2023ヨーロッパ旅日記（3） ビールとソーセージとリモワと。
11時間のフライトの末に、ようやくミュンヘン空港に降りたちました。タイ国際航空でバンコク経由ミュンヘン行き。バンコクで9時間の乗り継ぎ時間をしっかり満喫したおかげもあって、爆睡し続けて朝が来ました。
まずやることはドイツぽい朝ごはんと、eSIM購入&設定と、たっぷりと日本を詰めたスーツケースをプラハ在住の友人・三浦家に送ること。ドイツの郵便局の窓口は店舗の一部を間借りするような営業スタイル。タバコ屋さんの傍にあるそこは、土日は10時からしか開かないとのことなので、朝ごはんとeSIMを先に。断面の見えるサンドイッチを買って手元にきたら倍サイズ。後から考えると、これがドイツの洗礼だったかもしれない。
eSIMはヨーロッパ全域で10GB使えるのにして、購入後すぐに設定。ようやくいつもみたいにスマホを使えるようになってひと安心。当たり前だけど、みんなドイツ語なので読めない文字をGoogleレンズで翻訳してもらったり、いいたいことを英語（英語以外は結果が出てきても発音できない）でなんて言ったらいいんか調べたり、つぎの行き先までの交通手段や所要時間を調べたり。
10時になったので、郵便局で27キロheavyのタグつけられたスーツケースを送る。が。渡された伝票に住所書くのに一苦労。どこに何書いたらいいかわからない。Googleレンズに聞いてもそもそもの単語が違うのかわからない。お店の人に聞いても「チェコの住所なんて私知らない自分で書いて」って突き放されてしまうし泣。受取人の三浦さんにヘルプの連絡をしながらなんとか書きました。事前に調べてたのはEU内は1日で届くと言うことだったと思うのになぜか4〜5日かかると言われるし。無事に着くことを祈って発送完了。
さて、空港に戻り、今回の夫殿のメインイベント「ルフトハンザモデルのリモワのスーツケースを買うこと」へ。ルフトハンザ航空のお店にはルフトハンザマークの入ったモデルがあるんです。ドイツのいくつかの空港でしか買えなくて、しかも到着後に買えるのはミュンヘンだけ。なのでミュンヘン行きなのでした。行ってみたらかなり量が少ない。ていうか3つしかない。でもほしかったものがあったので即決。店に入って1分で決める人。
あっというまに目的達成。
てことで、あとは私の好きなようにさせていただきましょう笑。
（実は、2023年7月がルフトハンザモデルのリモワを手に入れる最後の機会だったってことを後で知ることに。量が少なかったのはそういうわけだった。このときの私たちは知らなかった。あとで、もう一つ買っておけばよかった〜と残念がる夫でした。）
空港からの電車、券売機に一日乗車券があるのに気づいてそれにすることに。2ユーロもプラスしないで乗り放題になってる気がするけどいいんかな。この選択はとてもよかった。その後地下鉄にもトラムにも何度も乗ることになりました。
ホテルはミュンヘン中央駅すぐのところで、アーリーチェックインにも柔軟で、12時ごろなのに（3時間も早い）部屋を用意してくれて助かったー！よくは寝たけど狭いスペースだったのでベッドうれしい。シャワー浴びて地下鉄でマリエンプラッツへ。市庁舎、教会など観光客的見学スポットを押さえる。途中トイレに行きたくなった夫殿、駅に行ったら有料で、小銭も持ってなくてあきらめたと戻ってきてから機嫌悪く、じつはめちゃくちゃ行きたかったらしくて小銭渡して旧庁舎前でぼーっとトイレ待ち。日曜日は閉まっているお店が多い。世界各国からの旅行者が多い。ビールのお店いっぱい。パンのお店もいっぱい。
一度ホテルに戻り衣装替えしてバイエルン国立歌劇場へハムレット鑑賞。写真で見て中に入りたいと思っただけという邪なキモチのため立見席。始まる前に1階の奥にあるバーでシャンパン買って社交場とかしたスペースになじんでみたり、シャンデリアキラキラのところで写真を撮ったり、席の場所は奈落もホール内もいい感じに見えて大感激したり。ここまでは良かった。めっちゃ良かった。幕が開きしばらくは良かった…が、途中休憩でさっと帰ろうと思ってたのに、待てども待てども来ない笑。2時間ほどして間違えて殺しちゃう場面が終わりようやく休憩。っていうか私たちはもう終わりだと思ったくらい笑。よく考えるとあれは休憩だった。
で、ビールとソーセージを目指して近所をうろうろ。8時すぎてもまだまだ明るいミュンヘンのまち。ビールとソーセージとミュニヘナーシュニッツェル。ミュンヘナーはマスタードがきいている。まさにドイツっぽい夜はトラムに乗ってホテルに戻り終幕。
翌朝はなぜか6時起床。時差ぼけかと思ったけど、きのう23時前には寝たんでした。仕事や昨日までのレシートの整理をして、スーツケースの中身を整理してからまちへ。にわか雨。でもほとんど傘をささない人たち。ひどくなると折りたたみ傘を出してる人がちらほら。昨日行けなかった有元さんリクエストのsuperdry極度乾燥（しなさい）というショップで謎の日本語Tシャツを買い、スーパーや100均的な店で買い物したり、ビール&フードも2軒行って16時前の電車でミュンヘンを離れます。
ミュンヘンはどんな時間でもあらゆる人が（若い人も年とった人も観光客も）ビールを飲んでいる。一皿の量がとにかく多い。なんでも多い。ウォシュレットがない。ホテルの紅茶がロンネフェルト。ホテルのアメニティをQRコード→ウェブで注文。どこまでが無料か全然わからない。夜21時ごろまで明るい。朝は日本と変わらない。日が当たると暑いけど、日陰は涼しく過ごしやすい。町中にベンチとゴミ箱がある。のにポイ捨てなくなってない。
いろいろ書いたけど、全体的にとても印象の良いまちでした。
住みやすそう。
次はオーストリア第３の都市リンツです。
あ、ミュンヘンはドイツで第３の都市でした。
まぁ日本で名古屋は実際は３番目ではないんかもしれない（いや、ない）けど立ち位置的に同じってことで笑。