マシュマロお返事⑩(3月分)
アホほど遅くなってしまってごめんなさい!
この記事の前の記事で、ちょっと愚痴ったみたいに悲しくて悔しくて寂しいこととか諸々あってお返事滞りました……。
ここでは出来るだけ、私と同じように創作に対する嫉妬に苦しんでいる人達とお話して、頑張ろうね、と励まし合える場にしたいと思っているのに、本当にすみません……!
今後もこのようなことはあるかもしれませんが、必ずお返事は書きますので、気長にお待ちいただけると幸いです……!!
というわけで、ここからはいただいたマシュマロにお返事してまいりますー!!
・3月9日にメジャー男女CPを書いているというマシュマロをくれたマロ主さんへ
1.もらう感想が頓珍漢問題
感想問題は難しいところですよね……。
実は、私は大学では近代文学を専攻していたのですが、小説って読む人によって(当たり前ですが)全く解釈や感想が変わってきます。
私は、それこそ小説を読むということの醍醐味だと思ったので、近代文学を専攻したのですが、発表資料の【自分の読み】というところをまとめている時、「江戸川乱歩、絶対こんなことまで考えて書いてねぇよなぁ……」と思いながら、自分の解釈をまとめていきました。
書き手だから分かるけれど、と文豪相手に言うわけではありませんが、読み手側は、時に、書き手が伝えたいと思ったこととは全く違うところに着目し、そこに意味を見出したりし、各々で解釈を深めてたりしていきます。
では何故、書き手が想定していないことを、読み手側が読み取り、頓珍漢な方向へ解釈を深めてしまうのか。
私は、これには二つ理由があると思っていて、まず一つ目は、「書き手側と読み手側の人生観・価値感の相違」から生まれると考えています。
小説というもの(というより物語というもの)は、それらを通して、何らかの感情を読み手に訴えかけます。勇気だったり、悲しみだったり、嬉しさだったり、絶望だったり、私達で言えば萌えだったり、ですね。
その物語の中にある感情のうち、どれに、どれだけ重きを置くかは、読み手の価値観に委ねられるのかな、と思います。
例えば、人を助けたいと思って生きてきた人は、アンパンマンが自らをちぎって分けてあげる様子に共感するでしょうし、弱い者いじめにあって苦しみもがきながら生きてきた人は、アンパンマンに救われたほうに共感をするでしょう。
こんな感じで、その人が歩んできた道のりによって、感じ方は変わってきます。
ですので、悪口でない限り、それは貴重な感想であることに間違いないのではないかな、と思います。
というかね……純粋に感想もらえるの、羨ましい……(泣)
さて、次に、二つ理由があるといったもう一つについて。
これは私自身もまだまだ精進しなければ、と思っているし、おそらく多くの作家様も考えていることだと思いますが、作品中に「解釈の余地がある表現をしてしまっている可能性」があるのかもしれせん。
……格好つけました、解釈の余地、とは何でしょう?
例えば、
A.彼と友人が抱き合っているのを見て、私は涙が溢れて止まらなかった。
と、
B.彼と友人が抱き合っているのを見て、私は胸がはちきれそうになり、苦しくて嗚咽が漏れた。
と、
C.彼と友人が抱き合っているのを見て、私は満たされた心地になり、胸がいっぱいになった。
わっかりづらい……びっくり……
コホン、説明しますね。
これらの文章、Aの文章には、BとC、どちらの可能性も含まれていることが伝わるでしょうか? 伝わらなくても今回ばかりは伝わっておいてください。
Aの文章だけでは、涙を流した原因がどんな感情に起因したのか明確にされておらず、最終的な判断は、そこまで読んだ読み手に委ねられています。
それに対して、BとCの文章は、「私」が、前者は「悲しみ」、後者は「喜び」を感じていることが読み取れます。
つまり、Aには読み手それぞれが、「私」の感情を考える「解釈の余地あり」、BとCには「私」の感情を考える「解釈の余地なし」となります。
私は、前述したとおり、読み手ごとに解釈が変わる小説が好きなので、わざとAの表現をしますが、もし「ここの感情はこれ!」と明確にしたいのならば、この「解釈の余地」を減らすと、読み手にストレートに伝えたいことが伝わるかもしれません。
ただ、補足として、Aの表現が必ず、解釈がバラつくわけではなく、それまでの「私」の心情がえがかれてきたのであれば、最後にこの文章がきたときに、意味が一つに定まる可能性も十分にあります。
これが、書き手側である私達が出来る、「頓珍漢な感想を防ぐ方法」なのかな、と思います。
偉そうに言ってますが、私はマロ主さんの小説を読んだわけでもありませんし、文章を書いて飯を食ってる文章のプロとかでもないので、あくまで、私はこういうふうに考えているよ、というものをお伝えしました。
ご参考までに~☆
2.私よりも下手なくせに! 問題
マシュマロには、最初にYさん(私にとってのハリネズミさん)からもらう感想が頓珍漢でもやっとして、その後からだんだんYさんが嫌いになって……というように書かれてしましたが、個人的にはこれ、逆か同時だったのではないかな~と思いました。おそらく、感想もらってモヤっとしてきた時点で、すでにYさんに対して苦手意識が生まれていたのではないかな~と。
まあ、そんな鶏と卵どっちが先問題は置いておきましょう。
終始、わかる~めっっっっちゃ分かる~~うわーーー私じゃん~~~~と思いながら読ませていただきました。
どーーーーー考えても私のほうが面白い小説書いている気がするし、どっちかというとあなたは勢いだけじゃん、それなのになんで、そんないろんな人にフォローされて、いろんな人に褒められて、仲良くして、感想送り合って楽しげな創作ライフ送ってんの?? こっちはあなたのせいでこんなに苦しんでるのに!! って感じですよね~~本当に嫌になっちゃう。
実は、冷静になってみると、Yさんやハリネズミさんは、なにも悪いことはしておらず、ただ自身のやりたいように創作活動をしているだけなのに、それがどうにも癪に障る。楽しそうにしていれば、楽しそうでよかったねって悪態をつきたくなってしまう。本当にね~~もう~~終始共感でした。
まずは、それでも負けたくない、筆を折りたくない、私のほうが面白いと証明したい、と仰ったマロ主さんに拍手です。というか、目の前にいたら握手をして、抱き合いたいレベルです(きもいですね、やめましょう☺)。
この気持ちもめちゃくちゃ共感したからです。
前に、周知されているかしていないかも、作品が広く読まれる読まれないに左右しているのでは、というような旨を書きましたが、Yさんの場合もそうなのかな、と感じました。
というのも、ハリネズミさんも同じなのです。
Twitterでの人付き合いが上手というか、簡単にいろんな人にリプを送っているし、いろんな人と和気藹々と話しているのもよく目撃します。
対して、私ですが、リプを送るのもそもそも緊張してしまうたちなので、いいね、を押すくらいですし、引用RTはしないし、RTして空リプもたまにしかしません。
まあ客観的に見て、どっちと仲良くしたいかは一目瞭然なんですよね、これ。私、本当にTwitterというか、SNS向いてないんです。まだリアルのほうが人見知りしないレベル……。
マロ主さんはどうでしょう?
Twitterでも話しかけやすい人とそうでない人がいるような気がします。おそらくYさんもハリネズミさんも話しかけやすい人と認識されているのではないでしょうか?
まあそうなると、自然と交流も多くなりますし、仲の良いひとの作品ってやっぱりアップしたら見ますよね……って感じです、上手・下手は置いておいて。
嫉妬記事を書いて数ヶ月、思ったことは、読む人はあまり小説の形式を気にしていない、ということでした。私達が一生懸命整えているもの、実はあんまり気にされていません。だから、Yさんもハリネズミさんも、そういう文章の決まりごとを守っていなくても、読まれます。
そして、おそらく読まれるということは、先述した周知問題とは関係なく、なんらかの刺さる内容を書いているということも事実なのだと思います。それ、決して私には刺さらないけどな!
ただ、ここで、マロ主さんにお伝えしたいのは、だからといってYさんの小説を無理に読んで、苦しみながら自分に足りないのは何だろうと悩まないで! ということ。
また、気を使って、RTして書きたくもない感想を書くこともしなくていいんじゃないかな、と思います。
私はしてるのに、Yさんはしてくれない、と言ってましたね。そう、Yさんがしてくれないからしなくてももういいのでは? いいねだけして、RTしなくてもいいんじゃない? と思いました。
ただし、目に入って、読んで、面白いと思ったら素直に感想を送るのも大切ですけど! マロ主さんは、私と違って、Yさんと相互さんという状況ですので、そこらへん絶妙な距離間を保つ必要がありそうですが……。
これ、最近思うようにしてる個人的なイメージなのですが、Yさんやハリネズミさんはリアルでいうパリピだと思っています。対して、私はクラスの端っこにいるような陰キャ。まあ、見てる景色がちがうので、書く小説にも差があります。けれど、陰キャには陰キャにしか書けない文章がありますし、クラスの端にいるから見つけてもらえないだけで、それが刺さる人は遅かれ早かれ必ず現れます。
これから見つけてもらえる=自分の実力をまだ世界は知らないなんてもったいない! そう考えると少し楽になりませんか?
まあ、こんなこと言ってますけど、未だにハリネズミさんとのフォロワー数とか、pixivにあげたというツイートに対するRT数やいいねの数比べて病んでいたりするので、ほんっとーーーーに、ちょっとした気を紛らわせる方法なんですけど!!
ですけど、どうか、Yさんのn番煎じにならないでください。マロ主さんや私にしか書けない小説が絶対にあるので、世界を見返してやりましょう!
結果が出るまでつらいかもしれませんが、大丈夫、何度も言うように、刺さる人は必ず現れます。それを信じて、自分の性癖を盛り込んだ小説をたくさん書きましょうね!!
だけど、どうしてもつらくなったら……
そのときは、また、ここに愚痴りに来てください。返信は遅いですが、お待ちしております!
・3月15日にURLを含めたマシュマロを送ってくださったマロ主さんへ(「私ですか!?」の方!)
URL先~読んだよ~~!!!!
同人誌捌けないのつらいですよね、私の全身全霊込めたのに!! なんで!! 読んでくれないの!! 全人類読め!! 後悔するぞ!!!! ってなりますよね、本当……。
それでもマロ主さんが、最後に嬉しかったこととかをまとめたり、次にやることを書き出したりしている点が、私にはとても輝かしく、すごいなぁと感じました。
これ、私だけなのかもしれませんが、同人誌出すの、楽しみ以上にとても緊張しませんか? それを、計画立てて、小説書いて、印刷して、設営して、頒布するって、冷静に考えると……同人作家ってすげぇな???!! ってなります。
なんか、ぜんぶ周知問題にしてしまうの、良くないとは思うのですが、継続は力なり、でもないですが、きっとマロ主さんがこれからも小説書いて、同人誌を頒布し続ければ、近いうちに、それを見つけて「えっ、やば! その人の小説を知らずに生きてきた今までの人生なんだったの?! やだ、この人の小説全部読みたいっっ!!」となって、今回の御本もいただきたい! と思う方が現れるんじゃないかな、と思います。
ほら、ハマるタイミングの差とか、ありますしね! 私は、今のジャンルにハマったの、その界隈の中ではめちゃくちゃ遅い方だったので、見つけた好きな作家さんの小説は、売り切れになっていることが多く、同人誌……儚い……と涙をのむ日々を過ごしています。ですので、いつか、マロ主さんの宝物が、また別の人の宝物になる日が訪れるはずです! そう、私のように!!
とは言いつつ、やっぱり見つめてしまうのは未来より今、ということも分かるので、美味しいものをいっぱい食べたりして、うまくマロ主さんの次に生かせていけることを祈っております!
私の好きな字書きさんが「足りないより余ったほうがいい」と言って、多めに刷っているとお話してくださった事があります。お金が絡んでくる問題なので、一概にそうすることが正解とは思いませんが、絶対にマロ主さんの御本が、いつか誰かの命を救う日が来ると思っています! そう、私のように!!(大事なことなので二回言いました!!)
返信はおっそいてすが、つらくなったらいつでも愚痴りに来てくださいね! 私もマロ主さんのマシュマロに救われています、ギブアンドテイク、大事✨
マロ主さんの同人活動、これからも応援しておりますー!!
マシュマロお返事3月号(5月更新)は以上になります。
なにかあれば、マシュマロくださいね!
返信亀より遅いですけど、届きましたら必ず返しますので! 気長にお待ちしていただきつつ、一ヶ月に一回くらいのぞいてもらえれば気がついた時に更新していると思いますので!!
嫉妬に苦しむ皆さんに、創作の女神が微笑みますように!!