を褒められることが多い。どういう気持ちで服着てるのかみたいな話。
服は好きだがブランドのことは全く詳しくない
服が好き。だがファッションに詳しくはない。でもそれでも服が好きと言いたい。服に詳しいと服が好きは一緒じゃない。
何系が好き、とかも特にない。むしろブランドは全然しらない。好きなブランドの真横にあるようなブランドも知らない。部屋着はジェラピケ(理由:前前前職の)だし、それ以外はアディダスやナイキのジャージ。いわゆる誰でも知ってるような服しか着てない。
全然関係ないけど、「ちょっとそこまで用の衣服」のこと「ワンマイルウェア」っていうらしい。
似合う服を選ばない。信じた服に似合う自分になる。
高い服で着飾るという考え方は私にはない。ただ、作り手を信じて、服が正しいことを信じて、それに似合うためにあれやこれやしているというのが正しい。
私が普段着ている服のブランドは「Kujaku」という国内のブランドで、簡単にいうと黒くてカッコ良い服だ。
ある日展示会でデザイナーの西坂氏とお話しした時に、作り手の想いに触れた感覚があった。早口で生地、パターン、製法、コレクションのテーマなどについて楽しそうに語ってくれる姿が私をKujakuというブランドに引きずり込んだ。
楽しそうに、真剣に思いを語ってくれる姿は、ストーリーの理解はもちろん、上京したばかりの服に疎い田舎小僧でもこんなかっこいい服着ていいんだなぁと思わせてくれるだけの体験をさせてくれた。
それまで服はスティーブジョブズをリスペクトしたユニクロ5着まとめ買いだった私だが、そこから衣類にかける金額はリアルに10倍以上になった。(そして労働が増え、技術力も高まって、コミュニティが広がって、結局独立した。いい服を買うと、いいことしかないぞ)
そんなブランドの虜になった私は、信じた人が作る服に全力で似合いたいと思う。髪型も、メイクも、体づくりも、靴も、カバンも、服を基準に作っている。いい服を着るようになって、かなり色々と自身への向き合い方が変わった。
ミスチ買ったら、ちょっといい紅茶も合わせたくなったり、ちょっといいお皿に乗せたくなったり、すると思う。きっとそれに近い。
私が信じるあなたが信じた服を、私もまた信じる
アイドルオタクが、周りの人間をアイドルオタクに変える。ゲーマーの彼が、彼氏をゲーマーに変える。そういう風に、好きなことに対してアツく(早口で)語る人の想いが周りの人を揺り動かす瞬間がある。
結果として、私は生地オタクの服好きに、服への意識と見た目への意識を揺り動かされ、働くことへの意識を変えられ、自分との向き合い方、人との関わり方が変わった。
自分が服をどういう思いで作っているか、それを熱心に語ったことが後の人生に大きく影響を及ぼすなんて彼は思っただろうか。
私は「人が向き合うコトについて語ることが、人生を変えるきっかけになる」という体験の当事者だ。だからこそ、あなたが今、自分が向き合っているコトについて真剣に語ることも、きっと誰かの心を揺り動かすはずだと伝えたい。
本当にあなたにとって当たり前のことが他人の人生を180度変えたりする。価値は自分で決めることではなく受け取り側が決めることだ。
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