イリザロフ法による骨延長体験記

さて、今回は彼の手術後の様子を一部紹介しようと思います。
※以下、術後の写真を掲載するため、以下「!閲覧注意!」











こちらが術後間もない写真です。まだ、血が残っております。

術後の写真

金属の棒を直接骨に刺しております。
考えるだけで痛いですが、見た目ほどには痛くないようです。
ひざ下の骨延長の場合、ひざのすぐ下あたりに金属の棒を3箇所刺して、足首のすぐ上あたりにも同様に金属の棒を3箇所刺しています。

ちょうどスネの真ん中あたりをドリルで人為的に骨折させております。

上下の金属の棒それぞれに金属の輪っかをつけて、その輪っか同士を長さの
調整できるもので結合しております。

長さを調整する創外固定器

黒い部分を回すことで器具の長さ(輪っかの間隔)をミリ単位で調整します。
特別なソフトでプログラムされた通りに、毎日数ミリずつ長さを延ばしていきます。

骨折させた部分の隙間がくっつきそうになるのに合わせて、隙間を広げるという作業を繰り返すことで、骨延長がされる仕組みとなっています。

当然、皮膚も延長されるので、延長された分、軸として刺してある金属の棒の穴も広がっていきます。

延長による皮膚の破れ

彼曰く、ここの金属棒、傷の部分から骨髄炎などを引き起こす可能性があるので、そこがこの手術の最大のリスクであるとのことです。
この棒の部分や傷跡は、ばい菌が入らないように毎日消毒やシャワーでの洗浄が必要となります。

以上から、別の記事で書いた通り、衛生管理が徹底されている日本での手術を推奨しているとのことです。
そもそも水道水が飲めるのって日本くらいでは?そう考えると、シャワーの水質が悪くて感染症を引き起こしたら最悪ですね。

凄まじい体験の一部を今回は紹介しましたが、他にもご要望があれば彼に確認して記事にしていきたいと思います。

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