バーデンヴァイラー 未勝利戦
こんにちは競馬解雇です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
色々な予想ファクターは良質な決勝タイム分析の上に成り立つ!
まずレースタイムを分析しようぜ!をコンセプトに記事を書いています。
=余談=
ドゥラメンテ産駒ってダートのイメージあんまりなかったのだけど、調べてみると案外率は良いようだね。
ただし、短距離はからっきしの雰囲気はあるから短距離で人気の産駒は軽視してもいいかも。
【未勝利ダ1800mタイム分析】
~血統~
バーデンヴァイラー
父 ドゥラメンテ
母 ヴィートマルシェ 母父 フレンチデピュティ
祖母がキョウエイマーチで姉は先日ダート重賞を勝ったマルシュロレーヌ。
初戦も悪くなかったにもかかわらず早々にダートを走らせたのは、血統背景が大きいんだろうな。
~馬場傾向・タイム分析~
※分析方法は以下の手順で実施
①各レースの過去5年同クラス平均勝ち時計とのタイム差を比較
②比較したタイム差を100m単位で算出
③100mあたりの馬場差の平均値を算出(当日の馬場傾向が出る)
④馬場差を分析レースの距離に落とし込む(当日の想定タイムが出る)
⑤実際の走破タイムとの差を比較する(想定タイムより早い?遅い?)
当日は新馬戦、バーデンヴァイラーが走った未勝利戦を除き4鞍のダートレースが実施された。
各ダートレースの内容が以下の通り。
条件 距離
勝ち馬の全体時計(決勝タイム・クラス平均)
上り3ハロン時計(決勝タイム・クラス平均)
の順で記載
(※2015年以降同クラス同時期良馬場平均)
3R 2歳未勝利 1400m
全体タイム (1.25.7・1.26.0) -0.3
上がり3ハロン (38.0・38.2) -0.2
7R 3歳以上2勝クラス 1800m
全体タイム (1.52.9・1.52.0) +0.9
上がり3ハロン (37.4・37.1) +0.3
10R 3歳以上OPクラス 1400m
全体タイム (1.23.5・1.23.4) +0.1
上がり3ハロン (36.1・36.2) -0.1
12R 3歳以上2勝クラス 1200m
全体タイム (1.11.9・1.11.2) +0.7
上がり3ハロン (36.7・35.8) +0.9
このタイム差を100m辺りで計算すると
それぞれ
全体 (-0.02、+0.05、+0.01、+0.06) 平均(+0.025)
上がり (-0.033、+0.05、-0.017、+0.15) 平均(+0.0375)
となる。
以上の結果からわかる当日のダートの傾向は
全体時計 平均~やや遅い
上り時計 平均~やや遅い
それぞれの平均を未勝利戦の距離(全体1800m・上がり600m)で換算すると当日の馬場差が計算されることとなる。
計算すると
全体時計で+0.4
上り時計で+0.2
となる。
次に、この計算結果を阪神ダート1800mの未勝利クラス平均勝ち時計に入力してみる。
(※平均は2015年以降良馬場開催)
平均勝ち時計は
全体時計で 1.55.4 (同クラス平均)
上り時計で 38.7 (同クラス平均)
これに馬場差(全体+0.4、上り+0.2)を入力すると
全体時計 1.55.8 (想定決勝タイム)
上り時計 38.9 (想定上りタイム)
この算出結果が、
この日の阪神ダート1800m未勝利クラスの予想勝ち時計となる。
実際のレースの決勝タイムは
全体時計 1.54.8
上り時計 36.3
つまりバーデンヴァイラーは
全体時計で想定より「1.0秒」早く
上り時計で想定より「2.6秒」早く
走ったこととなる。
~考察~
正直、道中のペースがかなり遅すぎたのでどこまで参考になるのかはわかりません。
ただし、バーデンヴァイラーは道中をスローで走っていたにも関わらず最終的には想定クラス平均を1.0秒も上回る時計で走破しています。
いかに最後のペースアップが凄まじかったかがわかるでしょう。
しかもラスト2ハロンは11.8、11.9で芝並みの上りを使っています。
その数字が、想定上りを2.6秒も上回るという結果につながりました。全体的にあまり時計が出てない馬場状態の中で、早々出る数字ではありません。
全体時計も遅くて上りだけならば評価は低いですが、全体時計もまとめてきているので能力は高いのでしょう。
次走がどうなるかはわかりませんが、前開催の京都が割と湿っぽい馬場が多かったため、時計が結構出ていました。
新聞の馬柱を見た時にオッズがそっちに流れて、その兼ね合いでバーデンヴァイラーのオッズが付くならば狙っても良いかな。
ただまぁ、キャロットの馬だし、人気するわな。
本命は次走凡走してからの、その次かな。番組の関係で1400ぐらいに出てきたら間違いなく消しだがな。。。。
~おわりに~
このように競馬解雇では、毎週気になった馬のレース分析をしています。
血統、パドック、馬体、展開読み、ローテーション等その他諸々多くの予想ファクターは、その時々の条件で大きくその信頼度を変化させます。
ただし「時計(タイム)」、これはただの結果でしかないので、その中身には揺るぎない事実しかありません。
未来を「予想する」ファクターばかりに捕らわれず、日々のレースの事実を集めることを目標にこれからも分析を行っていきます。
皆さんにとって「痒い所に手が届く馬を分析」していきたいと思っています。
良ければまた読んでください。それではまた。
※競馬解雇は予想屋ではありません。