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中年女性、サロンデュショコラに行く2025
チョコレートが好きだ。
チョコが好きというとスイーツ全般好きという認識を受けやすいが、私は甘いものの偏食が激しく、生ケーキ、ガレット、タルト、植物油脂が多いチョコレート、ショートニングが多いパイ、芋や栗のクリーム、抹茶系スイーツ、パフェなど特に甘いものと乳性脂肪の組み合わせは得意ではなく、進んで手が伸びないもののほうが多い。
だからこそ、バレンタインデーの催事で出るような、ある程度金額で品質が担保されており、一粒の内容物が設計図のように開示された作家性の高いチョコレートの世界に魅了された。
せいぜい2~3センチの小さいチョコレートボンボンは、口に入れると自分の熱で少しづつ溶け、香り、味、触感が美しく遷移し続ける。
カカオバターがメインで作られたチョコレートは植物油脂の独特のべたつきが一切残らない。カカオの余韻が鼻腔に残るのみ。
ショコラティエによって計算されつくされたアトラクションなのだ
この時期は百貨店を中心に様々な場所でチョコレートの催事が開催されるが、新宿三丁目まで実質1駅の東京北部に住む私はどうしても伊勢丹新宿本店で開催されるサロンデュショコラが中心となる。
銀座三越、高島屋のラインナップも毎年熱くサロショとは別の文化圏がある。
チェックしたい気持ちはやまやまだが財力も胃力(?)も追いつかず、無理をして嗜好が反転したら元も子もないため、身の丈にあった範囲で満足している。
本場フランスを中心とした輸入チョコレートもよいが、昨今では国内シェフの活躍も目覚ましく、日本ならではの繊細さとDNAレベルでフィットした素材や製法が五感にフルコミットしてくるのである。
さらに、サロンデュショコラはイートインスペースでその時しか食べられないスイーツや有名飲食店とのコラボメニューが出る。
昨今は世界情勢が目まぐるしく変わり、チョコレートとの出会いは一期一会すべてが奇跡。「今年逃したからまた来年」なんて保証すらないのだ。
そんなわけなのでサロショ中心に2025年食べたチョコレートをこのページをアーカイブとしてしばらくまとめてみることにする。
以下随時更新予定