石のはなし/Sapphire
サファイア Sapphire
ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクなど、さまざまな色合いを持つサファイアは、ルビーと同じコランダム(鋼玉)という鉱物の中でレッド以外のものを、すべてサファイアと呼びます。
旧約聖書『出エジプト記』の中で、神がモーゼに授けた十戒の2枚の石板がサファイアでできていたと伝えられ、そこからサファイアは聖職者にこそふさわしい天然石とされていました。
12世紀以降のヨーロッパでは聖職者の右手に聖なる象徴として、サファイアの指輪を身に付けるのが常とされてきたといいます。
また古代ローマでは、健康を守り、財運を招くと信じられていたとされています。
硬度が高いため、ほかのストーンを傷付ける可能性がありますので、保管の際はご注意ください。