【学習メモ】AWS S3ストレージクラス
S3のストレージクラスと特徴は以下のとおりである。
標準(Standard)
保存料金の高い順位: 1位
取り出し料金: なし
取り出し遅延: なし
保存AZ: 3以上
最短保存期間: なし
ユースケース: 1か月に1回以上のアクセス頻度の高いデータ、ミリ秒単位のアクセス
Intelligent-Tiering
保存料金: 変動
取り出し料金: なし
取り出し遅延: 変動
保存AZ: 3以上
最短保存期間: なし
ユースケース: アクセス頻度が不定、不明
標準 IA(Standard Infrequent Access/低頻度アクセス)
保存料金順位: 2位
取り出し料金: あり
取り出し遅延: なし
保存AZ: 3以上
最短保存期間: 30日
ユースケース: 1か月に1回以下のアクセス頻度が低いデータ、ミリ秒単位のアクセスは必要
1ゾーンIA(One Zone-Infrequent-Access)
保存料金順位: 3位
取り出し料金: あり
取り出し遅延: なし
保存AZ: 1
最短保存期間: 30日
ユースケース: 1つのAZのため、再利用可能かつアクセス頻度が低く、アクセスはミリ秒単位ですることが必要なデータ
Glacier Instant Retrieval
保存料金順位: 4位
取り出し料金: あり
取り出し遅延: なし
保存AZ: 3以上
最短保存期間: 90日間
ユースケース: アクセス頻度が4半期に一度の存続期間が長いアーカイブデータで、ミリ秒単位でのアクセスが必要な場合
Glacier Flexible Retrieval
保存料金順位: 5位
取り出し料金: あり
取り出し遅延: あり
保存AZ: 3以上
最短保存期間: 90日間
ユースケース: アクセスが1年に1度の存続期間が長いアーカイブデータで、取得時間が数分から数時間かかってもよい場合
Glacier Deep Archive
保存料金順位: 6位
取り出し料金: あり
取り出し遅延: あり
保存AZ: 3以上
最短保存期間: 180日
ユースケース: アクセスが1年に1回未満の存続期間が長いアーカイブデータで、取得時間が数時間かかってもよい場合
復元リクエスト
Glacierクラスのストレージに保存されているデータはアーカイブと呼ばれ、直接ダウンロードはできない。
復元リクエストをする必要がある。
復元リクエストのオプションを使うと通常より、早くデータを取り出せたり、安価に大量のデータを取り出すことができる。
迅速取り出し:
Glacier Flexible Retrievalのみ使用可能。追加料金を払い通常よりも早くデータを取り出せる。250MBまでのデータであれば、通常1~5分以内に取り出せる。
大容量(バルク)取り出し:
大容量のデータを取り出す場合に通常よりも時間がかかるかわりに料金が安くなる。
ペタバイト単位のデータなら1日かけて取り出す。