レッジャードロ 新馬戦「切れた!菜七子がついにクラシックに来る!?」
こんにちは競馬解雇です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
様々な予想ファクターは良質なタイム分析の上に成り立つ!
「まずはタイムを分析からやろうぜ!」をコンセプトに記事を書いています。
=余談=
僕田舎住まいなんですよね。今年は雪が凄いっす。さらにコロナの自粛で全く外に出ない生活が続いています。
体重うなぎ上り。
競馬も妙に体重増えている馬には気を付けたい。
やっぱり運動不足はすぐに体重増えるで!
なんのこっちゃ!笑
告知です!年末にyoutube始めました。
「めちゃくちゃ暇過ぎて後は寝るしか手が無いけど、まだ寝る時間じゃない!」なんて時などあれば見てください。
内容はここに書いてあるのとほぼ同じ内容ですが、音声もたまにも良いんじゃないですか?笑
それでは本編をどうぞ。
〇まず過去の平均タイムとの比較を行います。
中山芝1600m新馬戦の平均タイム(同時期良+1.38.0以内の走破時計のみ)
全体時計 1.36.8
上り3ハロン 35.3
レッジャードロのタイム
全体時計 1.35.6
上り3ハロン 33.9
単純比較した場合
全体時計、上り共に明らかに早いですが、当日が時計の出やすい条件だった可能性もありますので、そのあたりを確認する必要があります。
では詳細にタイム分析を行っていきましょう。
(以下、毎度の計算。必要のない方は途中を飛ばしてください。)
【中山芝1600m新馬戦分析】
~血統~
レッジャードロ
父 ドゥラメンテ
母 ブルーグラスチャッター 母父 ブルーグラスキャット
夏頃全くの評判だったドゥラメンテも最近は普通に走ってます。
今年も夏頃にこけまくるようなら、早い時期とか短距離があまり合わないってことなんだろうな。
今年の夏は走るってんなら、馬の気性とか一回経験することで改善できる点が去年の夏頃の原因てことになるな。
まぁ本格血統なので、クラシック本番に近づき開花していくと面白いね。
~馬場傾向・タイム分析~
※分析方法は以下の手順で実施
①過去5年の平均勝ち時計とのタイム差を計算
(クラス平均1.00.0で決勝タイム59.0なら1秒がタイム差)
②比較したタイム差を100m単位で算出
(レースが1000mだった場合、100mあたり-0.1のタイム差)
③各レースのタイム差(100m)の平均値を算出
(他のレースの分析結果が-0.1、-0.2、±0の場合-0.1が平均値)
④平均値を分析レースの距離で計算
(1600mのレースを分析する場合、-0.1×16=-1.6秒)
⑤計算結果をクラス平均値に入力
(クラス平均が1.36.0の時-1.6を入力=1.34.4)
⑥実際の走破タイムとの差を比較する
(分析レースのタイムが1.33.0ならば想定より1.4早いとなる)
①~③で当日の馬場傾向を算出します。
これにより当日が時計がかかる馬場なのか早い馬場なのかがわかります。
④~⑥で馬場差を加味した上で、実際の走破時計を分析します。
〇当日の馬場傾向
当日は該当レースを除き3鞍の芝戦の実施があった。
各ダートレースの内容が以下の通り。
6R 3歳未勝利 2000m
全体タイム (2.02.7・2.02.6) +0.1
上がり3ハロン (34.8・35.9)-1.1
11R 4歳以上OP 1600m
全体タイム (1.33.2・1.33.7) -0.5
上がり3ハロン (33.7・34.3) -0.6
12R 4歳以上2勝 2200m
全体タイム (2.15.2・2.15.1) +0.1
上がり3ハロン (34.1・35.3) -1.2
※()内は(実際のタイム・クラス平均)、()の右はタイム差
※クラス平均は2016年以降の同クラス同時期良馬場平均
〇レースのタイム差を100m辺りで計算
全体(+0.01、-0.03、±0)
全体の平均(-0.006)・・・①
全体時計の傾向=平均
上がり(-0.183、-0.1、-0.2)
上りの平均(-0.161)・・・②
上り時計の傾向=かなり早い
〇①、②を距離1600mで計算
(全体 16×-0.006 )=-0.1・・・③
(上がり 6×-0.161 )=-1.0・・・④
(※切り上げ下げの関係から多少の誤差はお許しください。)
〇中山芝1600m新馬戦の平均勝ち時計(走破時計1.38.0以内に限る)
平均全体 1.36.8・・・⑤
平均上り 35.3・・・⑥
(※平均は2016年以降良馬場開催)
〇③、④を過去5年の同クラス平均勝ち時計⑤、⑥に入力
全体想定タイム
1.36.8-0.1=1.36.7
上り想定タイム
35.3-1.0=34.3
〇レッジャードロの走破タイム
全体 1.35.6
上り 33.9
〇以上よりレッジャードロのタイムは
全体→ 想定より「-1.1秒」
上り→ 想定より「-0.4秒」
~考察~
全体時計、上り共に想定以上で駆け抜けたのは評価できる内容です。
ただし、計算してみて思ったのは、見た目から感じたインパクトほど圧倒的な数字では無かったです。
33.9は立派なんですが、そもそもこの日は上りがかなり早い傾向でした。
となると何が考えられるかなんだが、一つはメンバーが強くなかったってことなんだよね。(特に差し馬)
で、少し調べたんだけど、今回社台系(ノーザンとか)の生産の馬が出てなかったんですよね。(←嘘です!一頭居た!)
あの見た目でこれくらいの計算結果だったってことは、正直そこは見過ごせない可能性が高いですよね。
一応1勝クラスの平均タイムで再計算した結果は「全体+0.8秒」「上り±0秒」だったので、昇級即通用ってほどでもなかったんだよね。あの見た目で決め手が普通ぐらいってのが、なんか今回はまやかしっぽくて嫌だね。
勝ち方と菜七子騎乗で人気するだろうから、その辺は上手く馬券に生かしたいところ。
~おわりに~
このように競馬解雇では、毎週気になった馬のレース分析をしています。
血統、パドック、馬体、展開読み、ローテーション等その他諸々多くの予想ファクターは、その時々の条件で大きくその信頼度を変化させます。
ただし「時計(タイム)」、これはただの結果でしかないので、その中身には揺るぎない事実しかありません。
未来を「想像する」ファクターを使う事前段階として、必ず時計(タイム)の評価は必須となりますので、ここを疎かにすることは絶対にできません。
だって、どこまで行こうが競馬はタイム競争の範疇を超えることはありませんから。
はい、今回も痒い所に手が届く内容になっていれば幸いです。
良ければまた読んでください。それではまた。
※競馬解雇は予想屋ではありません。