なぜ工場”IoT”なのか
私はテクノロジー系の会社で代表をしています。
そして、新規事業としてIoT事業を推進しています。
IoTって流行ってるし、それに乗ってるだけじゃないのー?と思われてるかもしれませんね。
IoTってなに?
そもそもIoTってなんぞや?って方もいるかもしれません。
"Internet of things"モノのインターネットと呼ばれますが、
製造業について
私の親会社が属しているのはエレクトロニクス業界で、量産の電子部品を作ってますから、大きな工場を持ってます。製造ラインはすべて設備です。
設備などを見回ったり、保守点検など、今までは人のコストの方が安かったんですが、中国なども人件費高騰してますし、東南アジアも年々上がってます。
IoTの取り組み
そこでそれらをテクノロジーでカバーしようという動きは活発でして、ここ最近の技術革新で通信もセンサーも進歩し、工場運営にも耐えられるレベルに上がってきています。
LPWA通信について
我々が積極的に活用している通信は「LPWA」と呼ばれる低周波無線通信です。
"Low Power Wide Area"の略でして、少しの量なら広範囲に運べますよーっという通信で、キャリアを通さなくてもプライベートネットワークを構築出来ます。
コストについて
会社運営に携わってると、どうしてもコストがつきまとってきますが、サーバーなどの初期コスト以外に、運用費用がかからないというのは運営側としてはとってもありがたいのです。
国内は少子高齢化
コストメリットは感じてもらえたと思いますが、国内に目を向けると課題はそればかりではありません。少子高齢化です。
今まではベテラン社員が経験や勘で回していた仕事が回らなくなります。そこでここでもIoTは業務効率化に貢献出来ます。
IoTの用途
現在われわれが行っているプロジェクトでは
これらを主に行っております。
防災は、予防保全として見回り点検をサポートする役割をセンサーが行っており、ディスプレイ表示させています。
行動計測は、人はもちろんですがモノも見ます。例えば制作指示書などにセンサーを付けておけば、トレサビリティも見てます。
設備保全は、その名の通り、経年劣化を見える化し、設備更新や修繕に役立てます。
テクノロジーと製造業の将来について
製造業はコストの世界です。良いものを安く作った会社が勝ちです。そのため、テクノロジーの進歩を最大限に活用し、固定費を可能な限り低く抑えていくことが今後生き残る上でもテクノロジー化は必要な戦略となります。
今後もモノづくりの困りごとをよく知り、テクノロジーに通じ、大きなコストをかけずに運用できる”安心”を提供して行こうと思います。