アルーブルト 未勝利戦「次走ガチガチでもマイネルグスタフには逆らえん」
こんにちは競馬解雇です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
全ての予想ファクターは良質なタイム分析の上に成り立つ!
「まずはタイムを分析からやろうぜ!」をコンセプトに記事を書いています。
=余談=
先週は忙しく条件戦の馬を回顧できなかったんですが、今週は回顧書きます。
誰も待ってないかもしれないが!笑
それでは本編をどうぞ。
【阪神ダ1400未勝利戦分析】
~血統~
アルーブルト
父 フェノーメノ
母 トリアンドレス 母父 マツリダゴッホ
フェノーメノ産駒調べてみると、現在の勝鞍自体はダートの方が良いようだね。これは意外。
芝は勝ちきれないレースが多く。もしかしたら血統的に成長がまだ先なのかもしれない。個人的には傾向はもう少し様子見かな?知らんけど。
~馬場傾向・タイム分析~
※分析方法は以下の手順で実施
①過去5年の平均勝ち時計とのタイム差を計算
(クラス平均1.00.0で決勝タイム59.0なら1秒がタイム差)
②比較したタイム差を100m単位で算出
(レースが1000mだった場合、100mあたり-0.1のタイム差)
③100mのタイム差の平均値を算出
(他のレースの分析結果が-0.1、-0.2、±0の場合-0.1が平均値)
④平均値を分析レースの距離で計算
(1600mのレースを分析する場合、-0.1×16=-1.6秒)
⑤計算結果をクラス平均値に入力
(クラス平均が1.36.0の時-1.6を入力=1.34.4)
⑥実際の走破タイムとの差を比較する
(分析レースのタイムが1.33.0ならば想定より1.4早いとなる)
①~③で当日の馬場傾向を算出します。
これにより当日が時計がかかる馬場なのか早い馬場なのかがわかります。
④~⑥で馬場差を加味した上で、実際の走破時計を分析します。
まずは当日の馬場傾向を出します。
当日は新馬戦と該当レースを除き4鞍のダートレースが実施された。
(10Rは同条件のサンプルが少ないため計算外)
各ダートレースの内容が以下の通り。
3R 2歳未勝利 1800m
全体タイム (1.56.4・1.55.3) +1.1
上がり3ハロン (37.8・38.3)-0.5
7R 3歳以上1勝 1200m
全体タイム (1.12.4・1.11.9) +0.5
上がり3ハロン (37.5・36.6) +0.9
8R 3歳以上3勝牝限1800m
全体タイム (1.53.8・1.52.6) +1.2
上がり3ハロン (38.1・37.7) +0.4
12R 3歳以上2勝 1200m
全体タイム (1.12.0・1.11.7) +0.3
上がり3ハロン (37.1・35.9) +1.2
※()内は(実際のタイム・クラス平均)、()の右はタイム差
※クラス平均は2015年以降の同クラス同時期良馬場平均
レースのタイム差を100m辺りで計算
全体(+0.06、+0.04、+0.07、+0.02)
全体の平均(+0.0475)・・・①
上がり(-0.083、+0.150、+0.067、+0.2)
上りの平均(+0.0835)・・・②
結果より、当日のダートの傾向は
全体時計 平均~すこし早い
上り時計 少しかかる
と想定される。
①、②を阪神ダ1400未勝利戦の距離で計算
(全体1400m×+0.0475)=+0.7・・・③
(上がり600m×+0.0835)=+0.5・・・④
(※切り上げ下げの関係から多少の誤差はお許しください。)
阪神ダ1400未勝利戦の平均勝ち時計は
平均全体 1.26.4・・・⑤
平均上り 38.2・・・⑥
(※平均は2015年以降同クラス同時期良馬場開催)
③、④を過去5年の同クラス平均勝ち時計⑤、⑥に入力
阪神ダ1400未勝利戦の想定タイム(全体) 1.27.1
阪神ダ1400未勝利戦の想定タイム(上り) 38.7
アルーブルトの走破タイム
全体 1.25.5
上り 37.4
したがって
全体時計→ 想定より「-1.6秒」
上り時計→ 想定より「-1.3秒」
~考察~全体、上り共に1秒以上早いレースはあまり無いです。
今週この条件を満たしたのはアルーブルトとマイネルグスタフのみ。
アルーブルトは最内で出負けしての完勝。
結構不利な条件での勝利なので時計以上に価値があったと思います。
内容は良いのですが、毎回出負けしているのでそのあたりがクラス上がってどうかなと思う点。距離延長もありなのではと思う。
逆にマイネルグスタフはスタートも良くいったん下げて(下がって?)からの競馬でした。ある程度戦術に幅を持たすことができそうなので、次走も馬券内を外すというようなことが考えづらい感じです。
素直に買いうべきでしょうね。
~おわりに~
このように競馬解雇では、毎週気になった馬のレース分析をしています。
血統、パドック、馬体、展開読み、ローテーション等その他諸々多くの予想ファクターは、その時々の条件で大きくその信頼度を変化させます。
ただし「時計(タイム)」、これはただの結果でしかないので、その中身には揺るぎない事実しかありません。
未来を「想像する」ファクターを使う事前段階として、必ず時計(タイム)の評価は必須となりますので、ここを疎かにすることは絶対にできません。
だって、どこまで行こうが競馬はタイム競争の範疇を超えることはありませんから。
はい、今回も痒い所に手が届く内容になっていれば幸いです。
良ければまた読んでください。それではまた。
※競馬解雇は予想屋ではありません。
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