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2023ヨーロッパ旅日記(6) 世界でいちばん美しい都市、プラハ
ヨーロッパ駐在妻経験者の友人とか、常備薬をもらう病院の先生とか、俳句仲間とか、とにかくいろんな人にプラハはいいよ〜! と言われたのが印象的で、どんなまちかと期待が高まっていました。ただ、今回私がこれまでの街みたいにプラハをうまく語れるかどうか?
なんとも不思議なことに、ここは友人家族のいるまち、でした。友人に会うというだけで、そこに泊めてもらうというだけで、これまでの純粋な観光地とはぜんぜんちがう。彼はプラハ日本人学校に赴任して1年と少し。家族でプラハにやってきて暮らしているそのお宅におじゃましました。
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日本人学校とは、海外駐在員の子どもが帰国時にスムーズに日本の教育に戻れるようにする役割だそうで、教科書もカリキュラムも先生も日本と変わらないように配慮されているんですって。現地がみんなバカンスで2ヶ月の休暇をとっていたとしても、日本と同じスケジュールで日本語で日本のカリキュラムを続けていく。私たちがおじゃました日は運動会でした。行事も同じようにやっているみたい。保護者席などのレイアウトとか分刻みの予定表など、見たことのある感じ。先生は3年任期で、いつもフレッシュな日本を持ち込んでくれるってことなんだろう。
そんなチェコだけど日本、日本だけどチェコなお宅に、日本が2人もおじゃまして、ついでに山ほどの日本食やらをお届けしたので、なんか日本です笑。とはいいつつも1年以上お住まいなので、いろいろおすすめスポットにも詳しかったりも。
さらにスペシャルなガイドさんを頼んでくださってて、世界一美しい図書館といわれるストラホフ修道院の中に入って(ほかの人は外からしか見られないので超贅沢)細やかな説明をしてもらったり、プラハ城の中心部聖ヴィート大聖堂の中もみっちり。ステンドグラスの作者(プラハはミュシャのまち!)や意図、建築様式や完成までの歴史、彫刻やこの地に眠る人(ここはお墓でもある!)の話などを聞いて、へ〜〜〜!の連発。これまでサラッと見てきた教会たちにもいっぱい歴史や意図があったよなぁ…と適当に見てきたことを今さら残念がってみたりも。
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プラハはビールのまちでもある(1人あたり消費量はダントツ1位!)ということで、いっぱい歩いた後は友人おすすめの店へ。牛肉のタルタルをニンニクをすりこんだ揚げパンに乗せて食べるお料理(名前わからん)や、ここでも人気のシュニッツェルとともに。私はレモネード。プラハはレモネードが流行ってるのか?定番なのか?このあともずっとレモネード笑。
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プラハは(先日わが夫のウィーンはディズニーランド発言に比べて)激動の歴史を持ちながらも戦火にあっていないためか、まちなみに歴史の積み重なりを感じます。かなり古びた部分や大規模に改修している建物もあったりして、それがまたリアルだったり。ハプスブルク家の統治やナチス支配をはじめ多くの歴史の荒波を、まちを破壊させずに乗り越えてきたチェコの人たち。木々もさくらんぼとかりんごとかベリーとか実のなる木が多くて、釣りに行った夫のごはんは全部近くの木々の実だったそうな。そういう現実的というか合理的というかしたたか(はちょっとちがうかな?)というか、そういう部分が国民性としてあるのが少し見えた気がしました。
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最終目的地となったプラハ、夫は朝から釣りに出かけていなかったので、ひとりでうろうろ。カフェで仕事ぶるというミッションも達成笑。長い長い都市ごとの旅日記はこれで終わりです。
おつきあいいただきありがとうございました。