2023ヨーロッパ旅日記(4) リンツは観光というより生活のじかん!
ミュンヘンから次の都市へ移動です。
何回もいうけど23年ぶりの海外だし、公共交通機関で都市間移動したのなんて、20歳のポートランド〜シアトル間以来ちゃうかな。ドキドキしすぎて事前にチェックしてみたら、私鉄Westbahnは早売り?10日前だと半額くらいで買えることがわかって事前にオンラインでチケット購入。当日は、どうやらQRコードを見せるシステム。
荷物スペースのそばがいい(ええスーツケース持った人がいるため)ので、座席グレードアップして荷物の隣の席を確保。こっちの電車は自転車もペットもOKで、それ用のスペースも表示されていたり。(まさに今ウィーンからプラハ移動の隣席にもスコティッシュテリア連れの夫婦らしき2人がいます)
検札はJRの車掌さんが持ってるのよりもすこし小さめの機器1台で、私のスマホのQRコードと座席番号のQRコードを続いて読み込むスタイル。これで確認をしてるぽく、即終了。食堂車もあるし、窓からの景色はまさに世界の車窓からだし、たのしい。電車にWi-Fiあるし。
リンツは、ミュンヘン〜ウィーンの移動が長いのと、もとはチェスキークロムロフへの旅も計画していたのもあったり、あとはAirbnbでかわいいお部屋があったので選んだという、あんまり目的のない目的地。オーストリア第3の都市、人口20万人。ドナウ川のほとり。大きなスーツケース持ってる人いないし、観光客慣れしてないお店の人も多い。ドイツ語だけで英語が全く話せない人も。
Airbnbで予約した今回のお宿(民泊)は、設計事務所のサイドビジネスのようで、おしゃれな間取り&インテリア。中心部からすこし入った住宅街の一角、設計事務所の入っている建物内でした。
あわよくば民泊ノウハウ聞こうと思ってたけど、みんな朝早く(7時くらい?)から真面目に働いておられるので声がけするタイミングがないまま終わってしまった〜。
19時ごろにチェックインして、レストラン探して中庭みたいな緑あふれる席を見つけてごはん。
おすすめを聞いたら豚肉のなんちゃらといわれてそれをお願いする。トラディショナルでポピュラーな一皿だそう。付け合わせの直径10センチくらいのボールが謎。切ると、パンと何かをネリネリしたかんじ。ドイツ語でなんかって教えてもらったけど発音わからなすぎて???のまま。(あとで調べよっと)どうもリンツの人は夜が早そう。私たちが最後の客になっちゃった。
さて、リンツの目的のひとつ、アルスエレクトロニカ。事前にサイトを見てたけど、いまいちよくわからない。先端デジタルテクノロジーを使ったアート?実験的なんか?そんなかんじ。部屋から徒歩10分くらいなんだけど、ミュンヘンでも気になっていた電動キックボードのシェアリングを試してみる。これがもー、なんとも!便利!!!
ラストワンマイル?駅から目的地までの数分、家から駅までの数分、駅から離れたA地点からB地点など、これまでは歩くしかなかったところを、落ちてる電動キックボードを拾ってQRコードを読み込みスタート。返すのも適当に置いてその場の写真を撮ったら終了。ストレスフリー。何社かあるなかで、3日間60分というコースのあるLIMEに決定。その後めちゃくちゃお世話になることに!最初はフラフラだった私も60分が終わる頃にはすっかり慣れました。
で、アルスエレクトロニカ。目玉のDEEP SPACE 8K(映像ショールームみたいなとこ)が、ちょうど英語の回だったので入る。なんか、愛知万博で見たようなかんじの、超クリアでハイクオリティなかんじの…語彙足りなすぎ笑。いやー、あの部屋入るだけで入場料モト取ってるかも。あ、チームラボみたいなかんじ?インタラクティブではなかったけど。異世界。なんか次の時代を期待させてもらったかんじ。ほかには写真をもとにだんだん年齢を変化させるとか、超高精細だから絵画の細部まで見られるとか、気候の変化や環境の変化を見える化してたりとか。子どもも楽しんでた。
その後もLIMEさまさま。移動が急に楽になりました。トラムの乗り放題チケットなども不要。小さい町だしLIMEがあれば困らない。
もうひとつの目的はリンツァートルテ。世界一古いお菓子?とか。リンツの名前がついてるし食べとかないと。カフェのお兄さんが私たちの会話を聞いて「日本語?」と。「おー!日本語!」って返すと、いやいや全然ダメなんだけどと。でも、多くのヨーロッパ人は日本が大好き!みんな日本に憧れてる。行ってみたい。何もかもが美しいんだよね。ちょうどあなたたちがヨーロッパを見てそう思ってるようにね。だって。
部屋にあった洗濯機で、ホストさんに洗剤を分けてもらって洗濯したり、近所のスーパーでパンとハムとチーズを買って朝ごはんにしたり、昼寝したり。ホテルじゃないとこんなに変わるのね。
ドイツはBMWとベンツとアウディとワーゲンの天国で、それも大きめの車をよく見たけど、リンツは車が小さめ。街を歩くとアジア人がいなさすぎて目立つ。見られる。
なんか、おもしろいなー。ミュンヘンはお客さんがほぼ観光客だから、みんなそんな対応。こっちは真逆で、誰?みたいな対応。ドイツ語は数字さえわからないので、アイスクリームを指差しで買っても支払いで困る。わかる人が何人かに1人いて、その人が呼ばれて、ようやくなんとかなるとか、メモに数字を書いてくれるとかもあった。姫路もこんな感じかもなぁと。ハローと笑うだけで歓迎されている感じとか、実感。
最後の朝食はスーツケースゴロゴロひいて、日本ラブ♡の少年のいる店リピート。朝食らしい朝食いただいて(オーストリアのパンは私好み♡)お礼にアルスエレクトロニカに置いてあった折り紙で鶴を折ってプレゼントしたらキラキラした目で、いつか必ず日本に行きます!って。インバウンド営業まで完了笑。
ということで、生活みたいな、休憩みたいなリンツの日々でした。
次はウィーンだ!